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バッハ(13)
グッキー (14)投稿日:2003年01月28日 (火) 08時17分 返信ボタン

 二百年以上にわたって音楽家は、バッハが『フーガの技法』で対位法について
知られた一切を要約したあと、自身の大天才を付け加え、壮大さと詩情において
唯一無比である作品を創造した、その信じがたいテクニックと創意に接して畏怖
の念に駆られてきた。これはバッハの主要作品として最後のものであり、彼は
これを完成させなかった。巨大な三重フーガを作曲中、彼は対位法に自身の姓を
入れることを決めた(ドイツ方式ではBは変ロ調、Hはロ調の本位記号)。彼の
名前が出現したところで自筆の楽譜は停止する。トヴェイ、リーマンら一部音楽家は
残りを補足してこの作品を完成させたが、これらがコンサートで演奏されたことは
ないし、演奏するべきではない。B・A・C・Hの主題を聴いたあと、フーガ開始
と同時に突然訪れる沈黙に接する感情的ショックは、人間を圧倒する経験である。
 多声音楽はバッハの一側面にすぎない。彼は組曲またはパルティータの名称で
一連の舞踏楽章を、あるいは敬虔なカンタータを、あるいは『ロ短調ミサ曲』や
『マタイ受難曲』のように雄大な音楽を、あるいは壮大な構想と圧倒的な響きを
持ち、手足を縦横に動かさねばならないオルガンのための徹底的な技巧曲を
(これらオルガンのための作品はバロック・オルガンで演奏するべきであり、
決してロマンチック・オルガンで演奏してはならない)、あるいは無伴奏
バイオリンまたはチェロのための複雑な作品を、あるいはショパンとワーグナー
の到来まで色調の強さで比類のなかった『ゴールドベルク』という一連の
ハープシコード変奏曲(とくに25番の変奏曲はすばらしい)を――以上の
音楽をバッハは書くことができたのである。
 バッハの音楽を同時代の作曲家から画然と引き離しているのは、何にも
まして和声の強さである。バッハの音楽精神は全然因襲的ではなく、彼の
作品は意外性に満ちている。予想外のもの、通常の規則からはずれたもの、
その材料からバッハしか発想できなかったもの、で溢れている。例えば
ヴィヴァルディの合奏協奏曲は、主として主和音、つまり支配的ならびに
従属的和音をもとにして進行し、安全圏の中で音調を探究している。バッハ
の音楽では全く新しい和声の言葉が作られる。すぐれた和声感はほとんど
すべての大作曲家の特徴であり、臆病で創意のない同時代の作曲家との格差
をつける要素である。同時代の作曲家の大半が規則に縛られていたのに対し、
バッハは自分が規則を作った。すでに青年時代から、彼は音楽の和声上の
可能性を懸命に調べていた。彼が譴責を受けたのは、このためであった。
聴衆はこのように大胆な音楽になじんでいなかった。アルンシュタットで
当時21歳のバッハは、これまでに「合唱の中に奇妙な変奏部をたくさん
挿入し、奇妙な楽音をたくさん混合した。このため教会は混乱に陥った」
として非難された。年を取るにつれて、彼の和声上の冒険はますます顕著
になった。




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