インターネットの毎日新聞によると、 25日に行われる万博開会式の来賓招待の対象となった愛知県瀬戸市議28人のうち、万博反対派の市議、加藤徳太郎さん(55)だけに万博協会からの招待状が届いていないことが、23日分かった。 と記している。 1つのイベントをしようとする時、意見は分かれることはよくあることで、古代ギリシアでは、全員一致した出来事は認められない、というルールがあるぐらい、反対意見がないのは異常なことなのかも知れない。 それに対して反対したから、と威圧するようにこのようなことをする執行部の度量のなさを暴露したわけだ。 そもそも中部地区で万博を行いたい、という希望が発表された時に、大手トヨタが地元でと誘致してこの野鳥の宝庫で開催されることになった。開発なき万博、とか自然との融合、とか言いながらも、不十分なアセスで強引に進めた経緯もある。 ・・・しかし、今日言いたいのはそのことではない。少数反対者をどう考えているか?という問題だ。マイノリティーというカタカナ語が認知されつつある今の日本において、権力を持っている人たちは、その社会情勢を無視して、あいも変わらずマイノリティーに対して威圧的に牙を向く。 昨年のプロ野球問題の渡辺氏、そしていま戦いの渦中にいる日枝氏。相手に向かって話し合いに応ずる気はない、と言い切る姿、そして憲法9条問題。 始めに言葉があった、そう僕らは神さまから言葉という大切な道具を頂いたのだから、会話を通して、話し合いを通して、物事を解決しようとしたいものだ。
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