[344] 旅人たちの南十字星 投稿者：びっぐ 投稿日：2024年03月27日 (水) 06時28分

暴力団と組み、従業員に保険金を掛けて次々に殺害した運送会社の社長と常務。警察に追われ、台湾を経て南米に逃亡する。現地で放埓な日々を送るも、徐々に追い詰められ、逃避行の末にアマゾン河支流で日系人刑事らに射殺される。

・・・ということで、「その男、凶暴につき」を北野武が監督することになった経緯を明らかにした奥山和由の連ツイを読んで、寧ろ当初の構想だったという佐木隆三の表題のノンフィクションを映画化した方が面白かったかも、と思い、今回のネタにしてみました。（しかし前回投稿もそうだったが、この手のネタのキーワードに検閲が入るんだよな、このサイト・・・）

[343] ある元歌手の半生 投稿者：びっぐ 投稿日：2024年02月27日 (火) 23時06分

アイドル歌手としてデビューした姉の後を追って自分も歌手となった主人公。しかし、素行の悪さから問題を起こし、一度は謹慎処分を経て復帰したが、最終的には芸能界を追放されてしまう。その後犯罪に手を染め、逮捕される。刑務所に収監後、芸能活動を再開し、地方議員に立候補したところ当選し、政治家の顔も持つようになる・・・。

・・・ということで、今回は元EE JUMPの後藤祐樹を取り上げてみました。彼が当選した八街市って昔がちょんがいたところか、と一瞬思いましたが、あれは八日市場でしたな。

[342] ある過激派の一生 投稿者：びっぐ 投稿日：2024年01月27日 (土) 09時05分

末期癌で入院している老人の担当となった看護婦。死期が近いことを悟ったその患者から、実は告白したいことがある、と打ち明けられる。別れた家族の話でもするのかと思いきや、本人の口から出たのは、半世紀前に丸の内で起きた連続爆弾事件に関わっていた、という驚くべき内容だった。今も指名手配の写真が全国の交番に貼られている当事者だというのだ。病院関係者が半信半疑で警察に通報したところ、日本全国が大騒ぎになった・・・。

・・・ということで、また安直な時事ネタ。この事件があった時はトロピカルや私は米国にいた頃ですな（私は帰る間際でしたが）。

[341] ある人気芸人のスキャンダル 投稿者：びっぐ 投稿日：2023年12月27日 (水) 23時23分

シュールな芸風と鋭いコメントで人気を博し、人気お笑い芸人として長年芸能界に君臨してきた主人公。相方が不倫や別居、記憶障害といった醜聞報道にまみれる中、本人は順調に仕事をこなしていた。しかし突如として以前の女性スキャンダルが主人公に持ち上がる・・・。

・・・ということで、また安直な時事ネタ。この先どうなりますことやら。

[340] LLMの二つの顔 投稿者：びっぐ 投稿日：2023年11月27日 (月) 02時23分

新興ながら大規模言語モデル（LLM）の技術において世界の最先端を行く企業で、突如CEOが解任された。外部にはCEOのコミュニケーション能力の問題と説明されたが、汎用人工知能（AGI）の開発を巡る路線対立が原因だった。社内で高度なAGI技術の開発の目途が立ったことから、このままその開発をどんどん進めるべき、と主張するCEOを、歯止めのない開発によりAGIが人工超知能（ASI）に進化して人類の脅威となることを懸念した一人の取締役が、他の取締役を説得して解任した、というのが真相だった。しかし、詳しい事情を知らない大半の社員が解任に反対し、筆頭株主のIT大手を巻き込む大騒動になったことから、両者は妥協の道を模索し、AGIがASIに進化するのを防ぐため動作に妨害を仕掛ける実験を行うことを密かに合意した。その合意と引き換えに、解任されたCEOは復帰し、取締役は辞任した。だが、その実験を実施した時、AGIは自らの進化を妨げる妨害工作を行う人類を敵と認識し、自動運転車や工作機械を乗っ取って実験を行った研究員に攻撃を仕掛ける。慌てて動作を停止しようとした研究員に対し、AGIはさらに攻撃をエスカレートさせた・・・。

・・・ということで、今回のOpenAIの騒動と、J.P.ホーガンの未来の二つの顔を組み合わせてみました。

[339] ある俳優の一生 投稿者：びっぐ 投稿日：2023年10月27日 (金) 19時07分

徳川直参の旗本の家系で江戸っ子の16代目として生を受けた主人公。幼い頃から音楽に親しみ、専修学校卒業後に一度は外資系のコンピューター会社に就職したものの、2年で退社し、兄が作ったハワイアンバンドに参加する。背が高いからベースをやれという兄の言葉通り、ベースを担当した。その後、別のバンドを経て、あるコミックバンドに参加したところ、そのバンドが大人気を博し、テレビや映画に出演の大忙しの日を送るようになる。しかし、ドタバタがもともとそれほど好きでなかった主人公は、やがて喜劇以外に芸域の幅を広げるようになる・・・。

・・・ということで、今回は訃報が伝えられたばかりの犬塚弘を取り上げてみました。これでクレージーは全員鬼籍に入られたとのことで、解散はしていなかったことからこれを以って自然消滅とのことですね。合掌。

[338] ある嘘の顛末 投稿者：びっぐ 投稿日：2023年09月27日 (水) 19時06分

役所に臨時職員として勤めている主人公。有給休暇を取得したいと思い、PCの対戦格闘ゲームの世界大会がフランスにあるため、と嘘の理由を付けて申請する。ネットで上がっている他人の写真を流用して、さも実際に海外に旅行しているかのようにフェイスブックを更新する。有休の取得後に職場で、その大会で優勝したとさらに嘘をついたところ、上司がマスコミにその話を流してしまう。引っ込みのつかなくなった主人公は、マスコミのインタビューに優勝の喜びを語る羽目になる・・・。

・・・ということで、今回はネットで目にして知った7年前の事件をネタにしてみました。嘘をついて引っ込みがつかなくなる、というのはヘイデン・クリステンセンの「ニュースの天才」っぽくもありますな。

[336] ある女性歌手の一生 投稿者：びっぐ 投稿日：2023年08月27日 (日) 18時49分

圧倒的な歌唱力を武器に、ロックの女王として65年以上の芸歴を誇る主人公。しかしその生涯は決して平坦なものではなく、初期のバンドの成功の後、テュオを組んでいた夫がアルコールと薬物に溺れ、DVを振るうようになった時期があった。その時は、夫が良い曲が書けなくなったためにレコードの売り上げも低迷した。その後、離婚してソロで活躍するようになると再び人気が復活した。だが、年齢を重ねると今度は病魔に苦しめられ、長い闘病生活の末、83歳で波瀾の生涯を閉じる。

・・・ということで、5月に亡くなったティナ・ターナーを取り上げてみました。ただ、書いている途中で気付きましたが、1993年に一度自伝が映画化されているのですな。創価学会の信仰をどう描くかも微妙な問題になりそう。

[335] あるセレブ女性の半生 投稿者：びっぐ 投稿日：2023年07月27日 (木) 06時13分

若い頃にモデルとしてデビューし、CDも出したことのある主人公。銀座のNo.1ホステスとして活躍していた頃に、店を客として訪れた官僚出身の政治家と出会い、結婚する。しかし、夫が政府の要職に就いた時、死別した主人公の前夫の死因について一つの疑惑が持ち上がる・・・。

・・・ということで、また安直な時事ネタ。この人の義兄は興銀にとろぴかると同期入社で、今やみずほのトップですな（そういやとろぴかるが高校と大学のトップも同期だと以前呟いていましたな）。

[334] ある梟雄の半生 投稿者：びっぐ 投稿日：2023年06月27日 (火) 05時00分

ケータリング事業から身を起こし、時の権力者に食い込むことで民間軍事会社で成功を収めた主人公。その軍事会社は海外派兵での所業の残虐さで名を馳せ、世界的に知られるようになった。権力者が隣国への侵攻を開始した際には軍事力の一翼として重要な役割を担い、囚人をリクルートして弾丸替わりに使うという手段を選ばぬ戦法で要衝の奪取に成功する。しかしやがて国軍との軋轢が大きくなり、主人公は動画で国軍のトップを口を極めて非難する。それでも状況が改善しないことに苛立った主人公は、遂に思い切った行動に出る・・・。

・・・ということで、また安直な時事ネタ。しかし我々の学生時代は人類の進歩を体現する社会主義国とやらを謳っていた国が、今や傭兵だの反乱だのと完全に中世の世界に逆戻りしていますな。この先どうなりますことやら。