| (14) 天使ハルトとマロート |
投稿者:ジュン
MAIL
URL
|
役職:地獄の番人
彼らは常にふたりで行動するとされる”地獄の番人”である。
地獄におちた罪人たちは容赦なく、厳しい責め苦をおわせることがその使命であると考えられている。
いわば日本における鬼の役目をうけもっているのである。
この不気味な”天使”たちはイスラム以前からアラブ世界に存在し、その当時の名前はハロートとマリクと称していた。彼らの場合は堕天使というよりは、アッラーの命令に従って人間を刑罰にかけることを使命としている。
いうなれば忠実な”天使”たちなのである。
イスラム教では地獄はジャハンナムという言葉がおもに使用される。
生前にアッラーを信仰せず、不義や悪徳を働いた者は、その罰として地獄へ落とされ、永却の責め苦を受けるのである。「コーラン」には地獄の描写が多いものの、実際にどのような場所なのかというと図面は明確にされていない。
したがって詳細は不明なものの、地獄には7つの門があり、7種類の地獄が存在しているという。
地獄の入口は井戸のように石で築かれた足場があり、その内部の巨大な穴が地獄とされる。
この穴の底にはザックームと呼ばれる”妖怪の木”があり、その周囲は咆哮と怒号に満ち、黒煙と真っ赤な炎に包まれているという。
以上がハルトとマロートです。
|
|
2002年11月17日 (日) 01時43分 |
|