[240] ある大女優の一生 投稿者：びっぐ 投稿日：2015年11月27日 (金) 04時02分

経済的な理由から、14歳で映画会社入りした主人公。その美貌からたちまち注目されるようになり、同盟国との合作である国策映画に出演して国際的な人気を得る。戦後も巨匠が監督する映画に次々と出演し、大女優としての地位を確立する。しかし、不惑を過ぎた頃、彼女が女優としての地位を確立する上で最も貢献した監督の死を契機に、突如引退してしまう。その後表舞台に復帰することはなく、世紀の変わり目を過ぎて久しい頃、彼女の訃報が流れる。半世紀以上前に表舞台から姿を消した女優の死であるにも関わらず、マスコミはこぞって大きく報じた…。

・・・ということで、また安直な時事ネタ。まあ、今敏の千年女優は彼女をモデルにしているという話ですが。

[238] ある2人の歌手の半生 投稿者：びっぐ 投稿日：2015年10月27日 (火) 21時08分

12歳で同じ学校の級友として出会った2人。他にもう1人を加えてバンドを結成する。さらに片方の弟を含むもう2人を加えて5人組のバンドとなり、本格的なデビューを狙う。しかしその夢を果たせず、結局残った2人がバイトなどで食いつなぎながらその夢を追うことになった。やがて運命の女神が2人に微笑みかけ、ついにあるレコード会社との契約に漕ぎつける。デビューシングルは不発だったものの、二番目のシングルから人気を博し、一躍世界的なアイドルポップデュオとしての地位を確立する。しかしわずか5年後には人気絶頂の中解散してしまう。2人のうち片方は音楽活動を継続したが、もう片方はレーサーを目指すなど、それぞれ別の方面に進む。ただ、後者はレーサーとしては成功せず、音楽の道に戻ろうとしたがそちらも上手くいかなかった。一方、音楽活動を継続した前者はソローシンガーとして成功を収めたものの、犯罪を起こして逮捕され、刑務所に収監されてしまう。その間、2人のバンドの再結成の話は浮かんでは消えたが、それが実現することはついになかった…。

・・・ということで、今回はTZCの「進め若夢」の元ネタにもなった（？）ワム！を取り上げてみました。ツイッターで流れていた2人の最近の写真に衝撃を受けたので。まあ、再結成はひょっとしたら今後あるかもしれませんが。

[237] ある女優の一生 投稿者：びっぐ 投稿日：2015年09月27日 (日) 19時50分

大学時代にスカウトされ芸能界デビューした主人公。女子大生タレントの走りとなったが、そのイメージがいつまでも付き纏ってやがてキャリアが低迷する。しかし、話題となった不倫小説のドラマ化の際に主人公の役を射止め、体当たりの演技で話題を呼ぶ。その裏には、判事だった父の退官まで過激な露出は控えていた、という主人公なりの思いもあった。その後は女優として活躍するほか、ワイン通という趣味の面でも知名度を高める。しかしいつしかその体には病魔が忍び寄っていた。それに対し主人公は、民間療法で対処しようとするが…。

・・・ということで、また安直な時事ネタ。しかし、我々の学生時代に若手タレントとして活躍していた人がどんどん鬼籍に入っていく時代になりましたな。

[213] ある野球選手2人の運命の交錯 投稿者：びっぐ 投稿日：2013年11月27日 (水) 05時27分

とある夏の甲子園。決勝戦は投手戦の様相を呈し、延長までもつれ込んだが、15回まで行っても決着が付かず、翌日37年ぶりの再試合となった。その再試合では片方の投手が打席に立ち、それをもう片方の投手が三振に打ち取るという劇的な幕切れとなった。打ち取った投手はハンカチで汗を拭う姿も話題を呼び、一躍時の人となった。彼はその後大学に進学し、大学野球でも活躍した後プロ入りする。一方、打ち取られた投手は高校卒業後すぐにプロ入りする。
あの甲子園の激闘から７年後。そこには、開幕からのシーズン24連勝に前年からの28連勝という大記録を打ちたて、チームを日本一に導いた投手の姿があった。その投手は、沢村賞の受賞記念会見で、自身の甲子園での三振をようやく振り払うことができた、と述懐した。一方、打ち取った投手はその年に大不振に陥り、ほとんど二軍で過ごしていた…。

・・・というわけで、ベタですが、ハンカチ王子とマー君を取り上げてみました。

[235] ある政治闘争の幕開け 投稿者：びっぐ 投稿日：2015年08月27日 (木) 04時10分

北京の高速道路を疾走するフェラーリ。運転しているのは若い男性で、女性2人が同乗していた。そして、3人とも裸だった。車内の乱痴気騒ぎが最高潮に達した瞬間、男はハンドル操作を誤り、壁に激突して即死する。この交通事故が、やがて中国全土を震撼させる政治闘争の前触れとなることにその時気づいた者は誰もいなかった…。

…この事故はいかにも映画のオープニング的なエピソードという感じなので、今回のネタにしてみました。叔父は機密文書持って米国にとんずらこいたようで、この先どうなりますことやら。

[234] ある経営者の一生 投稿者：びっぐ 投稿日：2015年07月27日 (月) 01時37分

高校時代に外資系のコンピュータ会社に自作ソフトを送り、そのクオリティの高さに驚かれるなど、早くから天才プログラマーとして活躍していた主人公。理系の国立大学に進学し、卒業後、それまでアルバイトでプログラムを書いていたソフトウエア開発会社にそのまま就職する。しばらくしてその開発会社が倒産状態になった時、協力関係にあった大手ゲーム機メーカーが再建支援の条件として要求したのが、主人公の社長就任だった。期待に応えて主人公は見事な経営手腕を発揮し、会社を立て直す。やがて主人公はその大手ゲーム機メーカーにスカウトされる。入社して僅か2年後に若干42歳で社長に就任した主人公は、数々の伝説的なヒット商品を飛ばし、ゲーム機メーカーの業績を大きく伸ばす。だが、業績がピークに達した後にトレンドを見誤り、会社は一転して苦境に陥る。何とか立て直しを図る主人公だったが、その身体には知らぬ間に病魔が忍び寄っていた…。

…ということで、今回は任天堂の岩田社長を取り上げてみました。実は私はこの人のことをあまりよく知らなかったのですが、ロシアの日本大使館に献花する人がいるなどむしろ海外でファンが多かったようですな。

[233] ある悪党の一生 投稿者：びっぐ 投稿日：2015年06月27日 (土) 15時12分

少年時代から悪行を積み重ねてきた主人公。殺人の罪でNY州の重警備刑務所で服役していたが、それまで牢を破られたことの無かったその刑務所を、女性職員をうまく誑し込むことにより、別の殺人犯と共にまんまと脱走する。逃亡経路に使われたパイプには、「よい一日を！」というイラスト付きのメモが残されていた。しかし、3週間に亘る逃避行の末、カナダとの国境近くで警察に追い詰められ、銃撃戦の末その一生を終える。

・・・ということで今回はNYの脱獄囚を取り上げてみました。絵に描いたようなどうしようも無いワルですが、我々と同年代で、誕生日の翌日に射殺されたのですな、この人。

[232] ある事業家の半生 投稿者：びっぐ 投稿日：2015年05月27日 (水) 04時06分

高校卒業後に静岡から上京し、ホストになった主人公。商才を発揮し、3店舗を任されるようになる。その後独立し、低価格のテレフォンクラブを始めて話題を呼ぶ。その後も様々な形態の風俗店を出店し、いつしか風俗王と呼ばれるようになる。しかし、恨みを抱かれたライバル店の元経営者から神戸のテレフォンクラブに放火され、客が死ぬという事件が起こる。またその数年後には風営法違反で自らが逮捕される。さらに、主人公が根城としていた新宿歌舞伎町では、彼に代表される風俗業界が猖獗を極めたことへの反動から、町の浄化運動が活発になる。それを機に主人公は表舞台から姿を消すが、依然としてグループの実権を握り、またも新しい形態のビジネスを展開していく・・・。

・・・ということで今回は、しぇげなの調査を機に浮かび上がったロボットレストランの影のオーナーと言われる人物を取り上げてみました。

[231] ある歌手の一生 投稿者：びっぐ 投稿日：2015年04月27日 (月) 02時49分

高校時代に当時大学生だった4歳年上の男に出会い、音楽への道を志した主人公。その男はスターの息子で、自らも大学卒業後に映画俳優としてデビューするとともに、シンガーソングライターとしても活躍するようになる。後を追うように主人公もバント活動を始め、一世を風靡する名曲を書く。バンドブームが廃れた後も音楽活動を続けるが、五十代に入って癌を患う。一度は寛解したものの、再び再発し、声帯を摘出する手術を受ける。闘病生活を続ける中、主人公はある決意をする・・・。

・・・ということで、今回はTZCにも曲を提供してくれた（？）加瀬邦彦氏を取り上げてみました。合掌。

[230] ある女優の決意 投稿者：びっぐ 投稿日：2015年03月27日 (金) 23時41分

米国で女優としての活動を続けていた主人公。舞台やインディペンデント系の映画に出ていたものの、特に名を馳せたわけではなく、数多いる無名に近い存在に過ぎなかった。ある日、極東の島国での連続ドラマの主演女優のオーディションの募集が彼女の目にとまった。思い切って応募したところ、見事主役の座を射止める。しかし、それまで行ったこともなく、言葉も話せない国での国民的ドラマの主役を演じるということには、予想を超える苦労が待っていた…。

・・・ということで、今回は明日最終回のマッサンのシャーロット・ケイト・フォックスをネタにしてみました。果たしてとろぴかるは彼女の存在を知っているのだろうか・・・。