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[186] ある創業者の半生 投稿者:びっぐ 投稿日:2011年11月27日 (日) 17時29分
ヒューレット・パッカードの夏季インターンシップで気の合った友人と、ただで電話を掛ける装置を開発して売りまくるというビジネスを手掛けた主人公。やがて大学を中退し、その友人と共同で会社を設立する。社名はビートルズの会社と同名のものが付けられた。主人公はその会社の最初の製品であるマイクロコンピュータをほぼ独力で開発し、続いてやはり彼が独力で開発した後継機は世界的大ヒットとなった。その時まで彼はヒューレット・パッカードでも働いていたが、そちらは退社し、自分たちの会社に専念するようになる。ほどなくして彼らは会社を上場させ、主人公は莫大な創業者利益を手にした。だが、発展する会社の中で自分の居場所を見失っていった社員番号1番の彼は、退社する。ほぼ同時に、一緒に会社を立ち上げた社員番号0番の友人も、自らが招いた炭酸飲料会社出身の社長に追放される。だが、その友人は、12年後にその会社に復帰し、傾いていた事業を再建し、次々に産業を塗り替える製品を放って会社の時価総額を世界一に押し上げ、天才経営者の名をほしいままにした。根っからの技術者で経営者ではない主人公は、一般人としての立場からその成功を見守っていた。だが、主人公より5歳年下のその友人は、50代半ばで癌のためにこの世を去ってしまう。

・・・というわけで、猫も杓子もスティーブ・ジョブズを話題にする中で、敢えてスティーブ・ウォズニアックを取り上げてみました。




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