[354] ある監督の一生 投稿者：びっぐ 投稿日：2025年01月27日 (月) 01時23分

生まれつき奇形を患った19世紀の英国に実在した人物の数奇な運命を映画化してヒットさせた主人公。同映画はヒューマニズム溢れる作品と評価されたが、実は主人公の本領はカルト的な演出と映像作りにあった。その後、数々のドラマや映画でその本領を発揮して、やがて「カルトの帝王」と呼ばれるようになる。自身も自分の作品に出演したほか、有名監督の自伝的映画ではジョン・フォードを演じた。しかし、長年の喫煙がたたり、晩年は肺炎で苦しむ・・・。

・・・ということで、今回はデビッド・リンチを取り上げてみました。合掌。

[353] ある元アイドルの一生 投稿者：びっぐ 投稿日：2024年12月31日 (火) 13時42分

若い時に過激な演出のドラマに出て、ツッパリ気味のキャラクターで有名になった主人公。持ち前の美貌もあってたちまちトップアイドルに上り詰める。その後、歳を重ねる中でも女優としてのキャリアを築き上げた。私生活では芥川賞作家と結婚した後に離婚する。妹もアイドルから女優という同じ道に進み、共に50代を迎えたある日、思わぬ事故が主人公を襲う・・・。

・・・ひさびさに27日より遅れてしまいましたが、ということで今回はミポリンを取り上げてみました。しかし50代のこういう事故って本当に他人事ではないですな。合掌。

[352] あるコメディエンヌの一生 投稿者：びっぐ 投稿日：2024年11月27日 (水) 08時39分

コメディアンで俳優だった父親と、ダンサーでモデルだった母親のもとに生まれた主人公。11歳の時に父親を亡くしたのを機に、ハリウッドへ居を移す。その後は役者を目指してニューヨークに渡って演技を学ぶ。順調にキャリアを積み重ね、コメディエンヌとしての才能も発揮する。その一方で、フランケンシュタインを元ネタにしたコメディ映画や、深宇宙を探索する宇宙船を描いたテレビシリーズ、および、地球を訪問した異星人と人類との遭遇を描いた有名映画監督による作品に出演したことで、SFファンの間にもその名を残すことになった。80歳目前でその生涯を閉じる。

・・・ということで、今回はテリー・ガーを取り上げてみました。あまりネタがないので文章はWikipediaから結構パクりました。合掌。

[351] ある俳優の晩年の泥沼劇 投稿者：びっぐ 投稿日：2024年10月27日 (日) 11時48分

美男子として一世を風靡したフランスの映画スターでありながら、闇社会とのつながりや素行の悪さなど黒い噂の絶えなかった主人公。晩年には脳卒中を患って不自由な体となり、かつての従業員だったパートナーの日本人女性に面倒を見てもらう羽目になる。しかしその女性が主人公を虐待しているのではないか、と主人公の家族が訴え、莫大な遺産を巡る思惑も絡んで事態は泥沼劇に発展する・・・。

・・・ということで、今回はアラン・ドロンを取り上げてみました。合掌。

[350] ある俳優の一生 投稿者：びっぐ 投稿日：2024年09月27日 (金) 01時28分

俳優を父に持ち、自らも俳優となった主人公。子供の頃は吃音がひどく、ほとんど喋らなかったが、演技のレッスンを通じて吃音を克服し、軍隊や大学を経て俳優となった。スタンリー・キューブリックの映画でデビューしたが、セリフが大幅にカットされてしまう。その後、美声を買われてあるSF映画シリーズの悪役の吹き替えを担当したことで有名になったが、それ以外にも様々な映画に出演し、93歳で生涯を閉じる。

・・・ということで、今回はジェームズ・アール・ジョーンズを取り上げてみました。合掌。

[349] ある女優の感じた疎外感 投稿者：びっぐ 投稿日：2024年08月27日 (火) 01時45分

再婚した夫が実は自分の娘に執着していた、という内容の映画に出演することになった主人公。夫役の俳優と、知人（実は娘の愛人）役の喜劇俳優の2人と反りが合わず、監督に苦情をこぼす。監督は苦情に耳を傾けて同意してくれたものの、対策を取ろうとはしなかった。最終的に完成された映画を見た主人公は、自分の演じた役の寂しさを演出するために敢えて監督が自分に疎外感を持たせたことを悟る。

・・・ということで、シェリーという女優とキューブリックとの衝突つながりで今回はシェリー・ウィンタースを取り上げてみました。キューブリックはキューブリックでウィンタースの遅刻癖やセリフ覚えの悪さやラブ・シーンのやる気のなさにイライラしていたらしいですな。

[348] ある個性派女優の一生 投稿者：びっぐ 投稿日：2024年07月27日 (土) 10時11分

テキサス州出身の主人公。地元に撮影に来た映画監督とパーティーで知り合ったのをきっかけに、映画に出演するようになる。様々な映画に出演したが、中でも彼女を有名にしたのは巨匠と呼ばれる監督が製作したホラー映画で、殺人鬼と化した夫から絶叫しつつ逃げまわる妻を演じた彼女の姿は一種のアイコンとなった。ただ、撮影中、その監督と彼女の間では衝突が絶えず、あるシーンでは127回もリテイクさせられた。撮影によるストレスで抜け落ちた髪の毛の塊を主人公は監督にプレゼントした。その映画の後も女優としてのキャリアを重ねたが、晩年には精神疾患を患い、糖尿病の合併症で死去した。

・・・ということで、今回はシェリー・デュヴァルを取り上げてみました。前々回に取り上げたマーゴット・キダーと同様、80年代に我々がスクリーンで活躍するのを目にした女優が悲惨な晩年を送ったという話を聞くのはつらいものがありますな。精神病を患ったのはキューブリックのせい、という噂が飛び交いましたが、さすがにそれはガセのようです。合掌。

[347] ある個性派俳優の一生 投稿者：びっぐ 投稿日：2024年06月27日 (木) 04時10分

11人兄弟の末っ子として生まれたカナダ出身の主人公。幼少期には病気で4年間寝たきりの闘病生活をおくったが、若干14歳でローカル局の司会を務め、同国最年少DJとして頭角を現した。大学ではエンジニアを目指していたが、演劇に魅了されて卒業後は英国に渡り、ロンドンなどで演技を学んで舞台俳優としてのキャリアをスタートさせた。ベトナム戦争を茶化した映画で有名になった主人公は、個性派俳優として数多くの映画に出演し、観客に強い印象を残した。最後は闘病生活の末、やはり俳優として有名になった息子に看取られつつ生涯を閉じた。

・・・ということで、今回はドナルド・サザーランドを取り上げてみました（文章は映画comから結構ぱくりました。すみません）。キーファーは我々と同年代ですな。合掌。

[346] ある女優の生涯 投稿者：びっぐ 投稿日：2024年05月27日 (月) 20時28分

カナダ出身の女優として徐々に活動の場を広げていった主人公。スーパーマンシリーズのヒロインの座を獲得し、一躍知名度を高める。しかし、双極性障害を患った主人公は、妄想に悩まされ、奇矯な行動を取るようになる。さらに交通事故で重傷を負ったことでしばらく麻痺が残り、仕事ができない期間がしばらく続いた。その後は女優活動を再開し、また政治活動にも熱心に取り組んだが、最後は事実上の自殺を遂げ、波瀾の生涯を閉じた。

・・・ということで、今回はマーゴット・キダーを取り上げてみました。最近女優のマーゴットと言えばマーゴット・ロビーが通り相場ですが、我々の世代からすればマーゴット・キダーだろうということで。調べてみたら結構凄絶な生涯を送ったのですな。ちなみにWikipediaによると本来の発音はマーゴットではなくマーゴーだそうです（それ以前に私はマーゴット・ギターとずっと間違えて覚えていました）。

[345] 在職期間最短の参議院議員 投稿者：びっぐ 投稿日：2024年04月27日 (土) 21時44分

アイドルとして活躍した後、迷走の末、参議院議員に立候補した主人公。惜しくも次点で落選したが、５年後、ある議員が地方選立候補のために辞職したことにより、繰り上がり当選となる。既に政治家になる意思を失っていた主人公は、辞退の意向を示すが、公選法の規定上かなわず、即日辞職の道を選ぶ。かくして彼女の名は、在職期間が史上最短の参議院議員として日本の政治史に永久に刻まれることになった・・・。

・・・そういや市井紗耶香のこと昔書いたな、と思ったら2019年07月30日に投稿していました。今回は安直ですがその続編ということで。