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[131] にほんきんだいしもの
投稿者:びっぐ
投稿日:2007年04月27日 (金) 04時52分
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バルト海に面するメクレンブルク公国の大学に勤めていた主人公。宗教上の理由で大学を追われそうになった彼は、ドイツ帝国を打ち立てた時の宰相ビスマルクの手法に嫌気がさしていたこともあり、思い余って東洋の小国の大使館の門を叩く。法律家であった彼は、大使との面談に成功し、その国の「お雇い外国人」として働くことになる。こうして彼は、未知なる極東の島国に赴き、そこで憲法制定や商法の制定に関わり、その国の法制度の確立に大きく寄与することになる。しかしその国での15年に及ぶ滞在中、彼が現地のドイツ人社会や大使館と交わることはほとんどなかった。滞在終了後も、彼が「帰国」先に選んだのはドイツではなく、ドイツ統一の際に「排除」されたオーストリアだった・・・。
・・・今回のネタは昨日の日経の春秋そのものでげす。
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