千秋楽にふさわしい素晴らしい舞台でした。
幕が開くと同時に、役者の皆さんの意気込みがビシビシ伝わってきました。
特に石井バルジャン&岸アンジョ&藤岡マリウスの熱血トリオは最高でした。
石井バルジャン
やっぱり石井さんのバルジャン大好きだなぁ。
2003年のCD盤の歌声がすごく若かったのと、藤岡君がゲストに呼んでもらった時のライブの歌声が若かったので、バルジャンというよりもまだまだマリウスの方がお似合いなんじゃないかな?と思っていたのですが、実年齢の若さをカバーするくらいの素晴らしい演技力と歌声で素敵なバルジャンでした。
見事なフケっぷりです。
すごく役に対する愛情も、レミゼに対する愛情も感じました。
そして、マリウス役を経験しているだけあって、マリウスに対する愛情も他のバルジャンの皆さんよりも強く感じました。
特に「Bring Him Home」は愛がすごく伝わってきて、私が神様なら、絶対に願いをかなえてあげる。って思わせるほど鳥肌級に素晴らしかったです。
バリケードの外に弾を取りに行こうとするマリウスの肩をガシっと抱きとめて押さえつけて行かせないようにしてくれたところもグッときました。
岸アンジョ
いつも熱いアンジョですが、いつもより更に熱いアンジョで、
「死のう僕らは敵など恐れはしない
立つのだ仲間よ 世界に自由を〜♪」
というアンジョの最後の歌は、「仲間よ」から歌になってなくて、叫んでおりました。
そして、マリウスが撃たれた後、2Mくらいの高さからヒーロジャンプでマリウスの元にかけつけ、グランをハグしてバリケードを駆け上がり戻っていきました。
もう、ただただ滝涙でしたよ。
いつもはグランテールに優しく微笑みかけて
バリケード駆け上がるんだけど、それだけでも涙もんなのに、抱きしめちゃうなんて反則ですよ。岸アンジョ。
下水道のシーンになっても涙が止まらないくらい涙涙のアンジョのラストシーンでした。
あまりにも熱演ぶりに、岸さんのアンジョはこれで最後なんじゃないかと不安になるくらい。
お願いだから、次シーズンもアンジョやってくださいね。
岸アンジョは藤岡マリウスのベストパートナーです。
藤岡マリウス
毎度のことながら、本当に美声です。
この歌声を聴いているだけで心から幸せに満たされます。
岸さんがアンジョだと弟キャラ&愛されキャラ全開でイイのよね〜。
ベガーズのシーンで消えたコゼットを追っかけて走るんだけど、めちゃ早くて思わず「藤岡君100M何秒で走るの?」と聞きたくたくなるほどでした。
柵越えもバリケード越えも、ほ〜〜んと軽々で、若さもあるんだろうけど、藤岡君の運動神経の良さも見せ付けられました。
初めて挑戦するミュージカルの世界で1年間、本当にがんばったと思います。
いい表情してました。
・・・・スミマセン、藤岡君の千秋楽だったのですが、すっかり岸アンジョに心を奪われてしまって・・・・
藤岡君もスゴク良かったんですが、あまりマリウスの印象が無かったかも・・・・
なんか、藤岡君はまた次シーズンのレミゼにも出れそうな空気を感じたので、これで見納めって感じが全然しなかったので。。。。
おまけ
上條レーグル
すごい気合の入れようで、すぐに楽日だとわかりました(笑)。
コンブは3人いるから、アンサンブルメンバーでひとりだけ一足お先に千秋楽だったんですね。