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ドイツ人の戦争責任感 |
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岡本三夫
(546)投稿日:2005年10月10日 (月) 11時30分
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Yoake様の「ドイツ国民のほとんどの人が現在でも戦争の責任をナチスだけの責任にせず、ドイツ国民の殆どの人が現在でもドイツ人の責任である事を弁えて近隣諸国と接している」という投書についてですが 少しコメントさせて下さい ドイツでは 日本と違い 戦前・戦中のナチス党員と一般のドイツ人を区別することが比較的容易だったため 戦争責任をナチスに押し付けてきたという面は否定できません もちろん ナチスの台頭を許したドイツ国民の消極的な態度についても反省し 周辺諸国との和解に努めて来たことは事実で それなりの評価を受けてきました ところが 5年ほど前に一般のドイツ市民もナチスに負けず劣らず積極的に侵略戦争遂行に加担したのだという趣旨の厳しい自己反省を迫る書物が出版されて ドイツにおける戦争責任論は新しい局面に入っています ドイツにも日本の「靖国礼賛者」「戦争責任忘却族」「自虐論者」顔負けの新ナチス集団がいますが 圧倒的少数派だというところが日本との大きな違いかも知れません 日本と違い 一度ならず二度までも世界大戦に敗れて民族的悲哀を骨の髄まで味わったドイツ国民の平和志向に揺るぎはないと思います ただ NATO軍の一員として限定的な軍事行動にも参加していますので 日本の憲法九条擁護の立場からは問題もあり 掛け値なしに賞賛することはできません ドイツにおける良心的兵役拒否者が年間15万人にも達しているという事実は 若者の間では むしろ日本の憲法九条に示された非武装非戦主義が浸透していることを示唆しているように思います
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□/杉野
(553)投稿日 : 2005年10月10日 (月) 17時43分
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ヒトラーを賛美する言動は、ドイツでは犯罪として取り締まられるのではありませんか。 アメリカも日本人の強制収容所に収容したという戦争中の行為を謝罪しただけでなく、直接その人たちに保証金を支払ったのではありませんか。 なぜ日本は従軍慰安婦や南京事件をはじめとする戦争犯罪についてきちんとした対応ができないのですか。それどころか、歪んだ教科書が堂々と使われる現実にただ絶望しています。 |
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□戦争責任/とほほ
(556)投稿日 : 2005年10月10日 (月) 19時09分
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確かに日本の現況は憂うべきものです。皆様にはまだまだ甘っちょろく思えるかもしれませんが、インターネットの普及により皆様の時代にはなかった闘い方が私たちには与えられています。小数かもしれませんが、若い者の中にもがんばっている人たちは大ぜいいます。
私は残念ながら戦後日本は(私を含めて)加害責任を放置してきたのは間違いであると確信するようになりました、これまで私はドイツとは違ったやり方で日本は戦後民主主義を発展させられると信じていましたし、ドイツのナチス追及に対しては『度が過ぎる、もう十分ではないか、90歳にも100歳にもなろうと言う老人達を追及してどうにかなるものでもあるまい』と考えていた節も有ります。しかし戦争に参加された方々にはつらい思い出かもしれませんが、それをやっていかなくてはならないと思いはじめています。
>ヒトラーを賛美する言動は、ドイツでは犯罪として取り締まられるのではありませんか。
『アウシュビッツの嘘罪』と呼ばれて有名なものです、しかしこれは一般に考えられているような単純な法律ではありません。前田明氏の論文を私のHPに掲載してますので興味のある方はご一読ください。 人種差別思想宣伝について
以下は私の掲示板での論争の一部です。
--- > ラーベの日記には「80万人が逃げた」とありますが、これを否定できますか?
私の担当させていただいた箇所を分析した結果では
私のいう『雲を掴むような話』である、とはこのこともそうですし、百人斬りで象徴されるような、攻略戦途上における虐殺数などは掴みようがないのです。【虐殺数三十万人】と言う数字が決して荒唐無稽な数字ではない事をご納得いただけましたでしょうか?
以下の私の各月の日記検証における総括を再度確認の上私の検証に明らかな誤りが有ればご指摘ください。
また、*****さんの十二月十三日以降の検証にも期待したいと思いますしまた、最初に申し上げましたとおり、南京事件の資料はなにもラーベ日記だけではありませんので他資料と照合した上でより一層の検証が必要である事は言うまでもありませんので、K-Kさんが南京の人口に関する資料もまとめてありますのであわせてご検討のうえ反論・批判等を賜りたく存じます。
と結論できると思いますが、いかがでしょうか?従って80万と言う数字の根拠を掴む事はできませんでした。
ラーベ日記から南京陥落時人口を検証する のスレッドをご確認の上反論・ご批判をお待ちしてます。
> 壊滅した第二総軍や、遺体処理等にあたった陸軍暁部隊などの人数を調べれば良いだけでしょう?
では、広島平和公園の慰霊碑の前で、ここに書いてある死傷者数は荒唐無稽で何ら根拠のある数字ではない、と公言されてみてください。そのときは前もってご連絡いただければ私も拝聴に伺いましょう、ご安心ください私は温厚な性格ですので殴りかかるような事はないです(笑)
> 何のために忘れてはならないのですか?
同じことを二度と繰り返さないためです。同じことを二度とやらせないためです。
> そもそも、戦後何10年もの間沈黙していて、近年になって突然、中国が南京事件を取り上げだしたのはなぜですか?
近年になって南京事件の事で騒ぎ出したは中国ではなく、否定論者です。最近のあまりの否定論者の横暴ぶりや政府関係者の歴史認識の粗雑振り無責任発言や石原慎太郎や小泉無責任参拝、が戦前の大日本帝国が侵略戦争に邁進していった初期課程にそっくりだからです、そのことを恐れているのです、周辺諸国が本当に恐れているのはそうした政権をあまりに安易に容認する日本国民の民度の低さかもしれません。
南京事件は国際的にその発生当初から非難され東京裁判、国民政府軍事裁判、南京軍事裁判でも明らかにされている事件です。
戦後の沈黙は沈黙していたのではなく、国交がなかったからに過ぎません、国交回復後、日本政府は賠償は終ったとして、その責任にほっかむりをしてきました。その上事件をなかった、侵略戦争ではない、などという妄言が中国民衆の感情を著しく刺激し、補償問題となっているのです。 国家賠償と個人補償は異なります。こうした個人補償問題を浮上させたのは中国の責任ではなく日本政府の責任です。
日本とドイツの違いはここにあるのです。日本は国家賠償という形で国家間の問題としてあくまで戦争責任を精算しようとしました、清算ではなく精算です。ドイツは個人補償から戦争責任問題を解決していきました、周辺諸国が日本の賠償を放棄したのは日本の民衆を苦しめないためにです、その見返りが戦争責任放棄であれば周辺諸国の怒りは当然といえましょう
> 科学的調査抜きに事実を主張して通るのであれば、どんなデマゴーグも可能になってしまいます。
何が非科学的な調査なのか具体的に提示してください、貴方は中国研究の内容を知らない、と公言しているに関わらず、それが非科学だという、その根拠として日本歴史学の科学的見解と異なると言う、しかし日本歴史学の見解は決して中国説を否定していない。では貴方は一応曲がりなりにも出版物を発行し責任ある発言をされる立場にある方です。中国の説が非科学であることをきちんと検証してください・
> まず、「原爆資料館が反米感情を形成」しているとはいえません。 > 一方、原爆資料館の展示に科学的根拠が無いという主張があるのでしょうか?
あなたが主張しました(^^; 軍人が含まれているからその数字は荒唐無稽だと。
> 私が主張したいことは、「30万人以上と言う数字は、科学的な根拠に基づくものではない」「裁判の判決は、そのまま歴史学的な真実とはならない」というものです。
改めてお伺いします。「三十万人という数字は荒唐無稽だと」言う発言は撤回されたのですか?慎太郎のようなクズみたいな言い訳をせずにはっきりといってください。 その上で上記論理に従って三十万人の非科学性を論証してください。
科学が実証できないもの、は非科学である、という論理が「疑似科学」そのものであることは、科学者とはいえないにしろその道の専門家である*****さんです、おわかりかと思いますが、、、。
> 問題が無いというのなら、たとえば下記の書籍の発言は、完璧に論破されつくしたと言うことですね? >「逆検定 中国国定教科書 中国人に教えてあげたい本当の中国史」祥伝社 刊
やってみましょう、貴方がその書籍を根拠にまず検証し何を立証したいのかは存じませんが立論されてください、批判があれば批判しますし、賛同できるものであれば賛同します。その前に南京の人口のほう、貴方が言い出したことです、私は私なりに誠意を持って論証をしたつもりです、先にそちらを解決して行きましょう。 |