[62] 2006年11月19日 ニッポン放送<HEIWA REAL BEAT LIVE vol.13> |
- ムギ - 2006年12月03日 (日) 20時17分
まずはセットリストです。
1.幻惑 2.トーキョー・イミテーション 3.アウト・オブ・ザ・ワールド(新曲) 4.成れの果て 5.プレイルーム 6.小春日和 7.共犯 8.サイレンス 9.螺旋階段 10.踊り子 11.空中分解
en. トワ
イマジンスタジオは、スタジオ、でした。 普段練習してる場所で、突然「今日ちょっとここでライブでもやってみようか」って思いついちゃった。で実行しちゃった、みたいな雰囲気。 大きさはライブハウスと変わらないくらいだけど、音を鳴らすための場所というよりも、音を録るために用意された場所という感じ。
極寒の雨の中、凍えそうになりながら長時間待った甲斐があって、ステージにとてもとても近い場所に行くことができました。 そのおかげで、じっくりと、主を待っている楽器たちを見ることができました。 新品の美しさとは違う、使い込まれたからこその輝き。内側から光を放ってる感じ。 特に小寺さんのドラムを至近距離で見れるとは思っていなかったので、その感動と言ったら…! キラキラと輝いて、エネルギーに満ちていて。本当にきれいでした。
18時。スタッフが登場。 注意事項の再確認と、盛り上がり方の伝授。(笑) 拍手の仕方、歓声の上げ方、アリーナと間違えちゃうくらいに盛り上がってる雰囲気を出すこと。 拍手は早く、細かく。歓声は「おおおおおお」という感じで。 とにかく盛り上げろ!ということを言っておりました。 そしてその後、渋谷氏登場。 話の順番、正確な内容等は覚えていませんが、こんな感じでした。
「前にいるお客さんは、何時間も前から並んでたんだよね、すごいよね。 でも、そういう人たちが、一番バンドに対して甘いんだよね。 本当に育てたいなら、バンドに対して厳しくしないといけないからね。」 「あなたたちはタダで見に来ているわけだけど、タダほど怖いものはないからね、世の中そんなに甘くないからね。それなりの仕事をしてもらうから。 会場にいるあなたたちだけが盛り上がって、「楽しかったねー」と言って帰ってもらうわけにはいかない。 前にあまりに客席が盛り上がってなくて、2曲目くらいで「帰りたくなった」とMCで言ってたバンドがあった。 そういう風にバンドに思わせたらいけない。 「このバンドいいな」「このバンドを見に来てるお客さんいいな」「なんか気になるな、このバンド」とかそういう風にリスナーに思ってもらわないといけない。 そうしてファンを増やしていかないといけない。 椿屋には売れてほしいでしょう?そうすると、こういうところにも来にくくなるわけだけど(応募が増えるから)。 では、椿屋四重奏もうすぐ登場です。」
照明が落ちる。 メンバー登場。小寺さん、安高さん、永田さん、中田さんの順番。 衣装はツアー時と同じでした。 中田さん、摩天楼を手に取る。 そして奏でたのは、聴いたことのないイントロ。 「何の曲で来るの?」と思っていたら、『幻惑』でした。 昨年ツアーの『終列車』イントロでノックアウトされた私でしたが、この日の幻惑もそれはそれはかっこよかった!!
続いて『トーキョー・イミテーション』 この曲もすでに聴くのは数回目ですが、不思議な魅力のある曲ですね。
ここでMC。 「お久しぶりです。椿屋四重奏です。次は新曲をやります。」 『プレイ・ルーム』かなと思っていたら、「『アウト・オブ・ザ・ワールド』といいます。」と中田さん。 わりと激しめな感じの曲です。かなりかっこいい。 歌詞を聞き取ろうと必死だったのですが、演奏の音が大きくて、中田さんが何を言ってるのか、ほとんど聞き取れませんでした。 たぶん私のいた場所の問題だと思うのですが、ちょっと残念でした。 間奏の時のギターソロが個人的にツボでした。
『成れの果て』 はい、目がイっています。ボーカルの方。 どうせお前の!!!とまんべんなく客席を狙い撃ち。
アコギに持ち替え。 たしかここだったと思うのですが、客席からメンバーの名前を呼ぶ声。 その中に「ラビィ」「デイジー」の声。 永田さん無反応。中田さん、「面白くない」と一言ポツリ。 ちょっと怒ってた?
そして始まった『プレイルーム』。 うーん…今日もなじめない。 曲調は好きなんだけどなあ…。
曲が終わって、優しいメロディをはさんでの『小春日和』。 この日もメンバー全員、笑顔の小春日和でした。 笑顔で演奏する曲がもっともっと増えるといいのに。
「こっからハンドマイクタイムです。って別に決めてるわけじゃないけど」 「有楽町スタジオ、銀座ということで。ぴったりな、この曲を」
『共犯』 ツアーのさいたまで完璧だったコーラス、この日はちょっと永田さん音程はずれてました。(笑) 中田さん、狭いステージを行ったり来たりして、かなりノリノリで歌ってました。
このあたりから、客席がちょっと乱れてきます。 みんな少しでも前に行きたくて仕方ないのか、後ろからかなり押されて、立ってるだけで精一杯な状態に。 そして『サイレンス』、『螺旋階段』と立て続けに激しい曲。
客席の様子に気づいていないのか、気づいていて放置なのか、ひたすらあおりに来る中田さん。 ちょっとこの瞬間、中田さんに殺意を抱きました。(笑) 客席前方はさらに後ろから押されてもみくちゃになり、私もステージに集中したかったのですが、もうそんなことも言っていられない状態に。 途中スタッフから「一旦下がってください!」の声があがり、一度は落ち着くも…
『空中分解』 ここでもう一度、一気にヒートアップ。 客席になだれが起こり、柵が壊れそうになり、スタッフから「ストップ!」の声。 演奏が一旦中断される。 私もなんとか体制を立て直して、ステージを見ると、中田さん、なんだか我に返ったような顔をしていました。 そして始めからやり直し。「空中分解!」 客席も落ち着いて、ステージも落ち着いて、またテンション上げて演奏できるのかな、とちょっと心配したのですが、 変わらずハイテンションのボーカリスト。 完璧なパフォーマンスでした。かっこよかった。
「また中野で会おうぜ」
いったんメンバーステージを降りる。 アンコールが起こり、再登場。 ギターのチューニングをしながら、さっきの柵が壊れそうになった事について、「お前らどんだけたまってんだよ」と中田さん。 客席から「だいぶー」という声。 中田さん「女捨ててんなー」と苦笑。「まあおれもたまってるけど。」と言って、ちょっと間をおいて「たかしげはもっとだけど」と笑う。 お客さん一斉に永田さんを見る。なぜか否定しない永田さん。
「という下世話な男たちですが(笑)、美しい曲いきます」
『トワ』
この日のトワは、優しく聴こえた気がします。
アンコールが終わって、みんな笑顔で手を振りながら客席を去っていきました。
途中色んなハプニングがあり、なかなか集中して見ることができなかったのですが、ステージの完成度自体はものすごく高かったと思います。 後日放送されたライブ音源を聴いて、改めて、あの日のステージの熱を思い出して、かなり疲れたし、しんどかったけど、見に行けてよかったなあと思いました。 色んな意味で貴重な体験をさせていただきました。どうもありがとうございました。
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