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[138] E−HERO ダーク・ガイアの悪魔族と岩石族の混合デッキを構築する
ヘルシー三郎 - 2009年03月09日 (月) 16時57分

タイトル:「E−HERO ダーク・ガイアの悪魔族と岩石族の混合デッキを構築する」。

概要:GLADIATOR'S ASSAULTで登場した「E−HERO ダーク・ガイア」の専用デッキの考察です。

1.「E−HERO ダーク・ガイア」の性質
最初に「E−HERO ダーク・ガイア」(略:ダーク・ガイア)のステータスと効果からその性質を読み取ってみよう。

性質1:悪魔族モンスターと岩石族モンスターを融合素材とする融合モンスターである
→必然的に悪魔族と岩石族の混合デッキになる。

性質2:「ダーク・フュージョン」による融合召喚でしか特殊召喚できない。
→デッキには「ダーク・フュージョン」か「ダーク・コーリング」を投入する必要がある。

性質3:守備力は0で攻撃力は融合素材モンスターの攻撃力の合計の数値となる。
→融合素材によっては爆発的な攻撃力を得ることができるが表示形式変更に非常に弱い

性質4:地属性の悪魔族である。
→墓地に落ちれば「ギガンテス」や「ダーク・ネクロフィア」のコストになる他、悪魔族や岩石族のサポートを受けることができる。
性質5:攻撃宣言時に相手の守備表示モンスターをリバース効果を発動させずに全て表側攻撃表示にすることができる。
→守備表示モンスターを無力化して高攻撃力を生かすことができる。

以上の性質を基に専用デッキを構築していきましょう。

2.ダーク・ガイアのデッキと高相性なカード
ダーク・ガイアのデッキと高相性なカードをまとめてみました。

(1)悪魔族編

・クリッター:ほとんどのデッキに入る制限カードの万能サーチャー。攻撃力は低いが汎用性は非常に高い。

・冥府の使者ゴーズ:ほとんどのデッキに入る簡単に場に出せる最上級モンスター。

・E−HERO ヘル・ゲイナー:悪魔族を2回攻撃を可能にするモンスター。ダークガイアに使用すれば一撃必殺を狙える。

・死霊騎士デスカリバー・ナイト:特殊召喚はできないがモンスター効果を無効にする高ステータスの下級モンスター。

・ニュート:同じく高いステータスを持つ。効果は強力ではないが癖がない分扱いやすさはこちらの方が上である。

・邪帝ガイウス:アドバンス召喚でフィールド上のカードを種類を問わず除外する上級悪魔族モンスターのエース。

・E−HERO マリシャス・エッジ:緩い条件で1体のリリースで出せる貫通効果を持った最上級モンスター。

・ゴブリンエリート部隊、ジャイアント・オーク:下級モンスターで単純に高攻撃力を求める場合に。

・スナイプストーカー:運が絡むが手札1枚を万能除去に変換できる。「キラー・トマト」から出せる最大サイズのモンスター。

・暗黒界モンスター:専用デッキを組むことになるが墓地にたまりやすくハンデスに無類の強さを誇るモンスター群。

・魔轟神レイヴン:暗黒界モンスター中心のデッキには必須クラスの悪魔族のチューナー。

・デーモン・ソルジャー:高等儀式術を使用する場合に投入したい悪魔族の通常モンスター。

・終焉の王デミス、闇の支配者−ゾーク:専用デッキになるが強力な効果を持った悪魔族の儀式モンスター。

・ミストデーモン:リリースなしで通常召喚できる悪魔族の上級モンスター。墓地に落ちやすいのもポイント

・ダーク・ネクロフィア:墓地に行ったダーク・ガイアなどをコストにすれば無駄がない強奪効果持った特殊召喚モンスター。

・邪神ドレッド・ルート、幻魔皇ラビエル:単純に高攻撃力を求める場合に。ただしほとんど召喚できないのに覚悟が必要。

(2)岩石族編

・メタモルポット:多くのデッキに入る手札補充の制限カード。デッキの回転を早めるだけでなく暗黒界モンスターとも高相性。

・N・グラン・モール:強力なモンスターを手札に戻す効果を持った制限カード。

・コアキメイル・ガーディアン:維持に条件があるが非常に高ステータスなモンスター効果を無効にすることができる岩石族。

・地帝グランマーグ:アドバンス召喚で種類を問わずセットされたカードを破壊できる上級岩石族のエース。

・ギガンテス:召喚には除外が必要になるが強力な魔法・罠破壊効果を持った岩石族。

・伝説の柔術家:守備表示の場合攻撃モンスターをデッキの1番上に戻す強力な効果を持った岩石族。

・地球巨人 ガイア・プレート:岩石族中心のデッキになるが攻撃力と戦闘に非常に強い効果を持った岩石族の最上級モンスター。

・磁石の戦士β:高等儀式術を使用するデッキの場合是非投入したい岩石族の通常モンスター。

・ビッグ・ピース・ゴーレム:下級モンスター感覚で扱える岩石族の上級モンスター。

・磁石の戦士マグネット・バルキリオン:単純に高攻撃力を求めるならこのカードの出番。召喚することはかなり難しい。

(3)その他モンスター編

・魔導雑貨商人:墓地肥やしとデッキの回転を早めてくれるリバース効果モンスター。

・黄泉ガエル:強力な制限カードのリリース要因。帝などを多用する場合に非常に役立つ

・キラー・トマト:悪魔族主体のデッキならこのカードが回転を早めてくれる。

・巨大ネズミ:岩石族主体のデッキならこのカードが回転を早めてくれる。

・マンジュ・ゴッド:儀式デッキには必須のサーチャー

・氷帝メビウス:強力な魔法・罠除去効果を持つ上級モンスター。リリース確保が容易なデッキなら採用候補

(4)魔法・罠編

・封印の黄金櫃:「ダーク・フュージョン」、「ダーク・コーリング」などをサーチすることが可能な万能サーチカード。

・神の宣告:ダーク・ガイアの召喚の妨害を防ぐ、攻撃を通すなどあらゆることに役立つカウンター罠

・魔宮の賄賂:4枚目以降の「神の宣告」として。

・巨大化、閃光の双剣−トライス:高攻撃力のダーク・ガイアに装備すれば一撃必殺を狙える。

・ポールポジション:主に天敵の「月の書」「エネミーコントローラー」からダーク・ガイアを守る。

・闇次元の解放、化石岩の解放:除外された悪魔族、岩石族を展開できる。

・手札抹殺:暗黒界モンスターと高相性の手札交換カード。

・おろかな埋葬:デッキからモンスターを墓地に送りダーク・ガイアの融合召喚を狙う。

他にも高相性なカードは存在するかもしれません。

3.実際に「E−HERO ダーク・ガイア」の専用デッキを構築する。
(1)でダーク・ガイアデッキの共通の戦術を述べ(2)(3)(4)(5)(6)で専用デッキを紹介・検討する。
なおここでは他のE−HEROの融合モンスターの併用は考えないものとします。

(1)ダーク・ガイアデッキの共通の戦術
1章の性質1で述べた通りダーク・ガイアは悪魔族と岩石族の融合モンスターである必然的に両種族の混合デッキとなる。
その割合や数などについては(2)(3)(4)(5)(6)で述べる。
どんなダーク・ガイアのデッキにも必須クラスなのは悪魔族では「クリッター」と「冥府の使者ゴーズ」
岩石族では「メタモルポット」と「N・グラン・モール」であろう。これらは全て制限カードである。
サポートカードとして主に悪魔族に「闇次元の解放」、岩石族に「化石岩の解放」が除外から特殊召喚にしようすることできる。

1章の性質2で述べた通りダーク・ガイアは「ダーク・フュージョン」による融合召喚でしか特殊召喚できない。
必然的に「ダーク・フュージョン」か「ダーク・コーリング」を投入することになる。
依存度にもよるが1ターンキルを狙う場合は効果耐性の付く「ダーク・フュージョン」、
安定性を求めるなら「ダーク・コーリング」を優先すると良い。
もちろん両方投入するのも良いが投入枚数はダブらないようにデッキ調整を繰り返そう。

1章の性質3で述べた通りダーク・ガイアは攻撃力は融合素材の攻撃力の合計で決定され守備力は0である。
攻撃力は融合素材に比例して上昇するが下級モンスター同士でも3000は簡単に超えることが可能で
上級モンスター同士であれば5000を超えることも難しくない。
1章の性質5で述べた通りダーク・ガイアは相手守備表示モンスターを表側攻撃表示にする効果も持っている。
相手が守りにはいっていてもライフをごっそり削り取ることが可能である。
さらに「巨大化」や「閃光の双剣−トライス」があれば1ターンキルも可能だ。
しかし攻撃力がいかくら高くても「月の書」や「エネミーコントローラー」の前には無力であるし、
「魔法の筒」などを使われては逆に自身に大ダメージが及びかねない。
対策として「ダーク・フュージョン」で融合召喚しそのターンで勝負を決めるか「ポールポジション」、「神の宣告」等で攻撃を安全に通そう。
また天敵である「オネスト」に対しては光属性モンスターを事前に除去するか、「マインドクラッシュ」が有効。

1章の性質4で述べた通りダーク・ガイアは地属性の悪魔族である。
そのため墓地に落ちた後なら岩石族よりのデッキなら「ギガンテス」の、
悪魔族よりのデッキなら「ダーク・ネクロフィア」召喚コストになる。
また、「E−HERO ヘル・ゲイナー」による2回攻撃付加も可能なので是非狙いたいところである。

ダーク・ガイアのデッキ全般の弱点として除外と特殊召喚封じに弱いことが挙げられる。
前者は「閃光の追放者」、「次元の裂け目」、「マクロコスモス」、後者は「王宮の弾圧」や「大天使クリスティア」などである。
前者は「ダーク・フュージョン」を投入すればまだなんとかなるが「ダーク・コーリング」が主軸の場合はどうしても弱くなる。
「王宮の鉄壁」が使えないので「砂塵の大竜巻」や「ツイスター」で除去するしかない。「王宮の弾圧」に対しても同様。
「大天使クリスティア」に対しては「死霊騎士デスカリバー・ナイト」や「コアキメイル・ガーディアン」で除去するか「N・グラン・モール」で手札に戻してしまうのが対策として有効。

(2)悪魔族中心型
悪魔族をデッキの中心に据え岩石族を補助に使うのがこのタイプ。
具体的には暗黒界モンスターの中心に必須系の岩石族に加え「伝説の柔術家」、「ビッグ・ピース・ゴーレム」等
単体でも機能する優秀な岩石族を投入する形になる。
また「ニュート」、「死霊騎士デスカリバー・ナイト」中心のスタンダードなタイプにすることもできる。
このタイプだと「E−HERO ヘル・ゲイナー」の効果が最大限生かされ連続攻撃が成功しやすいのが魅力。
また墓地に悪魔族がたまったら「ダーク・ネクロフィア」の特殊召喚も狙える。
墓地にモンスターがたまりやすいのでダーク・ガイアの融合召喚は「ダーク・フュージョン」より「ダーク・コーリング」を優先して投入したい。

(3)岩石族中心型
岩石族をデッキの中心に据え悪魔族を補助に使うのがこのタイプ。
具体的には必須系の岩石族に加えて「コアキメイル・ガーディアン」、「伝説の柔術家」、「ギガンテス」、「地帝グランマーグ」などを投入する。
悪魔族からは必須系に加えて属性的岩石族に合っている「ゴブリンエリート部隊」、「E−HERO マリシャス・エッジ」が無理なく投入できる。
「死霊騎士デスカリバー・ナイト」を投入し、「コアキメイル・ガーディアン」と共に効果封じを狙うのも良いだろう。
このタイプだと岩石族が墓地にたまったら戦闘に非常に強い「地球巨人 ガイア・プレート」を特殊召喚を狙えるのが強みである。
また、「地球巨人 ガイア・プレート」は召喚制限はないため「ダーク・コーリング」からの除外から「化石岩の解放」による特殊召喚が狙えるのも魅力である。
墓地にモンスターがたまりやすいのでダーク・ガイアの融合召喚は「ダーク・フュージョン」より「ダーク・コーリング」を優先して投入したい。


(4)帝コントロール型
悪魔族、岩石族の必須系モンスターに加えて「ダンディライオン」、「黄泉ガエル」などリリース要員を投入し「邪帝ガイウス」、「地帝グランマーグ」の帝を大量に投入するのがこのタイプ。
他の帝モンスターは魔法・罠を除去できる「氷帝メビウス」が採用候補。
このタイプだとカード除去が他のデッキに比べて圧倒的に多いのが強みである。
また、事前に除去カードを帝などに使わせることが可能なのでダーク・ガイアの場持ちも良くなる。
しかし、手札事故や「神の宣告」の発動タイミングに注意が必要になる。
帝モンスターが場を荒らしつくし墓地に落ちたら「ダーク・コーリング」からダーク・ガイアで追撃する形になる。
よって「ダーク・フュージョン」より「ダーク・コーリング」を優先して投入したい。

(5)高等儀式術の儀式型
悪魔族、岩石族の必須カードに加えて「終焉の王デミス」、「闇の支配者−ゾーク」などの強力な悪魔族の儀式モンスターを採用したタイプ。
「高等儀式術」によって「デーモン・ソルジャー」、「磁石の戦士β」ら悪魔族、岩石族の通常モンスターを墓地に送り「ダーク・コーリング」によってダーク・ガイアを融合召喚する。
このタイプのデッキだとダーク・ガイア召喚まえに「終焉の王デミス」や「闇の支配者−ゾーク」によってフィールドを一掃し、巨大化などでダーク・ガイアを強化できれば1ターンキルも容易であることが魅力である。
また、墓地に儀式モンスターが行っても「ダーク・コーリング」によってダーク・ガイアの融合素材することができる。
派生として通常モンスターを岩石族のみにして「地球巨人 ガイア・プレート」の召喚を狙い墓地に落ちたら儀式モンスターと共にダーク・ガイアの融合素材にするタイプも存在する。
いずれにせよ強力なデッキではあるがデッキの要である「高等儀式術」が制限カードであることが欠点として挙げられる。
サーチ手段は「マンジュ・ゴッド」など豊富だが墓地から手札に加える手段が現環境ではほとんどないのだ。
そのため「マインド・クラッシュ」などに非常に弱い。
墓地利用のため「ダーク・コーリング」が中心となるが「ダーク・フュージョン」も手札事故などに備え用意しておきたい。

(6)1ターンキル特化型
悪魔族からは「邪神ドレッド・ルート」、「幻魔皇ラビエル」を、岩石族からは「磁石の戦士マグネット・バルキリオン」を採用したタイプ。
いずれも両種族の最高攻撃力モンスターでそれを融合素材とし「ダーク・フュージョン」によって非常に高い攻撃力と効果耐性を得たダークガイアで1ターンキルを狙う。
また、「E−HERO ヘル・ゲイナー」、「巨大化」、「閃光の双剣−トライス」、「神の宣告」、「魔宮の賄賂」も可能な限り投入することで1ターンキルをより確実なものにする
このタイプのデッキの魅力はなんと言っても圧倒的な高攻撃力で相手を圧倒できることであろう。
その反面採用するモンスターは召喚するのは困難なので手札事故はおきることを前提にデッキを構築したい。
1ターンキルを狙うため「ダーク・フュージョン」を優先するが墓地利用することで圧倒的な高攻撃力のダーク・ガイアを2体並べることも可能なので「ダーク・コーリング」も是非投入したい。

これらのデッキの混合型やこれ以外のタイプのデッキも存在するかもしれません。

4.まとめ
「E−HERO ダーク・ガイア」は圧倒的な高攻撃力を得ることができる強力なモンスターである。
そのため専用デッキを組めば出すことも非常に容易になる。またそのバリエーションも豊富なのも魅力のひとつである。
弱点もあるもののそれを補ってあまるほどの魅力があると言える。

皆さんオリジナルの「E−HERO ダーク・ガイア」の悪魔族と岩石族の混合デッキを組んでみましょう。


[141]
プロたん(管理人) - 2009年03月22日 (日) 20時44分

いつも投稿ありがとうございます。

今週掲載予定でしたが、まとめが間に合いそうにないです。来週になってしまう予定です。ごめんなさい。

[142] ありがとうございます。
ヘルシー三郎 - 2009年03月22日 (日) 21時23分

いつもお忙しい中ありがとうございます。

更新時期に投稿して遅くなるのは覚悟の上ですのでよろしくお願いします。



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