| (7) 大天使ラジエル |
投稿者:ジュン
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称号:神の秘密 役所:天の秘密の領域をつかさどる シンボル:秘密の書物
秘密の書物を人間に伝える この大天使もまた、秘密のヴェ−ルに包まれた存在である。
この大天使にも別名がある。 ・ラツィエル ・ガリズエル ・サラクエル 次に紹介するラグエルの別名のひとつアクラシエルもまたラジエルの別名であるという説がある。
となると、ラジエルとラグエルは同一の天使?ではないかと判断できる。
しかし、彼の場合はカバリストの圧倒的支持を受けており、ラグエルとはだいぶキャラクタ−が異なっている。
さて、カバリストが彼に与えられた名称は”秘密の領域と至高の神秘の天使”というミステリアスなものだ。
というのも、大天使ラジエルは天界と地上における秘密のすべてを知りつくしており、さらにそれを一冊の書物にまとめたとされているのだ。
書物は彼の名をとって”セファ−・ラジエル”つまり”天使ラジエルの書”と名でけられている。
その内容は1500項目にわたって、世界のさまざまな謎をときあかし、さらには奇跡や魔術などを可能にするというすばらしいいもの。
残念なことに秘密の文字で記されているために、ほとんどの人間、あるいは天使でさえも判別不可能という。
伝説によれば、ラジエルはその知識を人間にもたらしたいと思い、まず最初に楽園を追放され土を耕す身になった人間の祖アダムに授けられたという。
次にその書物は天使の手に渡り、やがて嫉妬によって盗まれ、海に捨てられてしまった。
その知識を得ることでさまざまな奇跡や魔術が可能となり、優れた能力の持ち主になるのだから、天使たちが嫉妬するの当然かもしれない。
海に捨てられた事実を知った神は”原始の海の王子”の異名を持つ堕天使ラハプに海底から探し出すように命じた。
この伝説の書物はさらに数奇な運命をたどる。
その後、エノクが天界の神秘を解き明かした書物「エノク書」を書くために利用され、ついでノアの手元にうつったという。
ノアがきたるべき大洪水を前に、方舟をつくったのもすべてこの書物による知識を利用したおかげだった。
次にこの書物を手にしたのは”神の友”アブラハムだったとされる。
さて、この書物はダヴィデの手も経て、その息子であるソロモンの手に渡った。
ソロモンの力もこの書物のおかげかもしれませんね!
以上がラジエルです。
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2002年11月17日 (日) 01時24分 |
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