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[348] ある個性派女優の一生
投稿者:びっぐ
投稿日:2024年07月27日 (土) 10時11分
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テキサス州出身の主人公。地元に撮影に来た映画監督とパーティーで知り合ったのをきっかけに、映画に出演するようになる。様々な映画に出演したが、中でも彼女を有名にしたのは巨匠と呼ばれる監督が製作したホラー映画で、殺人鬼と化した夫から絶叫しつつ逃げまわる妻を演じた彼女の姿は一種のアイコンとなった。ただ、撮影中、その監督と彼女の間では衝突が絶えず、あるシーンでは127回もリテイクさせられた。撮影によるストレスで抜け落ちた髪の毛の塊を主人公は監督にプレゼントした。その映画の後も女優としてのキャリアを重ねたが、晩年には精神疾患を患い、糖尿病の合併症で死去した。
・・・ということで、今回はシェリー・デュヴァルを取り上げてみました。前々回に取り上げたマーゴット・キダーと同様、80年代に我々がスクリーンで活躍するのを目にした女優が悲惨な晩年を送ったという話を聞くのはつらいものがありますな。精神病を患ったのはキューブリックのせい、という噂が飛び交いましたが、さすがにそれはガセのようです。合掌。
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