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[24] 断片アイディア・SF編・その1・宇宙ステーション開発物語
投稿者:びっぐ
投稿日:2002年09月26日 (木) 17時21分
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宇宙ステーション開発を描いた映画で、2001年ばりにクラシックと宇宙の映像を融合
・宇宙ステーションが回転するシーンでは、2001年の「美しき青きドナウ」に対抗してウエーバーの「魔弾の射手」。 (宇宙ステーションにはワルツが良く似合う…!?)
・「宇宙からの脱出」のように他人を助けるために登場人物の一人が犠牲になって漂流していくシーンで、チャイコフスキーの「くるみ割人形」から「花のワルツ」。薄れゆく登場人物の意識の中で、暗黒の宇宙空間が色彩溢れるファンタジア(ディズニーね)のような空間に変貌してゆく。 (…ちょっと情緒的過ぎるかな?)
■[25] 追記 びっぐ(2002年09月26日 (木) 17時22分)
投稿していきなり追記も何ですが、これを考えていたときは、主人公の既婚の日本人科学者とソ連の女性科学者の道ならぬ恋とか、それをFOCUSされた主人公が休暇を切り上げて逃げるように宇宙ステーションに戻る、といったサイドストーリーを考えておりました。また、ラストでは、宇宙ステーションの完成を祝って皆がダンスをすると、床に散らばった設計書が舞い上げられるというヴィスコンティの「山猫」のパクリシーンも考えていました。しかしその後ソ連は崩壊し、FOCUSは休刊し、国際宇宙ステーションは予算をぶったぎられてただのモジュールの寄せ集めになってしまいそうな感じで、これも時代に追い抜かれたアイディアの気がありまするな。
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■[26] 似たようなことを考えてました とろぴかる(2002年09月26日 (木) 17時23分)
いえいえ、私もほぼ同様のイメージを持ってました。私の場合は、「エイリアン」ばりに宇宙船内で戦った後、最期に生き残った主人公がほっと腰を下ろすと、エアロックが開いてしまい、そのまますっと宇宙に吸い出されるのですが、主人公の意識が数秒残る中で、宇宙船と星々がぐるぐると回り、荘厳な幻覚に変わり、ぷつんと暗転する、というものでした。そのバックに「くるみ割り人形」の「花のワルツ」が流れてそのままエンドクレジット、というものでした。なんか救いが無いな。主人公の意識の中で宇宙空間が色彩をかえる、というのはクラークの「楽園の泉」に触発されたような気がします。
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■[27] 追加 とろぴかる(2002年09月26日 (木) 17時23分)
ひょっとして、「ダーク・スター」を皆で見て、「これの美しいバージョンを作れないもんか」という発想があったのかもしれません。
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■[28] 追記その2 びっぐ(2002年09月26日 (木) 17時24分)
>それをFOCUSされた主人公が休暇を切り上げて逃げるように宇宙ステーションに戻る
このシーンには、ベートベンの第6交響曲(パストラーレ)の嵐が去った後のフレーズを使おうかと考えていました。今や主人公にとってFOCUSやらKGBやらCIAやらが絡んでくる地上よりも(ソ連人科学者との恋ということで、スパイ嫌疑が両陣営からかけられた)、宇宙ステーションの方が心の安らぎを覚えるという意味合いですな。
なお、「ダークスター」(およびその映画を見た後、しぇげなからそっくりシーンを指摘されたブラッドベリの「万華鏡」)が「花のワルツ」シーンの発想の基かもしれないというとろぴかるの指摘には同感です。
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■[29] 自分もこの画はイイと思うっス びっぐ(2002年09月26日 (木) 17時25分)
>「ダークスター」(およびその映画を見た後、しぇげなからそっくりシーンを指摘されたブラッドベリの「万華鏡」)
J・カーペンターによると、あのラストシーンは「万華鏡」へのオマージュらしいっス。それにしても、この(ラスト)シーンはいいよね。主人公への共感と画としての魅力があるもんね。多くの人が憧れるのが分かる気がする。
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