|
|
|
|
|
[700]書評です
投稿者:のず
(2003年10月19日 (日) 02時31分)
4)までは文庫本であり、特に3)までは興に乗れさえすれば、あっという間にお楽しみ頂けるでしょう。4)になると、話はやや堅くなりますが、エピソード中心の本であることに変わりはありません。5)は映画化もされたジャンヌ・ダルクの裁判の経過を、史料に基づいて忠実に追ったものです。文庫本でこそありませんが、中世人の考え方(特に聖職者)がよく分かる本でもあり、決して退屈はしないと思います。6)は中世の民衆の迷信と、それに対する教会の接し方を紹介している本です。著者自身の考察も加わっていること、また当時の宗教人の理論も解説されていることを考えれば、内容は少し難しいかも知れません。ただ、科学と無縁だった時代の人々の考え方を知る上では良い本であり、ここにお勧めさせて頂きました。7)は「厚い」「高い」「難しい」と三拍子のそろった本です(汗) 中世人にとって「身ぶり」とはどんな意味が込められたものなのかが解説され、また王様や聖職者など、身分によって異なるジェスチャーがあったこと、またその意味などが紹介されています。ナル様の行動を考える上で、役に立つ情報は載っている…のかな? |
|
|
|
|
|
|
|
|