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■ 初心者の方は、流れ弾にご注意ください。(^_^ゞ ■
チャールズ・フレイジャー:著(土屋政雄:訳)の『コールドマウンテン(上・下巻)』(新潮文庫)にルマットの射ち方が出ていたので転載します。
インマンはルマットの撃鉄に手をやり、先端のレバーを折り曲げてから引き金を引いた。散弾が発射され、その反動で大きなピストルが手から飛び出さんばかりに激しく跳ねた。
ポケットから紙薬莢を取り出し、端を噛み破ると、大きな銃口から火薬を注ぎ込んだ。つぎに散弾を包む紙を銃口にあてがい、付属の小さな込み矢で奥まで押し込んだ。火門座に真鍮の雷管をかぶせ、空き地の真ん中に立って待った。
ルマット(Le Mat Revolver)は、フランス人医師、ジャン・アレクサンドル・フランソワ・レ・マットが
1856年にパテントを取得した銃で、珍しい、弾丸と散弾の両方が撃てる拳銃。詳しくは蔵臼先生の
MONOリスト・GUN講座をご覧いただくとして、確か「コールド・マウンテン」では脱走直後、
インマンが使っていた銃だったかと。フランスの支援を受けていた南軍兵らしいですね。
但しこんな拳銃、将校じゃなきゃ持てないだろうし、どこかでくすねてきたのか?
URL↓蔵臼先生のMONOリスト・GUN講座
映画ではわかりづらいのですが、小説では死体だらけの戦場で、泥をかぶっていたのを見つけて自分の物にします。