[323] ある警察官の悔悟
投稿者:びっぐ
投稿日:2022年07月27日 (水) 01時01分
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警察官の中でも特別な資質を持つものしかなれないSPに抜擢された主人公。ある国政選挙で元首相の警備を任される。政治的な事情で長野で演説するはずが急遽奈良に変更になるが、場所は背中が通りに面するなど警備のしにくいところだった。会場が急に決まったこともあり地元の警察との連携もややぎくしゃくしていた中、元首相は選挙カーの上ではなく地上で演説することになった。そして実際に演説が始まった後、聞きなれない爆音が聞こえる。通常の発砲音ではなかったことで反応が遅れた主人公の目に、奇妙な筒を掲げて後ろの通りから近付いてくる男の姿が飛び込んできた・・・。
・・・というわけで、また安直な時事ネタ。今回の事件を警備の現場から描く形を考えてみましたが、イーストウッド&ペーターゼンのザ・シークレット・サービスみたいにその後悔を抱えた警察官が数十年後に新たな警備に挑む、という展開にする手もあるかも。あるいは、現場のほか、事件の数か月前に県警本部長の座に就いたばかりの本部長や、その下の癖のある刑事部長、といった複数の視点を混ぜた警察の群像劇にする、とか。
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