| (9) 大天使サリエル |
投稿者:ジュン
MAIL
URL
|
名称:神の命令 役割:人間の霊魂を見守る シンボル:鍵
”邪視”と関係の深い天使 大天使のひとりと目されるサリエルは ・スリエル ・サラカエル ・ゼラキエル という別名を持っている。
彼の役目は「霊魂を罪にいざなう人の子らの霊魂を見守る」
つまり、人間があやまちを犯さないように監視するというものである。
ただし、彼は月の運行に関する知識を人間に教えた”堕天使”であると指摘されている。
実際のところ、サリエルが大天使としての名誉をとるか、あるいはまた堕天使と糾弾されるかは、非常に微妙な問題である。
なぜなのか、ある伝承によれば彼は”邪視”に関係ある存在とされているのだ。
邪視、あるいは邪眼、つまりイーブル・アイというのはかって世界各地、とりわけイタリアあたりで恐れられていた邪悪な力のひとつとされていた。
端的に説明すると、邪視とはある種の人間の視線が凶暴な破壊力とをもつとされることだ。
この視線に射止められてしまった者は、怪我をしたり病気になったり、なにかしら不幸に見舞われるのである。
さらに強力な邪視の場合は、知らないうちに相手に服従していたり、天災をもたらすことすらあるという。
一般に邪視の持ち主は、放浪者や特殊な職業に従事している人間に多いといわれる。
例としては、ローマ法法となったビオ9世である。
サリエルの場合は、彼の名前の記された護符を持っていると、邪視のパワーから逃れることができるという俗信があった。
この効力について、彼がひじょうに神聖なパワーを持つからなのか、あるいは邪視そのものをつかさどるかは不確かである。
しかし、彼は月とも関係が深い。月というのは魔術的な力を呼び起こすとされている。
つまり、サリエルの周辺には、どうも魔術が絡んできてしまうのだ。
彼が”堕天使”と噂されるのも、そのあたりに事情がありそうですね。
以上大天使サリエルです。
|
|
2002年11月17日 (日) 01時31分 |
|