おひさしぶりです。

マルチタスクのところでは「漏れ」について書きましたが、
「漏れ」とは別に「捨て」という概念もあると思っています。

きっとほうじょさんの言われていることは「捨て」
なんじゃないかな、と思いました。
ただこの下に書いている内容は行政の職も同様かどうかは
分からないですが、僕の仕事では、ってことを書いています。

まず「仕事ができる」ことと「マルチタスクができる」ことは
イコールではないと思います。

「仕事ができる」ことの必要条件に「マルチタスクができる」ことがあって、
必要十分ではないと思います。

なので、マルチタスクのところでは書きませんでしたが、
「仕事ができる」ことの必要条件には、他にもタスクを洗い出す能力、
洗い出したタスクに優先順位をつける能力があると思います。

さらには、そのタスクを自分がやるべきことか、
他人にお願いすべき仕事かを見極める能力、
さらにさらに他人にお願いできる人間関係を
日常的に築く能力なんかも大事だと思います。

さらにさらに、人がやらなくてもいいように
機械にできることは機械に自動的にやらせる仕組みを作る能力とか。

で、特に優先順位をつけるところって重要ですよね。

よく言われるのは、
１）重要かつ緊急＞
２）重要だけど緊急でない＞
３）緊急だけど重要でない＞
４）重要でもないし緊急でもない
の切り分けですね。

３）４）なんかは最悪やらなくても大きな問題はないし、
手を抜いてパパッと仕上げてしまうことが大事だと思います。

行政の仕事はわかりませんが、少なくとも僕の仕事ではそうです。

今だに３）＞２）になってしまうことが多々ありますが、
きちんと優先順位をつけた上で、捨てたり手抜きをすることは
１）２）の時間を生むことになるのでトータルとして高い成果を出すためには
大事なことだと思います。

もっと行ってしまえば３）４）に時間をかけることはむしろマイナスですね。

なのでこの「捨て」は「漏れ」とは別ものだと思っています。
「漏れ」は大事なことだろうがなんだろうが、
忘れてしまってやらないことなので。

けど、この優先順位をつけるって凄く難しいと常々、
思っています。

僕はまだできないんですが、優先順位をつけるためには、
大きな目的や自分が要求することをきちっと見抜けて
いないとダメだからです。

最終的にお客さんが望んでいることはなんなのか、
今回のプロジェクトで自分に求められていることは
何なのか、です。

ここがきちっと見抜けていて、タスクがきちっと
洗い出せれば、それなりに優先順位をつけれるはず。

見抜けていないと、全部のタスクが同列に大事に見えて、
全部をパーフェクトにやろうとして、時間がなくなったり、
間違った優先順位をつけて期待されていないことを
一生懸命やったりしてしまいます。

ぼくは全部をパーフェクトにやろうとしてしまう
傾向があって困っていますね。

これが自分のタスクだけだったらまだいいですが、
人に指示する立場の人がこれを間違えると傷口は
どんどん広がって組織としての成果がどんどん
ちっちゃくなっていってしまうので、人の上に立つ
立場の人にとっては必須のスキルと思います。

刺激あふれる毎日ではありませんが、こんなことを
考えるのはライフワークになりつつあります。。。

最近は夢でも仕事をしたりしてて起きたら疲れている、
なんてこともあり、これらの能力を早く向上させたいものです。。。

きっと職業が違えばまた違った能力が求められたり、
前提がちがったりするとは思いますが、
異文化交流、楽しみにしてます★