[60] 2006年10月16日tour06 <sexual beat explosion>HEAVEN’SROCK さいたま新都心 VJ-3 |
- ムギ - 2006年10月25日 (水) 21時27分
今回のツアーで唯一見ることができました、さいたま新都心にて行われたライブハウスでのステージ。 仕事の関係で、かなりの無理をしての参戦だったのですが、無理をした甲斐がありました。とてもいいライブでした。 記憶を辿りながらなので、忘れた部分、あいまいな部分が多いと思います。 追加、訂正等ありましたら、どうぞよろしくお願いいたします。
ツアー後半から、客入れの時に移動中や楽屋での会話が流されるようになったとうわさで聞いていたのですが、ギリギリにチケットを取ったため、私が入った時にはすでに終了間近。 中田さんと安高さんとがDJで、椿屋四重奏(小寺さん、永田さん)をゲストとして迎えてる架空のラジオ番組という設定…? よくわかりませんでした。(笑)すみません。
SEが流れて、メンバー登場。 衣装は全員黒。 永田さんはボタンをきっちり上まで留めてました。
セットリストは微妙なので、並べるのは控えさせていただきます…。 色んな方のブログを見ると今回のツアーセトリ、2つのパターンがあるようですが、さいたまは『トーキョーイミテーション』から始まりました。 この曲は3月31日のAXで聴いたのですが、サラッとしていて乗りやすい。 聞き取れた限りでは、歌詞の内容は『ぬけがら』と似ているような印象を受けました。 『ぬけがら』ほど重苦しくは無いけど、やっぱりどこか感傷的な感じがします。
『トーキョーイミテーション』から『群青』までだったでしょうか、ノンストップでした。 このままシリアスなモードで行くのかな…と思っていたら、ここでMC。 中田さん、なんだかモゴモゴ言って、その後おもむろに前に出てきて、突然歌舞伎のポーズのようなものをして、「椿屋四重奏、見参」。 再びマイクのところにトコトコ戻って、「パンドラの箱を開けてしまいました…」と恥ずかしそうに言う中田さん。 …恥ずかしいならしなきゃいいのに、なぜ?(笑) そして「関東に帰ってまいりましたー」とニッコリ。 セミファイナルで、地方公演最後の地と言っていました。で、あわてて「あ、地方じゃない。違います違います。」と訂正。 なんだかたどたどしいMCで、マイクに口をぶつけたりしていて、可愛らしかったです。 「さいたまといえば名物は何だろう」客席から何か声があがって「先に言うな!」みたいなことを言った後、「草加せんべいかな」「草加せんべい」と、 安高さんと二人でボソボソ喋ってました。
『プロローグ』『砂の薔薇』『手つかずの世界』『成れの果て』が間にあった…ような。(あいまい)
「一生懸命歌います!」となんだか発表会の小学生みたいな宣言をしての『紫陽花』。 中田さん、途中で咳き込んだり、伸ばすべきところを切ったり、ちょっと歌い難そうでした。 喉の調子が万全じゃなかったみたいです。長いツアー、疲れがどうしても出てしまうのでしょうね。 でも去年に比べると、確実に声は強くなっていました。 あと、安高さんのギターソロ、とてもよかったです。安心して聞けました。今回のさいたま、安高さんがすごく気持ちよさそうにギターを弾いてるのが印象的でした。 正式加入して半年経って、以前の椿屋が3人のバンドだったことを忘れそうになるくらい、とても自然にいてくださってますね。
続いて『陽炎』。 その時の自分の気分で、すごく前向きにも聞こえるし、とても寂しげにも聞こえる。私にとってはとても不思議な曲です。 この日は曲の途中で、メンバーひとりひとりの顔が見たくなって、順番に見ていきました。 そして改めて、いい4人だなあ…と。 この4人がこうして揃ってステージに立っている。 そのことを当たり前だと思っていたけど、なんだか突然とても奇跡に近いような気がしました。 そして、その奇跡をこうして見せてもらえてるんだなあ…嬉しいなあ、と。 気づいたら、「ありがとう」と言っていました。
「次は新曲です。」
『プレイルーム』。 退廃的なムード。曲調は割と好きです。でも、ちょっと苦手な曲かな…。 今までの中田さんの歌詞は、諦めに似た感情の中にも、どこか希望を持っている、持ちたい。 そういう思いが入っていたように思うのですが、この『プレイルーム』では、なんだか完全に諦めているというか…。 たとえば『熱病』では自暴自棄な真似事で終わっていたのに、『プレイルーム』では本当に自暴自棄になっている、そういう感じ。
でも、次が『小春日和』でした。 中田さんという人は、ものすごくこだわりを持った人だと思うのですが、この『プレイルーム』→『小春日和』の流れにしたことには意味があるのかもしれないなあ、と。 『小春日和』に入る前、中田さんが、優しく優しくギターを弾くのですが、私にはこの音色が「でもね」って言っているように聞こえました。 『プレイルーム』のように、すべてを諦めていた時期があった。でも、この『小春日和』の女性に出会って、そこから抜け出せたんだよ。 そんな風に、歌詞の中の主人公が言っているような…。 間奏のところで、中田さんが下を向いて、はにかんだような笑みを浮かべていたのが、とても印象的でした。
そして愛憎タイム。 永田さん、小寺さん、すみません…思い出せません…。 安高さん。ラップで自己紹介。客席ノリノリ。 中田さんは安高さんが紹介。 「キングオブセクシャルビート!キングオブセクシャルハラスメント!!」 と紹介され、安高さんにとび蹴りをくらわす中田さん。 いつものコール&レスポンスがあり、「キモい安高」とお客さんに言わせて満足げな表情を浮かべる中田さんがあり、 そして「もう椿屋無しじゃいられないだろ!?」があり、
「俺たちも、もう、君たち無しじゃいられなーい!」
『君無じゃいられない』 笑顔全開、すごくノリノリで歌っていた中田さん。 この時何を思ったか、とんでもない替え歌をしました。 会場はキャーと悲鳴。 私は…苦笑い。 きっと、長い長い旅から慣れたお家である関東に戻ってきて、すっかりリラックスしちゃってたんでしょうね。 でも、ひとつ言わせてください。 「中田さんのバカヤロウ」
反省してください。(笑)
『共犯』に入る前、コーラスの練習。 「ナーナーナナ」を「たーかーしげ、ながーたー、やーすーたか、こでーらー」とハモる。 「ちょっとちょっとー、ナーナーナナでしょう!何楽しそうに歌ってるの!」とうろたえる(フリをする)中田さん。 ちゃんとキレイにハモっててびっくりしました。
『サイレンス』、「踊れ踊れ踊り子ー」で『踊り子』、『空中分解』。 一気に会場は盛り上がりました。 『空中分解』の後、インスト曲。これがすごくかっこよかった! 今度のアルバム、こういうインスト曲が入ればいいなあ。 そして熱を残したまま、いったんメンバーはステージを去ります。
アンコール。さいたまはコールが無く、ひたすら拍手、拍手、拍手。 思わず「もう一回!」って言おうかしらと思っていたところで、メンバー再び登場。
「アンコールどうもありがとう」
『トワ』 この日の『トワ』は、会場に来たファン1人1人に向けて歌われていたように感じました。 優しい歌声。もう何回聴いたか分からないけど、改めて、いい曲だなあと。
ここでMC。 「去年もツアーでさいたまに来たけど、去年に比べて、バンドがすごく強くなったのを感じている。」と中田さん。
ここだったかな。最近永田さんが体を鍛えているという話が出て、客席から見せてーと。 見せようとする永田さんと、止める小寺さん。 「たかしげの彼女になった人だけが見れます」と中田さん。 ここですかさず安高さんが「俺が見せる」みたいな発言をして、シャツをめくるフリをするけど、途中でやめて「モザイクかからないから」と一言。 再び中田さんに戻って、「あっと言う間にツアーが終わった。それはどのライブもすごくよかったから。」 「ツアーセミファイナルがさいたまでよかった」 そんな言葉を残し、『風の何処へ』。
最後は4人で手をつないでのお別れ。そして、
「おやすみなさい。いい夢見てください」
はい。これからもステキな夢を見せ続けてください。
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