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- 富山直人 - 2010年06月26日 (土) 10時30分
一般的にはオンロードはオイル、オフロードはガスと言われている。本来サスペンションはオイルの方が優れている。それは
オイルによって減衰力、つまりスプリングの縮みや伸びの作動を制御し、振動を抑える働きをする力がガスより上だからだ。
だが激しい伸び縮みを繰り返すと中のオイルの温度が上昇し、オイルの粘度が変わったりオイルが温度で膨張したり、酷い
場合はオイルが中で沸騰して気泡が発生し固さが変わってしまうからだ。だからサスの動きが激しい悪路を走る
オフロードにはオイルは向かないので比較的安定したアスファルトなどで舗装された道で使われる事が多い。そして
オフロードは悪路なのでサスの動きが激しく中のオイルがそのような変化をする為、あまり向かないのでガスを使うのだ。
ちなみにガスショックの中のガスは窒素ガスだ。窒素はいくら熱しても膨張しないしガスの変化がない。そして分子が他の
気体より大きいのでガスが漏れにくい。だからレースなどではタイヤの温度変化でタイヤ内の空気圧が変わりタイヤの固さが
変わらないように窒素ガスが充填されている。まぁ〜話しはそれたがオイルの方が性能がいいとう事だ。だが私がスクーター
レースをしていた頃はガスを使っていたがな。やはりスクーターレースでも中のオイルの温度が上昇し流動性が増すので
レース後半ではサスが柔らかくなった。だがガスではそのような変化はなかった。だからオンロードでもガスを使って
いたがな。まぁ〜ストリートではあまりその変化は分かりにくい。常にハードに走るわけではないからな。
だからストリートではどちらでもいいと思うぞ。実際私もストリートではこだわりはない。メーカーの信用度、デザインや
カラーリングで選んでいる。
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