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[104] 日本版ジャック・ライアン
投稿者:びっぐ
投稿日:2005年03月27日 (日) 16時24分
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ある公安当局の捜査官が主人公。ネット右翼のある一味が、政府やマスコミに対する不満をネット上でぶちまけるだけでは飽き足らず、何らかのテロ行動を起こそうとしているという情報を耳にする。調べていくうち、どうやら要人暗殺を狙っていることが明らかになる。ただ、いくら調査しても具体的な実行計画をつかむことができない。一味に属すると思われる各人のブログや掲示板での発言を分析しても、軟弱な外交官、政治家、経済人、と様々な人物を槍玉に挙げているため、標的が誰なのか絞りきることができず、また、彼らに対する盗聴や尾行といった直接行動も成果を上げることができなかった。そんな時、主人公は、一味の各人のブログのトラックバックやコメントに一定のパターンがあることに気づく。調べていくうち、それらのパターンが一種の暗号になっていることがわかる。その暗号を解読した結果浮かび上がった標的は驚くべきものだった。何と女性天皇に反対する彼らは、女性の皇位継承者その人を標的にしていたのだ。こうして標的を掴んだ主人公は、その計画を阻止すべく必死の戦いを繰り広げることになる。
…大逆事件以来皇室に対する暗殺計画は聞いたことがないが、フィクションでもそれを映画の題材にするのは現実には難しいだろうね、やっぱり。
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