| No.576 Wカップ地区予選 |
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過日テレビで大坂のお寺のご住職が、「里親」となって数名のお子さんを育てているドキュメントを見ました。家族みんなで本当の子どものように子どもたちを育てていましたが、それでも盆暮れには血のつながった親が子どもを迎えに来るとうれしさを隠せない姿に、血縁というものを深く感じました。 昨日は、サッカーで日本中が沸きました。政治的な要因、不幸な歴史の要因、など隣国なのに国交がない国家同士の対戦でした。そして多くの在日朝鮮人の方が応援に行きました。 街角でインタビューを受けた幾人かは、誇らしげに北朝鮮の勝利を確信していると語り、また幾人かは生みの母国と育ての母国の間にどちらを応援すべきかと戸惑いさえ見せていました。でも、きっと彼らは母国を応援したと思います。未だ見ず故郷でも、心のふるさとなのでしょう。それは僕らにしてみれば「里親」のように一抹の寂しさを感じるものの、とてもいいことだと思います。 勝負事ですので、勝敗はつきました。喜んだ人、悲しんだ人はいても、大きなトラブルもなく、スポーツイベントは終了しました。フェアーなプレーにみんな感動と満足を覚えたと思います。 物事の解決にはきっかけが必要です。どうぞこのイベントを通じて、間違いが修正され悲しんでいる人が解放され、蟠りが少しずつ無くなるようにと願います。
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