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グルック(5)
グッキー (38)投稿日:2003年03月03日 (月) 07時08分 返信ボタン

 グルックがまず手がけたことは、歌手にその分を守らせることであり、このため
彼は二つの方法をとった。第一は、歌手がオペラの始めから終わりまで、配役の
人物になり切るべきだと主張すること、第二はダ・カーポ・アリアを修正または廃止
することであった。歌手が第一楽節に戻って、馬鹿げた即興歌唱をすることは許されなく
なった。歌手は楽譜どおりに歌うよう指示を受け、当時最もウルサ型の指揮者であった
グルックは、歌手がこの規則をちゃんと守るのを確かめるため、自分で作曲したオペラは
いつも彼自身が指揮した。
 グルックの改革オペラでは、アリアがバロック・オペラに比べてはるかに短く、
レシタティーボの分量がずっと多くなった。レシタティーボは、歌うアリアとは
異なり、吟唱風の高揚したスピーチである。これは舞台の所作と登場人物の性格づけ
を高め、オペラの歌唱部分をつなぐ手段として用いられる。グルックは、伴奏をハープシコードで
演奏する一、二の和音に減らす、古いレシタティーボ・セッコを事実上廃止し、その代わり
として、込みいった器楽演奏をともなう、もっと表現の豊かなレシタティーボ・ストラメンタート
を採用した。彼は序曲を劇の一部とする形式を確立し、リアルな感情表現や性格展開のために
努力し、完全なドラマの一貫性を達成しようと努めた。
 以上すべては、オペラ作曲法としては新しいものであった。グルックは1773年の
メルキュール・ド・フランス誌への手紙の中で、自分のオペラ作法を手際よく要約している。
――「自然を模倣することは、すべての芸術家が自身に設定すべき当然の目標である。
私もこれを達成しようと努力している。私の音楽作品はできるだけ単純で自然であり、
最大の表現力を目指し、背後にある詩の意味を強化しようと努める。イタリア人が
ふんだんに用いるトリル、コロラトゥーラ、カデンツァを私が用いないのは、この
理由による」
 グルックは1777年、ジュルナール・ド・パリ紙に書いた時も、この論点を
再び強調した。――「(私の音楽作品中の)声、楽器、音はおろか、沈黙でさえも、
ただ一つの目標を持つべきであると私は信じた。すなわち、表現するということであり、
音楽と言葉のつながりが密接となり、台本と音楽がいずれを主従ともせず、完全に
平等一体となることであった」
 『オルフェオとエウリディーチェ』は、グルックの他のいかなるオペラよりも、
こうした理想を守っている。筋書きは明確であり(最低限のアクションさえない、
と批判した者もいた)、詩は単純だが高尚であり、音楽はいっさいの余分なもの、
和声の余分さまで取り除いている。グルックは和声を創造するのはあまり得意でなく、
転調では臆病であった。




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