| [102] 改稿:不死武士を使った専用デッキ構築 |
- キョン都 - 2008年10月23日 (木) 20時50分
あんまり変わっていませんが・・・
改稿:不死武士を使った専用デッキ構築 1.「不死武士」の性質
最初に、「不死武士」のステータスと効果から、その性質を読み取ってみよう。
・[性質1] 闇属性戦士族の下級モンスターである →終末の騎士や増援などの豊富なサポートを受けることができる。
・[性質2] 攻撃力1200守備力600である →「黄泉ガエル」と違い最低限の戦闘をこなすことが可能。
・[性質3] 戦士族の生け贄召喚以外の生け贄にはできない →「黄泉ガエル」に比べると、生け贄としての用途はかなり限られる。
・[性質4] 自分のスタンバイフェイズに墓地に存在し、自分フィールド上にモンスターカードが存在しない場合、特殊召喚する事ができる →「黄泉ガエル」と比べると、モンスターが存在する場合特殊召喚できない点で劣るが、魔法・罠との共存が可能な点で優る。
・[性質5] 自分の墓地に戦士族以外のモンスターが存在する場合には効果を発動できない →基本的に戦士族のみでデッキを構築する必要がある。他の種族を使用する場合は除外できるカードが必要になる。
2.「不死武士」の専用デッキと高相性なカード
「不死武士」の専用デッキにはどのようなカードが相性がいいかまとめてみました。
・生還の宝札 自身の効果で墓地から特殊召喚可能な「不死武士」のために存在するようなドロー加速カード。可能な限り投入したい。
・終末の騎士 「不死武士」を墓地に送るには最適なカード。自身が戦士族なのもポイント。
・砂塵の大竜巻 デッキの天敵となる「マクロコスモス」や「次元の裂け目」などの対策になる。通常通り使っても強力。
・増援、戦士の生還、連合軍 必然的に戦士族デッキになるのでその補助をしてくれるカード群。
・異次元の女戦士、ならず者傭兵部隊などの除去モンスター これらは戦士族なので「不死武士」の効果を妨げず除去が可能。
・ジャンク・シンクロン、ジュッテ・ナイトなどの戦士族のチューナー 戦士族のシンクロモンスターを呼べばデッキの打撃力は一気に向上する。
・地砕き、炸裂装甲などの除去魔法、罠 相手モンスターを除去し「不死武士」の攻撃を通すのに役立つ。
・速攻の黒い忍者 「キラー・トマト」など戦士族以外を使用する場合に役立つ。
・戦士族上級モンスター 高攻撃力を生かすデッキに。あまり強力なモンスターは存在しないのがネック。
・王虎ワンフー 生還の宝札が存在する時、強制転移などで相手の場に送りつけると、無限ドローコンボが成立する。
他にも高相性なカードが存在するかもしれません。 3.実際に「不死武士」専用デッキを構築する
「不死武士」専用デッキを構築していこう。
(1)では「不死武士」共通の戦術を述べ、(2)(3)(4)(5)で「不死武士」を利用した専用デッキの紹介・検討をしていく。 (1)「不死武士」を使用するまで
「不死武士」は墓地に存在してこそ意味があるモンスターである。 そのため、なるべく早く墓地に送る必要がある。
この目的で「おろかな埋葬」を使っても良いが、1章の[性質1]で述べたとおり「不死武士」は闇属性であるため、この点を生かして「終末の騎士」を使用して墓地へ送ろう。「終末の騎士」は「増援」でサーチできる点もポイントだ。
他に「不死武士」を墓地へ送るカードには「キラー・トマト」もあるが、1章の[性質5]で述べたとおり「不死武士」は戦士族以外が墓地に存在すると効果を発揮できない。「速攻の黒い忍者」などで「キラー・トマト」を墓地から除外するなどの対処もできるが、デッキのモンスターを戦士族で統一した方が無駄は少ない。
1章の[性質4]で述べたとおり「不死武士」は魔法、罠と共存が可能である。 この点を生かし、「生還の宝札」を併用すれば何度でもドローができるようになるので、是非利用したい。
また、相手の除外カードへの対策も必要だ。 「D.D.クロウ」などの対策に「不死武士」は2〜3枚あると良い。「マクロコスモス」などの対策に「砂塵の大竜巻」も用意しておきたい。 (2)「不死武士」を使った除去型デッキ
不死武士の特殊召喚効果や生還の宝札などとのドローコンボを生かせれば、手札に余裕が出てくることになる。 また、「不死武士」は1章の[性質2]で述べたとおり、最低限の戦闘をこなすことができる。
これらの性質を生かせば、「地砕き」などの除去魔法、罠や、「ならず者傭兵部隊」等の戦士族をふんだんに使えるようになる。その結果、相手モンスターを除去しやすくなり、「不死武士」の攻撃が次々に成功していくことになる。
いわゆる「除去ガジェット」と呼ばれるデッキに近い活躍が見込まれる。この戦術は安定しているため、もっともオススメできる。 (3)「不死武士」を使った上級モンスター多用デッキ
「不死武士」は1章の[性質3]で述べたとおり、戦士族の上級モンスターのサポートしかできない。 「無敗将軍フリード」、「光帝クライス」等強力な上級モンスターが少ないのが悔やまれる。
また、「不死武士」はモンスターが存在すると自身の効果を使用できないので、上級モンスターを並べることが難しくなる。 「黄泉ガエル」を使ったデッキの方がドロー加速の点を除いて総合的には強いと思われる。 (4)「不死武士」使ったターボ型デッキ
「王虎ワンフー」を「強制転移」等で相手に送りつければ、「不死武士」と「生還の宝札」の効果が無限に使え、無限ドローが可能となる。 「不死武士」使ったターボ型デッキとは、それを利用して「エクゾディア」を揃えるという豪快なデッキのことである。
このデッキでは、「王虎ワンフー」が場から離れると、その時点で「不死武士」の効果が使用できなくなる。この点に、細心の注意を払う必要がある。
(5)「不死武士」を使ったシンクロデッキ
「ジャンク・シンクロン」、「ジュッテ・ナイト」などの戦士族のチューナーを投入し、「不死武士」を絡めてシンクロモンスターのシンクロ召喚を狙うのがこのタイプのデッキ。
シンクロモンスターは基本的に「ゴヨウ・ガーディアン」や「ギガンテック・ファイター」、「ジャンク・ウォリアー」などの戦士族の中心し、トドメの時にのみ他種族のシンクロモンスターを出すと良い。
「ゴヨウ・ガーディアン」は安定した強さを持ち「ギガンテック・ファイター」は戦士族のデッキだけあって終盤なら攻撃力4000を超えることも珍しくない。
いずれにせよ打撃力では「不死武士」使ったデッキだけでなく戦士族デッキ随一であるのが魅力である。
なお「ジャンク・シンクロン」のために「ミスティック・ソードマン LV2」などのレベル2の戦士族を投入する必要がある。 4.まとめ
「不死武士」は「黄泉ガエル」の調整版として登場したカードであるものの、魔法、罠との併用が可能になったことで、まったくタイプの違う専用デッキが組めるおもしろいカードである。
3章で挙げたデッキの混合型や、まったく新しいデッキも存在するかもしれません。 皆さんオリジナルの「不死武士」の専用デッキを組んでいきましょう。
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