| [116] 考察:Dragoon D−ENDの専用デッキを構築する |
- キョン都 - 2008年12月03日 (水) 19時46分
タイトル:「Dragoon D−ENDの専用デッキを構築する。」
概要:LIGHT OF DESTRUCTIONで登場した「Dragoon D−END」の専用デッキの考察です。
1.「Dragoon D−END」の性質 最初に「Dragoon D−END」(以下D−END)のステータスと効果からその性質を読み取ってみよう。
性質1:攻撃力・守備力3000の闇属性の融合モンスターである。 →最強クラスのステータスであるため戦闘で破壊されることはあまりない
性質2:融合素材は「D−HERO Bloo−D」と「D−HERO ドグマガイ」しか使えない。 →融合召喚には「沼地の魔神王」などは使えない。ただし「E・HERO プリズマー」等で名前が変わっている場合は可能。
性質3:バトルフェイズを放棄して相手モンスター1体を破壊し、その攻撃力分のダメージを与える効果を持つ。 →戦闘で与えられるダメージと戦闘を行うリスクと比較し効果を使用する必要がある。また、裏守備を破壊してもダメージはない。
性質4:自分スタンバイフェイズに「D−HERO」を1体除外すれば墓地のこのカードを特殊召喚できる。 →融合素材だけでなく「D−HERO」をデッキに投入すれば除去されても繰り返し蘇生できる。
以上の性質を基に専用デッキを構築していきましょう。
2.「D−END」のデッキと高相性なカード 「D−END」のデッキと高相性なカードをまとめてみました。
(1)モンスター編
・E・HERO プリズマー:D−ENDの融合素材を墓地に送りつつ同名カードになるので融合の補助が可能。
・E・HERO エアーマン:プリズマーやD−ENDの融合素材、D−HEROをサーチする重要なモンスター。
・溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム、トーチ・ゴーレム:相手の場に特殊召喚しD−ENDで破壊すれば大ダメージを与えることが可能。
・D−HERO ダイヤモンドガイなどのD−HERO:D−ENDの墓地からの特殊召喚を狙うなら投入したい。
・終焉の精霊:除外されたD−HEROなどを墓地に戻す。「チェーン・マテリアル」を使うタイプのデッキなら必須。
(2)魔法・罠編
・未来融合−フューチャー・フュージョン:D−ENDの融合素材を墓地に送りつつ融合召喚が可能。
・デステニー・ドロー、トレード・イン:手札交換カード。墓地を肥やしつつ迅速にキーカードをそろえる役目を果たす。
・増援、戦士の生還:戦士族がデッキの大半を占めるのでそのサポートカード。
・抹殺の使徒、シールドクラッシュ:D−ENDを出した場合相手は裏守備で出す可能性が高いためにその除去に。
・王宮のお触れ:「次元幽閉」や「奈落の落とし穴」、「王宮の弾圧」等D−ENDの天敵カードを封じる。
・チェーン・マテリアル:融合素材を自由な場所から選べるようになる、破壊される効果もD−ENDならフォローできる。
・フュージョン・ゲート:「チェーン・マテリアル」と併用すれば3体のD−ENDを融合召喚可能。
・闇次元の解放、D.D.R:除外されてしまったD−ENDを場に呼び戻す役目を果たす。
・死のデッキ破壊ウイルスなどのウイルスカード:D−HEROやD−ENDをコストにすれば発動は容易。
・神の宣告、魔宮の賄賂:「王宮のお触れ」を使用しない場合D−ENDの天敵カードを封じる。
他にも高相性なカードは存在するかもしれません。
3.実際に「D−END」の専用デッキを構築する。 (1)で「D−END」デッキの共通の戦術を述べ(2)(3)で専用デッキを紹介・検討する。
(1)「D−END」デッキの共通の戦術
・融合するまで 1章の性質2で述べたとおりD−ENDは融合素材に「沼地の魔神王」などは使用できない。 そのため「D−HERO Bloo−D」と「D−HERO ドグマガイ」を両方をデッキに投入する必要がある。 このとき2体の融合素材は最上級モンスターでありしかも通常召喚できず特殊召喚にリリースを3体要求するので重い。 だが、融合素材の2体はD−HEROでありレベル8である。そのため「デステニー・ドロー」、「トレード・イン」の コストにすることが可能。デッキ圧縮に貢献してくれるため両方とも2,3枚投入しよう。
また、「E・HERO エアーマン」は融合素材や融合補助する「E・HERO プリズマー」をサーチするなど多彩な活躍をする。 「戦士の生還」でD−ENDの融合素材や「E・HERO エアーマン」を使いまわすのに有効。 そして素早くキーカードを集め融合召喚したい。なお融合する手段については(2)(3)で扱う。
・D−ENDの召喚に成功したら 1章の性質3で述べたとおりD−ENDはバトルフェイズを放棄することで相手モンスター1体を破壊し、 その攻撃力分のダメージを与えることができる。この効果を使用する場合フィールド上の状況を考えて効果を使用したい。 D−END以外のモンスターが自分フィールド上に存在する場合相手の場のモンスターによっては普通に戦闘を行ったほう がより多くのダメージを与えられるからだ。相手の罠等で妨害があると予測される場合に効果を使用していきたい。
また、D−ENDの効果では裏側表示のモンスターを破壊してもダメージを与えられない。 そのためD−ENDを召喚した場合相手は裏守備でセットすることが多くなる。 そこで抹殺の使徒やシールドクラッシュで破壊すると良い。
別の手段として溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム、トーチ・ゴーレムを送りつけ破壊し相手ライフを一気に削ると良い。 前者はモンスターを除去し、後者は「D−HERO Bloo−D」と「D−HERO ドグマガイ」の特殊召喚に役立つ。
・D−ENDが除去された場合 D−ENDは1章の性質1で述べたとおり最強クラスのステータスを誇っている。 そのため相手は真っ先このカードを破壊してくるであろう。 そこで1章の性質4で述べたとおりD−HEROをデッキに投入すれば 繰り返し墓地からの特殊召喚が可能である。投入するD−ENDの融合素材のはもちろん、 通常魔法のコストを無視して発動できる「D−HERO ダイヤモンドガイ」 墓地からD−HEROを蘇生できる「D−HERO ドゥームガイ」を3枚ずつ投入すれば十分であろう。 これらは下級モンスターなので事故要員にならないのが強みであるまた、「デステニー・ドロー」のコストにもなる。
・その他のフォロー D−ENDが除外されてしまった場合D−ENDは自身の効果で特殊召喚できない。 そのため「次元幽閉」、「奈落の落とし穴」等は「王宮のお触れ」で防ぎたい。 「王宮のお触れ」で防げない「邪帝ガイウス」や「D.D.クロウ」対策には「D.D.R」を投入すると良い。
「王宮のお触れ」を投入しない場合「次元幽閉」、「奈落の落とし穴」は「神の宣告」や「魔宮の賄賂」でカウンターすると良い。 「邪帝ガイウス」や「D.D.クロウ」には「死のデッキ破壊ウイルス」や「魔のデッキ破壊ウイルス」で対処すると良い。
(2)「融合」、「未来融合−フューチャー・フュージョン」型 「未来融合−フューチャー・フュージョン」は「封印の黄金櫃」でサーチし、「融合」は「沼地の魔神王」でサーチし、 融合素材を墓地に送りつつD−ENDの融合召喚につなげるタイプ。 墓地に自然と墓地にD−HEROがたまるのでD−ENDの特殊召喚効果も使いやすくなる。 また、「D−HERO Bloo−D」と「D−HERO ドグマガイ」の召喚を狙うこともできる。 「沼地の魔神王」とHEROをを使い「E・HERO アブソルートZero」を狙っても良い。 など柔軟な戦い方ができるのがこのデッキの強みである。
(3)「チェーン・マテリアル」、「フュージョン・ゲート」型 「テラ・フォーミング」で「フュージョン・ゲート」をサーチし、 「チェーン・マテリアル」で手札、デッキ、墓地から融合素材を除外しD−ENDを融合召喚するタイプ 「フュージョン・ゲート」は除去されない限り何度でも効果を使用できるのでD−ENDを3体融合召喚することも容易である。 「チェーン・マテリアル」の攻撃できないデメリットと破壊されるデメリットはD−ENDの効果でフォローすることができる。 爆発力では圧倒的に勝るが墓地に融合素材が落ちないため、D−ENDの特殊召喚効果を使用しにくいのが欠点。 「終焉の精霊」で除外された融合素材を墓地に戻すと良い。 また、「王宮のお触れ」が併用しにくいので「神の宣告」等も必須になるであろう。
これらの混合型やまったく別のタイプのデッキも存在するかもしれません。
4.まとめ 「Dragoon D−END」は圧倒的な攻撃力と強力な破壊効果、特殊召喚効果で強力なモンスターである。 しかし、場に出すには様々なサポートが必要であり難しいとまではいかないが簡単でもない。 それでも場に出したときの制圧力はすさまじく専用デッキを組む魅力がある。 強力な「Dragoon D−END」の専用デッキを是非組んで見ましょう。
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