３月７日マチネ
藤岡マリウスの
名古屋中日劇場前半最後の舞台を見ました。
「ＡＢＣカフェ」で、東山アンジョルラスの
「マリウス 分かるけれど」
の表現は、強い信頼を感じます。
マリウスの恋を、
一時のものだと思っているのでしょうか？
「恵みの雨」で、
歌が劇的に変化して行く様でした。
最初は、何とか手当てをして
助けようとしているのですが、
それが、不可能だと気付いて、「見捨てないよ」あたりから、悲しみに、涙が溢れて来て
歌も、感情で、崩れそうに揺れています。
エポの死の後、マリウスはアンジョルラスの腰に寄り掛かるように泣いていて
（こちらから見ると左側かな？）
そんな、マリウスを
アンジョルラスは右腕で優しく
守るように抱いていました。
その後、動転したマリウスは、
理性を失っていて、
現れるバルジャンを本当に撃ってしまいそうに
すごく、怖い顔をしていました。
そんな、取り乱したマリウスを、
痛々しく思っている様で、
アンジョルラスは、少し悲しそうな優しい顔で
振り上げた銃を、手で下げさせてから、
やってきたバルには、厳しい顔を向けました。
それから、その後、左上での戦闘シーン
この時に、目に留まりましたが
「最初の攻撃」でバルジャンが
「このスパイジャベール 任せてほしい」
と言うところで
下の様子を心配して、立ち上がり見ています。
まだ、衝撃は強いが、少しづつ、マリウスの、
理性と責任感が戻って来る様子が、
アンジョルラスを心配そうに見る目線で
分かりました。
「Ｄｒｉｎｋ Ｗｉｔｈ Ｍｅ」の、
最初の「過ぎた日に乾杯」のところで
僕には、乾杯できないって、
首を振っていました。悲しい、
本当に可愛い表情でした。
女性からのお酒は、
煽るように飲み干していました。
「今は空しい人生」で本当に悲壮な顔をして
グランテールを見たので
グランテールも、見ていられない と言う感じで居た溜まれずに席を立ったようでした。
「弾がない」「僕が行きます」の所で、
サッカーでＦＷがＤＦを振り切ろうとする様に、
身体を相手の逆向きに
フェイントを掛けたのですが、
捕まってしまって、本当に悔しそうでした。
「下水道」のバルジャンとジャベールの対決で、別所バルジャンは今回いつも、
マリウスを辛そうに担いだまま
片膝をついています。
梅田より、その姿にぐっと来ます。
登場のときも、この日は４日間で、
一番綺麗にライトがマリウスに当たる様に、
お姫様だっこしていた様に見えました。
「見ろジャベール」の所でマリウスの首が
揺すられるのが、すごく好きです
顎の線とか綺麗ですね。
「カフェ・ソング」は、鬼気せまる、
今までで一番の絶叫だったと思います。
「ああ友よ聞くな」で、
のどに負担を掛けるのではと心配しました。
そのまま、後ろの死者たちに
ついて行きたいと思っているのかと
心配する程でした。
でも、「マリウスとコゼット」の声は
いつも通りに美しく伸びやかで
取り越し苦労だったようです。
３人のハーモニーがとても美しかったので、
拍手が起こりました。
結婚式のダンスが幸せそうで、楽しそうで
笑顔がすごく良かったです。
カテコ
コングさんと握手していました。
最後に、上手の端で、阿部グランと仲良く並んでニコニコしながら挨拶もしていました。
前半は、学生さん達と
濃密な人間関係を築けたようで
後半も楽しみです。
