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「我利我利亡者」と「自己責任」 |
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マルマル
(387)投稿日:2005年02月07日 (月) 18時25分
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大山洋一郎 「自己責任」という言葉、胡散臭い使い方です。 情けは人のためらず @他人に情けをかけておけば、いつか自分のためになるという意味です。鎌倉時代から見られる用法。 Aいたずらに他人に情けをかけることは、本人のためにならない。Aは戦後70年代高度成長以降あたりから使われるようになりました。
これが起こることに基づいてあれが起こる。すべての事柄は依存的生起するということを忘れた現実。それぞれの個体も一般的種も含め、生きとし生けるものすべての様相を相互依存の原理と関係においてといたのがお釈迦様です。自分だけ一人孤立して生きれる物ではありません。 相互に助け合うことこそ、人間らしい生き方です。 ところが高度成長以降、日本人は、自惚れてしまい、他人を助けると損をするという考え方になってしまいました。 小泉首相を始め今権力の座にある人はみなそうです。「人を助けてはいけない。その人のためにはならない」という間違った解釈が大手を振って歩き始めました。 我利我利亡者が多くなりました。他をかえりみず、ひたすら自分の利益を追うものとして子どもたちは追い立てられ、小学生時代から受験に駆り立てる。こどもたちは孤立させられて不安を抱えて大人になります。今日本人は果たして多くの国の人たちから尊敬される国民でしょうか。 アメリカが昔は多くの尊敬を集めていた時代がありますが、今は、世界の人々からその我利我利亡者の姿、なりふりかまわず、世界の富の独占使用とする姿に、良識ある国の人々は、みな眉をひそめています。
石原慎太郎。小泉首相。安倍元幹事長を見ていますと、我利我利に取り付かれたもの、「我利我利亡者」のように思えます。「自己責任」とい言葉の裏に冷たいものを感じます。 年寄りの無謀な意見でしょうか。
すべての事柄は
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