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タイトル:「K2」ざっくりあらすじと感想 舞台

1回見ただけでまとめたあらすじです。セリフの詳細・山岳用語・物理用語はパスさせていただきます。

ツヨモン 2010年11月21日 (日) 10時59分【1736】
タイトル:「K2」ざっくりあらすじと感想

舞台空間のほとんどが、切り立ったゴツゴツした凍りついた岩場。
大人二人がかろうじて立ったり座ったりできる程度の狭い岩棚に
身を寄せ合いシートをかぶって寝ているテイラーとハロルド。
朝になり、生きていることを確認し喜ぶが、
ハロルドは左足を骨折している。
テイラーも肩を痛めている。
かわるがわる前日のアクシデントを激しく悔やむ。
気を取り直して、現状把握と装備の確認。
テイラーは自分のザイルを上に置いてきてしまったことに気づく。
2人が下山するにはハロルドが持っているザイルだけでは足りない。
テイラーは氷壁を登って行きザイルを発見するが、
雪の中に凍り付いていて取れない。
いったん岩棚に降りてきたテイラーは、太陽の光があたって
凍りついた雪が溶けるのを待とうと言う。
先に1人で下山するのを暗に勧めるハロルド。
テイラーは納得しない。
ハロルドは手元に残っているビニールテープを使って
2人で凍りついたザイルを引っぱってはがし下ろそうと提案する。
もう一度岩場を登るテイラー。岩棚に戻り、
2人で力を合わせて引っ張って引きはがすことに成功。
しかし雪崩がおき、せっかく手元に取り寄せたザイルも
ハロルドのリュックも落下してしまう。
装備は激減。ハロルドは深くダメージを負う。
意識を取り戻したハロルドは、岩場を登るのに使った
アイススクリューを回収すれば下山できると提案し、
テイラーは三たび岩場を登る。
アイススクリューの1つは回収できたが、テイラーは滑落。
ハロルドがなんとか岩棚の近くで落下をくい止め、
宙吊りのテイラーを岩棚に戻す。
ハロルドはテイラーに1人で下山するように勧めるが、
テイラーは自分には妻も愛する女性もいないし欲しいとも思っていない
が、「本当の友だちが欲しかった。その友だちを見捨てて
   これから先ずっと生きていくのは嫌だ」と訴える。
ハロルドは自分が心から愛する妻と子どもに
自分のことを伝えるために生きてくれと言い、テイラーを送り出す。
1人岩棚に残されたハロルドは、
無事に下の足場に着いたテイラーから
ザイルを下ろすよう合図を送られたのを喜ぶが、
ザイルの全てを下ろすのに葛藤する。
しかし静かにザイルを投げ下ろし、人生を受け入れ、待つ。
一本の赤いザイルはテイラーに託された。

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以上、1回観劇した私なりに解釈・把握したお芝居のあらすじです。
登山道具の名前も記憶に頼っているだけなので間違っていたらごめんなさい。
以下、感想やら舞台の説明やらです。
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舞台のほとんどが切り立った凍りついた岩壁。
舞台の上から下まで上手すべてから下手袖近くまで。
2人がいるのは上手寄りの舞台の高さの半分ほどの所。
ゴツゴツして凹凸はあるが、とても登れるとは思えない氷壁。
2階席から見ると、氷壁は上は幕に隠れている上までありそうで
下は舞台の下まであった。
舞台の板の上に乗っているのではなく、
舞台の前端何十センチか奥から深い穴が掘ってあって
そこからセットが組んであるように見えました。
勿論、掘ってはないでしょうが、普段舞台として使っている板をはずして、
奈落と言われるところに設置してあるのかな?
2階の1列目からは底は見えませんでした。
(どうなっているんだろう?幕が開かないとセットは見られないし
上演中に勝手に3階席のてっぺんに確かめに行くわけにもいかないし。)
とても登れないだろうと思える岩場を、
剛くんは本当に足場を探しながら登って行きました。
途中でセットの裏に入ってしまうんですが、(お芝居は続いている)
セットの岩肌の横にくっついていて裏に入る瞬間まで見える席でした。
テイラーは降りてくる時は、登っていったところとは違う所、
岩棚の上に垂直下降って言うのかな?『日本沈没』でコウさんが
やっていたような降り方で降りてきました。
ザイルを結んだり、ほどいたり、手繰ったり。
岩場を登ったり降りたり。おそろしく自然でした。
2人が無言のままそれぞれに手際よくザイルを
結んだりほどいたりしている間にも
2人の関係が伝わってきました。

ハロルドはテイラーが岩場を登っている間、
仕事の話、物理の話、家族の話、くだらない下ネタ話をします。
テイラーはイタリア人の血が流れているせいか、やや短気。
でもとにかくハロルドと共に下山したい。
然し、あらすじに書いたように状況はどんどん悪化。
そんな中で、キレたり、怒ったり、泣いたり、
くだらないことを言ったり、笑ったり、
わめいたり、絶望したり、希望をみつけたり、
なぐさめたり、思いやったり、
あきらめたり、あきらめきれなかったり。
まさに追いつめられた、間違いなく命の懸かった状況の
彼らのひとつひとつの台詞が、表情が、感情が、胸に応えました。
「本当の友だち」という言葉で堰を切ったかのように、以降私は泣きっぱなし。
テイラーを下に送り出すときのハロルドの笑顔が
明るくて印象的でした。その後どんどん暗くなって
変わっていく氷壁の表情からも重く伝わって来るものがありました。
ただの悲劇ではありません。
途中でハロルドがフォトン?クォーク?は一度出会うと
どんなに離れた宇宙にあっても、お互いに呼応する
みたいなことを言っているのですが
(物理は苦手であいまいにしか覚えられなくてすみません)
それもここで別れても時空を越え繋がっている
という暗喩だったんでしょうね。
リンゴの喩えはいまだ理解に至らず。

是非もう一度観たい!素晴らしい舞台でした。

ツヨモン 2010年11月22日 (月) 01時06分【1737】


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