[209] ある政敵2人の運命の交錯
投稿者:びっぐ
投稿日:2013年07月27日 (土) 14時31分
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70近くになる主人公は、20歳年上の老人から自宅で一緒にお茶をするように招待を受け、驚く。かつて老人は大統領として戒厳令を敷き、主人公が率いる民主化運動を弾圧した人物だったからだ。しかし主人公は招待を受け、老人の家に赴く。その間、当時の民主化運動と弾圧、その後の民主化の進展、主人公の大統領への就任、老人がかつての弾圧の責任を問われた裁判、その裁判での大国の介入を防ぐためのやむを得ない措置だったと主張する老人の姿、といった回想シーンをカットバックとして挟む。相手の家に到着した主人公は和やかなひと時を過ごし、今度は老人を自分の家に招待した上で別れを告げる。
…ということで、今回はhttp://www.thenews.pl/1/9/Artykul/105835,Walesa-takes-tea-with-former-communist-leaderの話を取り上げてみました。ちなみに、既にワイダがワレサの半生を映画化しているようです。ポーランドの騒乱は我々の中高時代と重なりますが、もはや遠い過去の歴史のひとコマですな。
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