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敗戦後間もなく亡くなった従兄弟
マルマル (367)投稿日:2005年01月29日 (土) 08時29分 返信ボタン

大山洋一郎
従兄弟はごく平凡な青年でした。その従兄弟が「ノモハン」で、奇跡的に生き残りました。しかし、「戦死の公報」1939年が届き、彼の葬儀も行われました。
叔母は、息子の死を信じることが出来ず、泣き崩れました。葬儀のとき、「写真がにこりと笑った」といってその死を信じることが出来ませんでした。そして争議の中取り乱し、やりきれない思いがいたしました。
「公報」は間違いでした。しかし、敗戦後帰ってきた従兄弟は、精神的に、病んでいました。あまりにも凄惨な戦争を体験した彼は、生きる希望を失ったのです。
「戦地での支那人は、戦闘員なのか、ゲリラなのか、市民なのか分からない。いつどこから、玉が飛んでくるか分からない恐怖から、村を通過するとき、全村を焼き払った。女、子どもも殺したこともあった。」とぼそりと話していました。
今、アメリカ兵は、その恐怖の中にあるのではないでしょうか。
ブッシュは、暖炉の部屋からぬくぬくと嘘に満ちた言葉「民主主義と自由」を語っています。イラクへの不当な侵略でしかないのに。
日本も戦争指導者は本国の安全なところから「聖戦」を語っていました。「支那チャンコロ」「支那ポコペン」支那人、満人を軽蔑し、差別する言葉、「鬼畜米英」が新聞紙上で踊れました。、抵抗する人たちを匪賊と語りました。そして虐殺しました。
僕の従兄弟は、ごく大人しい、ごく平凡な、商人の一人息子で、叔父たちは跡取りの一人息子として大切に大切に育てました。
しかし、戦後は精神を病み心はずたずたになって帰ってきました。

今戦場にあるアメリカ兵の若者は悲しいかな戦前の日本兵と同じ立場にあるように思います。
アメリカの言う「民主主義と自由」はうそにぬりかめられたこと場です。「聖戦」「神国」を信じ込ませられた日本兵。そして支那人を虐殺し、村を焼き、侵略したのです。その凄惨な現実を体験した従兄弟は、戦後生きることは出来ませんでした。おじや叔母より早く若くして亡くなりました。彼の平凡な平和な生活はずたずたに引きちぎられました。
加害者といて機能した日本人。マインドコントロールされた日本人はその戦争を生鮮として疑うことが出来ませんでした。
今アメリカ兵は時刻の誤った戦争を批判できないところにあります。なんと同じ過ちを人間は繰り返し繰り返しするのでしょう。その同じ過ちを小泉はしているのです。なんという時代がきたのか。若い人たちはなぜ立ち上がらないのか。団塊の世代は、学園紛争で声を上げたではありませんか。の団塊の世代は、何をしているのですか。
我々に問題を突きつけた団塊の世代は金儲けの中でスポイルされたのですか。
僕の血小板は10分の一です。白血球も、赤血球も危ないです。



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