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■ 初心者の方は、流れ弾にご注意ください。(^_^ゞ ■
ネットで見ました。カンザスの町のボスのブルース・キャボットは殺し屋を雇って、邪魔な保安官ダナ・アンド
リュースを闇討ちしようとしますが、殺し屋がへまな奴で銃の狙いが逸れて、弾丸は保安官と一緒にいた妻の方を殺し
てしまいます。ここまでがプロローグなので、妻役のコリーン・グレイ(アリゾナの決闘、赤い河)は開巻タイトルの始まる
前に出番が終わってしまいます。
2年後、アンドリュースは、モンタナのグレイト・プレインズの町に鉄道を誘致しようとしている実業家のバート
ン・マクレインに、町の浄化役として雇われます。アンドリュースが現地に赴く駅馬車には、人妻のテリー・ムーアが
乗っています。悪ボスのブルース・キャボットも目指す町に移っており、アンドリュースは彼を殺して亡妻の敵を討つ
決心です。
この映画の出演者が皆懐かしいですね。前記の他、パット・オブライエン、ロン・チェニー・Jr、ライル・ベト
ガー、リチャード・アーレン、ソニー・タフツ、ドン・'レッド'・バリー、ボブ・スティール、といった人たち
で、'30〜'50年代の西部劇でお馴染みだった顔ぶれです。比較的若いのはリチャード・ジャッケルやフィリップ・ケア
リーといったところでしょう。皆さん50代半ばから60代半ばだから、医師や判事とか町の旦那衆などの役回りで、
保安官のライル・ベトガー以外はガン・ベルトを付けた人なんていません。
口の悪いのが、こういう顔ぶれは働き口が少なくて、出演料が安かっただろうから大勢使えたんだろうなどといって
いましたね。主演のダナ・アンドリュースも役柄は40才そこそこという設定ですが、実年令は50代半ばだし、レス
リー・セランダー監督も60代半ばですね。
セランダー監督は西部劇のベテランですが、切れ味のいい作品は余り多くない気がしたけれど、本作などは面白い方
だと思います。始めにゲイリー・クーパーが映画化権を持っていて、出演するつもりだったそうであり、クーパー版も
見てみたかったですね。デフォレスト・ケリーがテリー・ムーアの夫の賭博師役で、女房のヒモ的ダメ男を楽しそうに
演じているのがおかしいです。