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読書日記
<5月10日>
アメリ

題名
作者
出版社
感想

(13) 「ラブホルモン」 坂井恵理




絵が可愛かったので普通のラブコメかと思って読んでみたら、けっこうブルーだった。「本当の愛とは何か?」という重いテーマ。ひー。

近未来の日本が舞台で、出産率低下への対抗策として政府は「ラブホルモン」という惚れ薬を開発するのね。この「ラブホルモン」を使って体だけでなく心まで売春する女の子を、主人公の男が本当の愛で更正させようとする話。

まー結局愛の形は人それぞれ違うよね!というどうでもいい結末だった気がするんだが(難しいからよくわかんね!普通のラブコメがいいヨー…)、1人むかつく女が出てきてねー。愛の定義も人それぞれだから〜と言われれば何も言えないんだが…。主人公の幼なじみのメスなんだけど、主人公に対して「自分のことしか考えてない!」ってなじるんだけど、こいつが一番自分のことしか考えてないという。

これ彼氏さんの本なんだけど、彼氏さんエロマンガとか描くくせにすげーピュアだから、1週間くらいへこんだと聞いて笑った。私が読み終わったあと、「ねーどう思う?これ。こんな可愛い女の子がさー、こんな薬つかって売春するなんてさー。俺すげえブルーだよ。しかも高校生だよ?」とかグチグチ言ってきて、マンガにすげえ感情移入してた。自分で描くぶんには女はヤリマンで平気なのに、こういう非エロマンガで可愛い女の子が愛に希望持てない描写とか読むとへこむらしい。

あと幼なじみの女の子と主人公がドロドロになってく展開とか、「俺の中では主人公と幼なじみはくっつくものだから、ショックだった」とか言ってて笑った。どんなピュアなマンガだけ読んできたんだよ!あだち充の読みすぎだよ!

というわけで、マンガの内容より彼氏さんの反応の方が興味深かったぶっこでした。でもまぁマンガもわりと読めたよ。




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