| No.455 選挙を終えて |
|
| NAME:Take() |
参議院選が終わった。参議院の意義、とか様々な議論はあるが結果を見て感じたことを…。 幾度の経済成長とともに、様々なレジャー、生きがい、等々選択肢が増えた。熟成した社会だとおもう。それはある意味、利害関係を生み出し、権利と義務の必要が出てくる。 ある問題では、脱法や法律無視に対する自警の住民グループが出てきて対立を問題解決を図る。 ある家庭内問題では、担当行政や近隣住民との希薄な関係から、弱者が被害にあい悲しみを誘う。 職を失い、その日の食事もままならない方も居れば、緊急時のために作られショーウィンドウにも乗らないまま破棄される弁当もある。 未来に希望を求めることができない若者、(数年前)サッカーのワールドカップを見たいがために会社を辞める人も多く居た反面、老後生活に恐怖さえ感じる老人もいた。一方都内ではベンチャービジネスの成功や10億とも言われるマンションの売れ行きも好調というニュースも飛び込んでくる。 給与条件や福利厚生費も多大に出される大企業では、片面ではサービス残業は今でも当然であり、毎晩深夜にタクシーで我が家に戻る方も多い。 以上のことは誰でも見聞きしているようなありふれた日本の国内事情だ。すぐに多種多様な生き様を頭の中に描ける。 しかし、今度の選挙は2大政党化した。しかも、平和問題、憲法改正問題などにおいては、ほとんど意見の変わらない政党どうし…。多種多様な生き様、多種多様な考え、多種多様なライフプラン、こうした人たちが、自分の意見を殺してまでどちらかの政党に入れてしまった嫌いがあるように感じてしかたない。 本当に2大政党は、僕らの理想の政治体系なのか?少しでも、自分の考えやライフスタイルにあった政治家を見出すことが本当は必要であったのではないか? マイノリティ…、言葉としてはなじんできたが、まだまだ自分の生活の中には入りきっていないような気がする。
|