| [7] 究極・背水の陣 |
- 夏咲サカキ - 2007年02月23日 (金) 15時18分
凄まじい効果を持った 背水の陣について考察してみました。
1.異常なコスト
自分のライフコストを100になるように払うコスト。 発動してしまえば後が無くなり、まさに背水の陣と言える。 ここで注目して欲しいのが、 ライフが100以下になっていなければ発動できる≠ニいう点。 ライフ100以下という状況は滅多に無いため ライフポイントの差で追い詰められていても これ1枚で大逆転という可能性を秘めている。
2.異常だが、やや使いにくい効果
しかし、簡単に逆転できるかと言われればそうでも無い。 確かに墓地に存在する六武衆を全て特殊召喚できるのだが、 同名カードは1枚まで≠ニいう制約があるのだ。 攻撃力の高い「六武衆−ザンジ」を3枚、「六武衆−イロウ」を2枚、 と並べることは不可能。注意しよう。 このカードを使用する場合は、六武衆の比率を 意図的に分散する必要がある。
3.蘇生させる六武衆は?
この効果によりどのように逆転できるか。 それには六武衆のそれぞれの効果を熟知していなければならない。
六武衆−ヤイチ……裏側の魔法または罠カード1枚を破壊 六武衆−カモン……表側の魔法または罠カード1枚を破壊 六武衆−ヤリザ……相手プレイヤーに直接攻撃 六武衆−ニサシ……バトルフェイズ中に2回攻撃 六武衆−ザンジ……このカードが攻撃を行ったモンスターをダメージステップ終了時に破壊 六武衆−イロウ……裏側守備表示のモンスターを攻撃した場合、ダメージ計算を行わず裏側守備表示のままそのモンスターを破壊
この中で「究極・背水の陣」で蘇生させるオススメのカードは
・ダメージが最も大きくなる「六武衆−ニサシ」 ・安全に攻撃を通すために役に立つ「六武衆−ヤイチ」 ・相手の守備モンスターを破壊する「六武衆−イロウ」
以上の3枚が強力だ。 「究極・背水の陣」を用いたデッキを構築する場合は この3枚のカードを優先してデッキに入れてみると良い。 もちろん、六武衆をそれぞれ均等に入れるのも面白い。
4.タイミングを見極める
莫大なライフを消費するため、 「究極・背水の陣」を使う以上は発動したターン中に決着をつけたい。 相手の場ががら空きな状況を狙うのはもちろん、 相手がこちらの「大将軍 紫炎」を破壊するために いくつかのカードを使い、疲弊したところを狙ったりなど、 ここが勝負の決め所だ、と判断したら発動していきたい。
しかしながら、六武衆の効果を信頼し、 不安定な状況で発動するというバクチをするのも面白い使い方だ。 もし失敗しても、戦いを終えた男たちの散り様を見届けよう。
通常罠のため、いつでも発動できるからといって 相手の「サイクロン」にチェーン発動したり、 相手の直接攻撃から身を守るために発動したりするのは とても危険なプレイングと言える。 背水の陣という名前までついてるので、後ろ向きな使用は避けたい。
5.応用
そのライフコストと効果のため、他のカードとの応用が可能となる。 以下の2枚がオススメのカードだ。
・「E・HERO エアーネオス」 ライフが残り100となることにより、攻撃力が爆発的に上昇する。 E・HERO ネオスの生贄確保も 特殊召喚された六武衆たちを生贄にすればOKだ。 しかし、六武衆デッキにコンタクト融合要素を含む E・HEROネオスを投入すると、言うまでも無く事故率は跳ね上がる。 ロマンを求める人にオススメだ。
・「団結の力」 こちらはE・HERO エアーネオスと違い、 安定した活用が出来る。 一気に5枚のカードが並ぶため、攻撃力は4000も上昇する。 1ターンキル成功率を上げるためにも投入しておきたいカードだ。
他にも自爆スイッチ、魔導雑貨商人など、相性の良いカードは存在するので オリジナリティー溢れた六武衆デッキを構築していこう。

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