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[121] セイビング・ザ・サン
投稿者:びっぐ
投稿日:2006年06月27日 (火) 00時27分
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「ミスター・ヤシロですか?」 日本に向かう国際線に乗っていた八城政基は、隣に座った外国人から声を掛けられた。「実はあなたを探しに日本へ向かうところだったのです。私の名前はティモシー・コリンズといいます」 ・・・これが、リップルウッドのコリンズと、そのリップルウッドが買収する新生銀行の初代頭取になる八城政基の最初の出会いだった。時あたかも、長銀が政争の具とされ、破綻への道を歩んでいるときであった。こうして、日本を震撼させた金融危機の最終章、すなわち長銀が新生銀行へ変貌していくドラマの幕が切って落とされた。
・・・「セイビング・ザ・サン」というタイトルはジリアン・テッドという英国人女性記者の本そのままですな。ちなみにこの著者は1967年生まれと言うから我々と大体同じ歳。
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