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[114] 日本パソコン史
投稿者:びっぐ
投稿日:2005年12月27日 (火) 01時38分
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1970年代半ば、新宿御苑近くの電器店「アスターインターナショナル」。当時日本に紹介されたばかりのマイコンに魅せられた若者たちがその店に集まっていた。その中のぼさぼさ頭の黒ぶち眼鏡の青年が、マイコン雑誌を立ち上げようと周りの人間に声を掛けていた。そうして集まった若者たちが立ち上げた雑誌は、1976年12月の創刊号の三千部をあっという間に売り切った。しかし、黒ぶち眼鏡の青年を含む中心メンバーは発行方針を巡って発行人と対立し、翌1977年にはまた別の雑誌を立ち上げることになる。そして、さらに次の年の1978年、雑誌作りだけでは飽き足らない黒ぶち眼鏡の青年は、米国に飛び、あるハーバードを中退した若者が3年前に立ち上げたばかりのソフトウエア会社と提携関係を結ぶという行動を起こす。その米国の若者の名前はビル・ゲイツ、会社の名前はマイクロソフトといった。黒ぶち眼鏡の青年の名前は西和彦、彼の出版社の名前はアスキー出版である。こうして日本における怒涛のマイコン=パソコン史が始まった。
・・・「パソコン革命の旗手たち」という本を5年前に買ったままほっぽらかしていたのを週末に読んだら面白く、早速ネタにしてしまいました。以前ゾンタメールやとろぶろへのコメントに書いた個人的には気に入っている「シリコンバレーの青き炎」の日本版ですな。ちょうどずんさんや東出と秋葉原に出入りしていた自分の青春時代と重なる時期の話なので、個人的には感慨深いものがありましたです。
P.S. しぇげなへ業務連絡:投稿のあったことを皆にメール通知してくれるのは非常にありがたいのですが、一つだけ我儘なお願い。できれば「保守」という言い方はやめてもらえると嬉しいです。この掲示板の本来の目的であるネタ投稿をしているのに、単なるageの時と同じ扱いをされているようで少し悲しいので。
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