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[19] 梗概・バイオレンス映画編・ベルモンド気取りの高校生の末路は…
投稿者:びっぐ
投稿日:2002年09月26日 (木) 17時17分
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とある進学校の高校生が、塾でバイトしている自校の先生が許せず、ダーティーハリー2の白バイ警官ばりに次々に殺してゆく。 あるシーンでは、逃げてエスカレーターを駆け下りて(もしくは駆け上がって)いく標的を狙う時に、非常停止ボタンを蹴ってエスカレータを止め、つんのめったところを撃つ。(参考場面はフレンチ・コネクションでポパイが車で電車を追い掛けた後に駅の階段で犯人を仕留めるシーン。ちなみに当時は駿台市ヶ谷校舎を舞台に考えていた[実際に教師連中がバイトしていたのは河合塾だが])
最後は主人公は警官隊に追われ神田の町を逃げ回るが、交差点で追いつめられ撃たれて死ぬ。ゴダール映画ファンの彼は、死に際に「勝手にしやがれ」のベルモンドの台詞「俺は最低だ」を言おうとするが、「俺は…」言いかけたところで血を吐いて事切れる。
(昔は結構バイオレンスなことを考えていたのだな)
■[20] 追記 びっぐ(2002年09月26日 (木) 17時18分)
>あるシーンでは、逃げてエスカレーターを駆け下りて(もしくは >駆け上がって)いく標的を狙う時に、非常停止ボタンを蹴って >エスカレータを止め、つんのめったところを撃つ。
このシーンには、「美しき青きドナウ」を使おうかと考えておりました。このように敢えて状況とは反語的な音楽を使うのは、我々はキューブリックで馴染み深いですが(「時計仕掛けのオレンジ」の「雨に唄えば」、「博士の異常な愛情」の「また会いましょう」、「2001年宇宙の旅」の「ひな菊」)、個人的にはJ.デュビビエ監督、J.ギャバン主演の「望郷(ペペルモコ)」で裏切り者を処刑するシーンが印象に残っています。また、「美しき青きドナウ」で言えば、イブ・モンタンの「恐怖の報酬」のラストで効果的に使われています。
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