[192] ある独裁者の運命 �V 投稿者：びっぐ 投稿日：2012年05月27日 (日) 20時27分

有力政治家を父に持つ主人公。指導者に対する弾劾の嵐が吹き荒れたとき、その父も批判の矢面に立たされ、主人公は父に鉄拳制裁を加えることを余儀無くされる。しかし、時代の変化とともに父が再び政治家として活躍しはじめると、その引き立てで主人公も二代目政治家の道を歩み始める。やがて地方の指導者という地位に就いた主人公は、首都から離れたことに当初は鬱屈した気持ちを抱いたものの、任地での実績をバネに中央政界のトップ入りを果たそうと気持ちを切り替える。だが、功を急ぐあまり、過度に独裁的かつ復古的な施政を行ったため、逆に中央政界から警戒されるようになる。そこへ、子飼の部下が外国の領事館に逃げ込むという事件が発生する。そして明らかになったのは、主人公の妻が恐るべき犯罪に手を染めていたことだった…。

…ということで、今回も（少し前になりましたが）時事ネタ。

[194] ある独裁者の運命 �W 投稿者：びっぐ 投稿日：2012年07月27日 (金) 01時51分

若手弁護士としてTVの法律番組に出演し、人気を博した主人公。他のバラエティ番組にも出演するようになり、タレントとして活動する一方、数々の舌禍事件も引き起こす。やがて自らの人気を武器に政界進出に乗り出し、見事に知事の座を射止める。しかも、それには飽き足らず、事実上の政党を結成し、中央政界をも震撼させる。だが、足下の行政での独裁的な手法や、歯に衣を着せぬ発言により、敵に回した人たちも少なくなかった…。

…この人も独裁者と呼んで良いのかという疑問はありますが、ハシズムと言われるくらいだから良いのかな、と。この先どうなりますことやら。

[193] 17年の逃亡生活 投稿者：びっぐ 投稿日：2012年06月27日 (水) 20時15分

を経た主人公は、同じく逃亡生活を続けていた2人が、一人は自首によって、もう一人は垂れ込みによって捕まったのを見て、急遽姿をくらまそうとする。しかし、とあるネットカフェに入ったところ、店員に怪しまれる。その店員の通報を受けた捜査官が別人と判断したことから、一旦は虎口を逃れたかに思われたが、店員が粘り強く食い下がったことにより、遂に命運が尽きることになった…。

…ということで、また安直な時事ネタ。この捕まる時のエピソードは映画っぽいですな（実際、結構話題になりましたが）。

[191] ある独裁者の運命 II 投稿者：びっぐ 投稿日：2012年04月27日 (金) 23時13分

二代目独裁者の三男として生まれ、少年期にスイスに極秘留学していた主人公。当初父親の後継者と目されていた兄二人が相次いで後継レースから脱落した結果、次代指導者としての地位を確立した矢先、父親が病死する。国際社会を相手に瀬戸際外交を繰り広げていた父親や祖父の手法を踏襲し、周辺国からの反対圧力を押し切って長距離ミサイルを発射するが、それは失敗に終わる。しかし、彼はまだ次の策を秘めていた…。

…ということで、今回は金正恩を取り上げて見ました。この先どうなりますことやら…。

[190] ある独裁者の運命 投稿者：びっぐ 投稿日：2012年03月27日 (火) 23時58分

独裁者の次男として生まれ、英国で眼科医の道を歩んでいた主人公。父親の後継者と見做されていた兄が交通事故で死亡したことで運命が一変する。母国に戻り父の後継者としての道を歩み、父の死後は実際にその地位を継ぐことになった。一時期は開明的な政策と英国育ちの妻を娶ったことで母国の近代化に尽力するかに思われたが、周辺国で相次いだ民主化の動きが国内に飛び火したことにより、一気に強硬路線に舵を切る。反体制派を容赦なく弾圧し、眼科医出身にも関わらず、その眼を抉り出すという残忍な拷問も行った。国際社会の非難をものともせずにそうした弾圧を進めた裏には、国内少数派宗派出身という焦りと、父親の強権支配を見習え、という母親からの圧力があった…。

…ということで、今回はシリアのアサド大統領を取り上げてみました。我々と年齢があまり変わらんのですな、この人。この先どうなりますことやら…。

[189] ちりぬるを 投稿者：びっぐ 投稿日：2012年02月27日 (月) 20時30分

大手企業を退職して投資顧問会社を立ち上げた主人公。オプションを使って収益を上げるという手法を売りに、他社との差異化を図った。精力的な営業が効を奏して年金からの受託資産は拡大していったものの、独自の投資手法は早々に躓き、運用資産を大きく目減りさせてしまう。それに対して主人公が取った対策は、実態を隠し、安定した収益の数字をでっち上げてさらに受託資産を拡大していく、というものだった。しかし、ある専門家がその数字に疑問を抱いたことをきっかけに、その砂上の楼閣は崩壊の時を迎えることになった…。

…というわけで、また安直な時事ネタ。ヤクザが絡んでいるという噂もあり、この先どうなりますことやら。ちなみにタイトルは中井貴一の父ちゃんが出た昔の映画に掛けておりまする。

[188] ゾンタランド 投稿者：びっぐ 投稿日：2012年01月27日 (金) 20時33分

気軽にドライブしていた主人公たちは、ふと、辺りの様子が見慣れぬ風景になっていることに気付いた。元来た道を引き返そうとしても、なぜか行き止まりになってしまっている。GPSもまるで役に立たず、もはや自分がどこにいるか分からない。実は彼らは、ゾンタランドというパラレルワールドに彷徨い込んでしまったのだ…。

…すみません、今回は（も？）手抜きです。ゾンビランド（まだ見ていない）をぱくったタイトルだけ思いついたのをそのまま上げてみました。続きは皆様でご自由にお考え下され。

[187] ある劇作家の生涯 投稿者：びっぐ 投稿日：2011年12月27日 (火) 22時42分

劇作家として名をなした主人公。民主化に踏み出した祖国に、ソ連の戦車が押し寄せるという悲劇が訪れる。その後の体制に対する反対活動を続け、幾度となく投獄の憂き目に遭う。しかし遂に、世界情勢の変化によって共産主義体制は瓦解し、彼は民主化後の初代大統領となる。しかしその後に待ち受けていたのは、祖国の分裂という事態だった。

…というわけで、今回は先日亡くなったヴァーツラフ・ハヴェルを取り上げてみました。そういや共産主義が終焉する直前のチェコスロバキアに卒業旅行で行ったんだよな…（遠い目）。

[186] ある創業者の半生 投稿者：びっぐ 投稿日：2011年11月27日 (日) 17時29分

ヒューレット・パッカードの夏季インターンシップで気の合った友人と、ただで電話を掛ける装置を開発して売りまくるというビジネスを手掛けた主人公。やがて大学を中退し、その友人と共同で会社を設立する。社名はビートルズの会社と同名のものが付けられた。主人公はその会社の最初の製品であるマイクロコンピュータをほぼ独力で開発し、続いてやはり彼が独力で開発した後継機は世界的大ヒットとなった。その時まで彼はヒューレット・パッカードでも働いていたが、そちらは退社し、自分たちの会社に専念するようになる。ほどなくして彼らは会社を上場させ、主人公は莫大な創業者利益を手にした。だが、発展する会社の中で自分の居場所を見失っていった社員番号1番の彼は、退社する。ほぼ同時に、一緒に会社を立ち上げた社員番号0番の友人も、自らが招いた炭酸飲料会社出身の社長に追放される。だが、その友人は、12年後にその会社に復帰し、傾いていた事業を再建し、次々に産業を塗り替える製品を放って会社の時価総額を世界一に押し上げ、天才経営者の名をほしいままにした。根っからの技術者で経営者ではない主人公は、一般人としての立場からその成功を見守っていた。だが、主人公より5歳年下のその友人は、50代半ばで癌のためにこの世を去ってしまう。

・・・というわけで、猫も杓子もスティーブ・ジョブズを話題にする中で、敢えてスティーブ・ウォズニアックを取り上げてみました。

[185] ある外国人社長の苦闘 投稿者：びっぐ 投稿日：2011年10月27日 (木) 12時23分

名門日本企業で辣腕を振るうことを期待されて初の外国人社長に登板した英国人の主人公。会長との協力関係のもと、経営は順調に滑り出したかに思えた。しかし、数ヵ月後、ある月刊誌のスクープ記事を日本人の知人から知らされ、愕然とする。それは、会長の特別背任をも示唆する不正経理が過去にあったという記事だった。しかも、社内では自分にはこの記事のことは知らせるなというお触れが密かに出ていたことを知る。この問題を取り上げたことにより、就任後わずか半年で、文化の違いを名目に社長を解任されることとなった。しかし、これは彼の闘いの幕開けに過ぎなかった…。

…というわけで、また安直な時事ネタ。この先どうなりますことやら。ちなみに、覚えている人はいないと思うが、この会社のカメラが私の学生時代の愛用機だったりする。