[186] 読書感想文が書きたい・・・ |
- デメロード - 2005年08月06日 (土) 01時18分
ああ、純粋に”読書感想文が書きたい・・・”
某所で某ふまじめなコンテンツで、オリジナルなパラレルな自分勝手な2次創作(なんだかちっともわからない)をUPしているのですが。
不毛にえっちなことを書いているものなんですが、その下敷きに実は『銀河鉄道の夜』が出てくるんだから、怖ろしい。自分で怖ろしいといいつつ、書いているのは、ほとんど異端者の気分です(滅)。
ええ、一応念のため、その名作をパクって2次創作を書いているわけではないのです。それだけは、ご安心くださいませ。
今年に入ってから・・・2次創作ってどうなんだろう????? これは、最初の創作者の権利侵害とか、心象侵害になるんだろうかと考える機会をいただきまして。
考えている割には、ちっとも改善されていない自分の人格を非常に嫌っている反面、出来ないヤツ(というか、自分だ)は、めっちゃ可愛いかもと許容しているのかもしれないです。
せめて、最初の創作者さまへのラブレターになればと、きれいごとを言いたいところですが、私はそういう風には書けません。
まぁ、ラブレターになりうるのは、それこそ純粋な読書感想文、だけなのかもしれません。どうでしょう? ただし、私が記憶するに、読書感想文の形式の中に「もし、この設定で別作品(あるいは続き)を書くとしたら。」というのが許容されていたように思うのです。 ですが、それにしても自分のやっていることは・・・。
くわえて、映画をみたら、それについてまことしやかにいろいろ書いたりしてます、自分。 以前、ある方々にそれを参考にしていますと言われ、ひっくり返りました。「はは〜。どうしましょ。」って。まぁ、ひとつの意見というだけにとどめておいてくださいませ。好き勝手を書いていますから・・。
ここでひとつ、印象に残っているJ.レノンの言葉を挙げておきましょう。10代を迎える前にその言葉を知り、未だに心に棘として刺さっております。
「評論家はきらいだ。あいつらは何もなしえない。」 {確かこのあと、「あいつらは俺達(のやっていることに勝手に関連づけて)にのっかって商売をしている。」なる発言に繋がっていたような記憶があります。}
初めて知った時に、ずいぶんきつい人だな。天才は凡人を見下しているのだなぁと思いました。まぁ、子供心にも、そうする権利は、天才にあるのだと思いましたが。 その時に自分でも予感したとおり、私は何もなしえない人間にしかなれなかったのだなぁと思うのですが。 さらにまずいことに、”何もしないでおとなしくしている人間”でなかったのでありまして、それがいよいよ悩みを創ってくれるのでした。
私がやっている二次創作、その他いろんな作品に対するコメント(感想や評論?)は、もともとの作品の魅力・人気にのっかっているものです。 それを偉そうに(とはしていないつもりですが)気持ちよく(ええ、こっちの方は大いに享受しています。萌えにはまると脳内に快楽物質ドーパミンが♪)披瀝している私は、低俗なやつだなぁと思うのです。
天国にいる宮沢賢治さま。 私は最近、あなたの作品を漫画化していたり、アニメ化していたりするものに出くわし、いよいよ原作を好きになりました。第一原稿と最終原稿のへだたりを知り、なぜ”○○の部分”(ネタバレしないために伏せます)を削除してしまったのかを考えて過ごし、その時間が大変ぜいたくで貴重でした。まだ、全然調べていませんが、それについてたくさんの方が評論し、あるいは仮説をたて、感想を述べたと思います。 どうでしょう・・・。そういう他者の行為は、あなたの著作権を、心情を、害してしまうのでしょうか。 よい作品であればあるほど、何かそれについて書いて、誰かとその話をしたい・・・。
じゃ、純粋に書けよ、読書感想文をよ。って、自分にツッコムのですが、どうしてだか・・・・なんか自分ってものも、プラスアルファしたい欲望がでてくるんです。
歌詞も意訳してしまうしねぇ・・・。
創作者さまのメッセージを受け取ったってことに対する返事を返すのに、”ただのやまびこではないものを。” と思うついでに、自分の心を込めようと思うのが、どうもいけないのかもしれません・・・。
(なんだか眠れないので、つらつら書いてしまいました・・・)

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