| No.169 美談化される戦争 |
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>捕虜となり、奇跡的に救出された米陸軍上 >等兵のジェシカ・リンチさん(一九)に義 >援金や大学の奨学金給付、ハワイ旅行や新 >車贈呈など善意の輪が広がっている。リン >チさんは重傷を負い、ドイツの米軍病院に >入院しているが、来週には帰国するとみら >れ、地元チャールストン(ウェストバージ >ニア州)は沸きかえっている。
>戦場のヒロインが銀幕のヒロインに−。イ >ラク軍に捕らえられた米陸軍の女性兵士、 >ジェシカ・リンチさん(19)の救出劇を >映画化しようと、米ハリウッドで映画製作 >者らが壮絶な権利争奪戦を始めた。殺伐と >した戦闘が繰り広げられるなか、明るい話 >題となった救出劇は、親近感ある表情の >“癒し系”リンチさんのキャラクターも手 >伝い、映画化への動きが一気に加速してい >る。 以上二つのニュースはともにインターネットで配信されたもの。そして、暴力という逆境に耐え、無事生還した事に安堵する気持ち以上に、このニュースに疑問を感じた。 彼女の生い立ちはよく知らない。しかし、軍隊に入隊した事の意味は十分承知の上であり、その任務の遂行のため、つまりは殺戮をしにイラクに行ったはずだ。 金のためならなんでもする事の是非。 返り討ちにあい、やっとの思いで仲間に助けられた事。 ともに美談ではないような気がする。
2003年04月09日 (水) 17時57分
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