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[302] ある映画監督の一生
投稿者:びっぐ
投稿日:2020年12月27日 (日) 12時11分
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17歳で働き始め、軍隊で5年間を過ごした主人公。軍隊生活は肌に合っていたが、除隊後は絵画の勉強のためにフランスに渡り、現地で観た映画をきっかけに映像表現を志すようになる。帰国後に映画の道に進むと、卓越した才能を発揮し、間もなく母国を代表する監督としての地位を確立する。だがやがて、彼の現場での女優や女性スタッフへの扱いについて黒い噂が囁かれるようになる。そうした噂を逃れるように再び欧州に渡り、活動の場を移す。移住も企図したが、折から世界的な流行を見せていた疫病に感染し、還暦を迎える直前の年の暮れに客死する。その頃には彼の現場での問題が広く公けになり、その業績にも拘わらず、母国で彼の死を悼むことはタブーとなった。それは、同じ年の春に、彼より10年近く年下の母国の監督が米国アカデミー賞を制して賞賛の嵐を浴びたのとは余りにも対照的な寂しい最期だった・・・。
・・・というわけで、韓国の鬼才と呼ばれた監督を取り上げてみました。告発がすべて事実ならとんでもない話ですが、真相は藪の中、という気もしますね・・・。
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