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ロバート・ノットさんの「名残のカウボーイ・ヒーローたち」に、バッド・ベティカー監督とセルジオ・レオーネ監督
の対面が、次のように紹介されています。
- ベティカーは70年代のいつ頃だったかに、ミラノ映画祭で監督賞を受けることになった。賞のプレゼンター
に予定されていたのは誰あろう、クリント・イーストウッド主演のスパゲティ・ウエスタン「名無しシリーズ」の名
監督、セルジオ・レオーネその人である。ベティカーはレオーネに会うのが気づまりだった。このイタリア人監督が、
西部についての自分自身の映画像を形成するのに、ベティカーから盗んでいると批評家たちが非難したと聞いて
いたからである。
映画祭が催されるホテルの大階段にベティカーが向かっていた時、よく響く声が「バディ!」と叫ぶのが聞こえ
た。ベティカーが見上げると、恍惚としたレオーネが、抱擁しようと手を伸ばして近づいて来るのが見えた。ベティ
カーに何をいう間も与えず、レオーネは叫んだ。「友よ、私は何もかもあなたから盗んだんだ!」 -
面白いですね。