| (10) 大天使レミエル |
投稿者:ジュン
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名称:神の慈悲 役割:復活を持つ魂の管理 シンボル:雷霆
”幻影”をつかさどるのは天使か悪魔か 七大天使の候補者であるレミエルもまた、いくつかの別名を持っているが、ラミエルという名前もまた、広く知られている。
さて、「エノク書」においてレミエルはつぎのように記されている。
「レミエル、聖なる天使のひとり、神が復活した者たちをつかさどるもの」。
どういう意味なのか説明しましょう。
キリスト教の教えによれば、人間がいったん死ぬと土にもどることはいうまでもないが、その霊魂はしばらくの間、眠りにつく。
そして、世界中に悪がはびこり、戦争、飢饉、疫病、さらに子供は老人のような白髪で生まれ、女たちは子供を産むのをやめる。
ついには、宇宙全体が混乱の極に達するという週末のうち、神によって”最後の審判”がなされることになる。
つまり、その時が訪れるまで死者は土のなかで”復活”の日を待っているのである。
その日、悪行をした人々は永遠に地獄に落とされるが、善行の人は、光輝く”新しい世界”の住人として永久に行きつづけることができるのである。
レミエルの役目は、こうした霊魂を管理することにあるようだ。
さて、レミエルの別名であるラミエルの役職もひじょうにユニークなものだ。
このラミエルという名前でのレミエルは「真の幻影を支配する」存在とされている。
ユダヤ教、キリスト教、またイスラム教にとっても”幻影”というのはたいへんに貴重な役割を持っている。
単純な意味の”夢”や”幻”ではないのだ。
神は、選ばれた人間に対し、幻影という手段によって壮大なスペクタルを遭遇させるのである。
深い信仰と真実への求道心によってのみ成就される神からのメッセージ、これが”黙示”の意味である。信仰の根幹にかかわる重要な出来事なのである。
それは、今後おこるであろう出来事を次々と人間にビジュアル化して認識させるというものだ。
ヨハネがあの象徴に満ちた黙示録を書き記したものも、紙による幻影をみたからにほかならない。
したがってレミエルことラミエルの「幻影を支配する」という任務は大きな意味を持っていることがわかってくれたでしょう。
ラミエルはまた「雷霆」、つまりは雷をつかさどる天使ともされている。
しかしながら、これほど重要な任務を持つラミエル、あるいはレミエルもまた堕天使の影をんぐいきれない。
むしろひじょうにだ天使である可能性が強い天使なのだ。
以上が大天使レミエルです。
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2002年11月17日 (日) 01時34分 |
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