| [74] 考察:剣闘獣デッキを構築する。 |
- キョン都 - 2008年07月03日 (木) 19時05分
タイトル:剣闘獣デッキを構築する。
概要:GLADIATOR'S ASSAULTで初登場した剣闘獣(グラディアルビースト)のデッキの考察です。
1.剣闘獣(グラディアルビースト)デッキはなぜ強いのか? 剣闘獣デッキは大会でも上位に入るなど第一線で活躍する強力なデッキです。その強さを考えてみましょう。
(1)柔軟性の高さ 剣闘獣デッキの強さはその柔軟性の高さにある。 様々な効果を持つ剣闘獣を同じ剣闘獣の効果から特殊召喚することで様々な状況に対処することが可能だ。 例えば、相手が「魂を削る死霊」などの厄介な壁を出してきたら「剣闘獣ムルミロ」を出したり、 相手の場ががら空きの状態なら2回攻撃が可能な「剣闘獣ディカエリィ」を出すと言った具合である。 しかも、剣闘獣の効果は墓地に依存しない効果が多いため除外デッキにも耐性があると言える。 以上のように柔軟性の高さが剣闘獣デッキの強さである。
(2)サポートの豊富さ 剣闘獣デッキの強さはサポートの豊富さにある。 デッキから剣闘獣をサーチする「剣闘訓練所」、剣闘獣に様々な効果を付ける「闘器」シリーズ、 ノーコストの「天罰」である「剣闘獣の戦車」、手札交換カードである「休息する剣闘獣」など・・・。 剣闘獣専用だけでも多くのサポートカードが存在するのも剣闘獣デッキの強さである。
(3)切り札の強力さ 剣闘獣デッキの強さは切り札の強力であることにある。 「剣闘獣ベストロウリィ」と剣闘獣1体をデッキに戻し特殊召喚される攻撃力2400の融合モンスター 「剣闘獣ガイザレス」はフィールド上のカードを2枚まで破壊する「帝」を超える強力な効果を持っている。 「剣闘獣ラクエル」と剣闘獣2体をデッキに戻し特殊召喚される攻撃力3000の融合モンスター 「剣闘獣ヘラクレイノス」は手札を1枚捨てることで魔法・罠の発動を無効にし破壊するという強力な効果を持っている。 いずれも強力な切り札であり剣闘獣デッキの強みである。
2.剣闘獣シリーズの役割と強さ 剣闘獣シリーズを単体で見た場合の強さを考察します。
(1)下級モンスター ・剣闘獣ムルミロ 攻撃力800で剣闘獣の効果で特殊召喚されるとフィールド上の表側表示モンスターを破壊する(必ず破壊)効果と 戦闘したバトルフェイズ終了時デッキに戻すことで同名カード以外の剣闘獣をデッキから特殊召喚する剣闘獣共通の効果を持つ。 攻守は低いものの強力な効果を持った剣闘獣。ただ攻守が低いため後続の剣闘獣につなぎ難いのが欠点。 加えて剣闘獣デッキは「収縮」や「突進」で戦闘フォローがされていることが多いので戦闘破壊が容易であるため 表側表示モンスターを破壊する効果も思ったほど役立たないケースも多い。 以上のことから剣闘獣デッキには「魂を削る死霊」などの対策のために1枚あればよい。
・剣闘獣ベストロウリィ 攻撃力1500で剣闘獣の効果で特殊召喚されるとフィールド上の魔法・罠を破壊する(必ず破壊)効果と剣闘獣の共通効果を持つ。 自分のターンで効果発動を狙っても相手の魔法・罠にはばまれることが多いのでこのカードを特殊召喚するための 剣闘獣が相手ターンで戦闘をする工夫がしたい。そうすれば魔法・罠除去効果で自分のターンで安全に攻撃が行えるからだ。 安全に攻撃を通す役目だけでなく、このカードは強力な剣闘獣ガイザレスの融合素材であるそのため剣闘獣デッキには2,3枚欲しい。
・剣闘獣ラクエル 攻撃力1800で剣闘獣の効果で特殊召喚されると元々の攻撃力が2100になる効果と剣闘獣の共通効果を持つ。 高い攻撃力で安定した活躍が望める剣闘獣。派手さはないものの堅実に後続の剣闘獣につなげることができる。 「剣闘獣ヘラクレイノス」の融合素材でもあるのでそれを狙うなら剣闘獣デッキには2,3枚欲しい。
・剣闘獣ホプロムス 守備力2100で剣闘獣の効果で特殊召喚されると元々の守備力が2400になる効果と剣闘獣の共通効果を持つ。 壁モンスター。裏守備でセットし相手の攻撃を受ければ相手が上級モンスターでない限り次の剣闘獣につなげることができる。 しかし、相手の攻撃を待たなければならないという受動的なのが欠点。相手が攻撃をあまりしかけないと腐ってしまう。 デッキに「剣闘獣スパルティクス」を投入するなら2,3枚必要になるがそうでないなら剣闘獣デッキには1枚あれば十分であろう。
・剣闘獣ディカエリィ 攻撃力1600で剣闘獣の効果で特殊召喚されると2回攻撃ができるようになる効果と剣闘獣の共通効果を持つ。 攻撃力は悪くなく2回攻撃ができるようになるのも魅力である。しかし、「剣闘獣ダリウス」でも2回攻撃に近いことは可能である。 このカードを投入するならやはり「剣闘獣アレクサンデル」の特殊召喚につなげるために投入したい。 それを狙わないないなら剣闘獣デッキに1枚あれば十分であろう。
・剣闘獣セクトル 攻撃力400で剣闘獣の効果で特殊召喚されると戦闘をしたバトルフェイズ終了時同名カード以外の剣闘獣をデッキ2体特殊召喚できる。 自身は弱小モンスターで剣闘獣の効果で特殊召喚されている必要があるが効果は強力。 自身をデッキに戻さず2体の剣闘獣を特殊召喚できるので2枚のアドバンテージを得ることができる。 「剣闘獣ヘラクレイノス」の特殊召喚をこのカードから行うと非常に効率が良いので是非とも狙いたい。 「剣闘獣ヘラクレイノス」を特殊召喚前に「剣闘獣ベストロウリィ」や「剣闘獣ムルミロ」で相手の場を除去しよう。 ただ、手札にきては役に立たないため剣闘獣デッキには1枚で十分であろう、
・スレイブ・エイプ 攻撃力700で戦闘によって破壊されるとレベル4以下の剣闘獣をデッキから特殊召喚できる。 効果は得られないもののレベル4以下の剣闘獣を特殊召喚できる。「剣闘獣ラクエル」を特殊召喚し後続につなげるのも良い。 「剣闘獣ベストロウリィ」を特殊召喚し「剣闘獣ガイザレス」の特殊召喚につなげるのも良いだろう。 デッキの安定に一役買ってくれる存在スペースがないなら投入しないくてもいいがあるなら1,2枚投入しても良いだろう。 「剣闘訓練所」とどちらが良いかは個人の判断によるだろう。
・剣闘獣アンダル 攻撃力1900の剣闘獣の通常モンスター。 効果を持たない通常モンスターであるため剣闘獣デッキではあまり役には立たないだろう。 獣戦士族の通常モンスターとみれば強力なのでそちらのデッキで生かすことになるだろう。 よって通常の剣闘獣デッキには入りえないであろう。
・剣闘獣ダリウス 攻撃力1700で剣闘獣の効果で特殊召喚されると墓地の剣闘獣を特殊召喚する効果と剣闘獣共通の効果を持つ。 この効果で特殊召喚されたモンスターは効果が無効になりさらにこのカードが場を離れるとデッキに戻ってしまう。 攻撃力がなかなか高く効果も優秀。「剣闘獣ガイザレス」、「剣闘獣ヘラクレイノス」の特殊召喚に一役買ってくれる。 剣闘獣デッキなら2,3枚投入が見込まれる優良モンスターである。
・剣闘獣エクイテ 攻撃力1600で剣闘獣の効果で特殊召喚されると墓地の剣闘獣と名の付くカードを1枚手札に加える効果と剣闘獣共通の効果を持つ。 手札に加えることのできるカードはモンスター・魔法・罠問わないのでなかなか優秀な剣闘獣と言える。 「剣闘獣の戦車」を使いまわしたりする、「休息する剣闘獣」の発動を補助するなど使い方は様々。 剣闘獣デッキなら2,3枚投入が見込まれる優良モンスターである。
(2)上級モンスター ・剣闘獣アレクサンデル 攻撃力2400で「剣闘獣ディカエリィ」以外の効果で特殊召喚する事はできない。特殊召喚されると魔法の効果を受けなくなる効果と剣闘獣共通の効果を持つ。 アドバンス召喚は可能だがそれだと効果なしモンスターになってしまうの極力避けたい。 特殊召喚できれば魔法の効果を受けなくなるので攻撃力2400と合わさって相手を追い詰めることができる。 積極的に攻撃を行う剣闘獣デッキにとって脅威になるのはむしろ罠カードであるため事前に相手の罠を消費させる工夫が欲しい。 上級モンスターで特殊召喚方法も限定されているので「剣闘獣ディカエリィ」を投入する剣闘獣デッキでも1枚で十分である。
・剣闘獣スパルティクス 攻撃力2200で「剣闘獣ホプロムス」以外の効果で特殊召喚する事はできない。特殊召喚されるとデッキから「闘器」を手札に加える効果と剣闘獣共通の効果を持つ。 「剣闘獣ホプロムス」が高守備なのでセットから相手ターンの戦闘によってこのカードを特殊召喚する流れが理想的。 攻撃力が上級モンスターにしてはやや低めなのでデッキの「闘器」の重要度によってデッキに投入するか検討すると良い。 総合的には「剣闘獣ゲオルディアス」の融合素材であるが「剣闘獣ホプロムス」2,3枚を投入する剣闘獣デッキでも1枚で十分である。
(3)融合モンスター ・剣闘獣ゲオルディアス 「剣闘獣スパルティクス」と剣闘獣1体をデッキに戻してエクストラデッキから特殊召喚される融合モンスター。 攻撃力2600で戦闘によってモンスターを墓地に送るとその守備力分のダメージを相手に与える効果と 戦闘を行ったバトルフェイズ終了時融合デッキに戻すことで「剣闘獣スパルティクス」以外の剣闘獣2体をデッキから特殊召喚できる。 場に出すのに少し手間が掛かる「剣闘獣スパルティクス」と剣闘獣をデッキに戻す必要がある。 守備力分ダメージを与える効果を持つがこのカードを出さず2体で戦闘しても同等以上の戦闘ダメージを与えられることも多い。 むしろ融合デッキに戻して得られる特殊召喚効果を生かしたい。しかし、それもより強力な「剣闘獣ガイザレス」存在する。 総合すると選択肢を増やすために「剣闘獣スパルティクス」を使用する剣闘獣デッキのエクストラデッキにあっても良いぐらいである。
・剣闘獣ヘラクレイノス 「剣闘獣ラクエル」と剣闘獣2体をデッキに戻してエクストラデッキから特殊召喚される融合モンスター。 攻撃力3000で手札を1枚捨てることで魔法・罠の発動を無効にして破壊することができる。 デッキから剣闘獣を特殊召喚する効果は持たないが高い攻撃力と魔法・罠封じで相手を圧倒できる剣闘獣デッキの切り札。 モンスター効果は「剣闘獣の戦車」で防ぐと良い。特殊召喚には「剣闘獣セクトル」や「剣闘獣ダリウス」の効果使うと良い。 融合素材も扱いやすい「剣闘獣ラクエル」であることもあり剣闘獣デッキのエクストラデッキには是非欲しい切り札である。
・剣闘獣ガイザレス 「剣闘獣ベストロウリィ」と剣闘獣1体をデッキに戻してエクストラデッキから特殊召喚される融合モンスター。 攻撃力2400で特殊召喚に成功した時フィールド上のカードを2枚まで破壊する事ができる効果と 戦闘を行ったバトルフェイズ終了時融合デッキに戻すことで「剣闘獣ベストロウリィ」以外の剣闘獣2体をデッキから特殊召喚できる。 非常に強力な帝を超える効果を持った剣闘獣。融合素材である「剣闘獣ベストロウリィ」は簡単にサーチ、 剣闘獣の効果で特殊召喚可能なので「剣闘獣ダリウス」を使えば即特殊召喚可能である。 2枚までフィールド上のカードを破壊できる効果も強力。相手に大損害をあたえることができる。 そして戦闘を行うことも容易になりデッキから特殊召喚する効果も使いやすくなる。 場を荒らしてから「剣闘獣ヘラクレイノス」につなげるというのが理想的。 非常に強力なので剣闘獣デッキのエクストラデッキには3枚投入は必須である。
(4)魔法・罠カード ・剣闘獣の檻−コロッセウム デッキからモンスターが特殊召喚される度にカウンターを乗せそのカウンターの数×100ポイント剣闘獣の攻守がアップする。 また手札から同名カードを捨てることで破壊を無効にできるフィールド魔法。 デッキから特殊召喚されるモンスターは剣闘獣でなくてもよく相手でもかまわない。 長期戦に持ち込めばかなりの攻守アップが望めるものの速攻性がないのですぐに役に立たないのは困りもの。 剣闘獣デッキに無理に入れるほどではない。入れるなら剣闘獣と名の付く点を生かしたい。
・剣闘獣の闘器ハルバード 剣闘獣専用装備魔法その1。装備モンスターが戦闘を行ったダメージステップ終了時魔法・罠を1枚破壊する(必ず破壊)効果と 装備モンスターがデッキに戻ることで墓地へ送られた場合手札に戻る闘器共通の効果を持つ。 どうにも使いづらい装備魔法。その理由としては攻撃宣言時に発動される「炸裂装甲」などには無力であること そして相手に魔法・罠が存在しない場合自分のを破壊しなければならないからだ。 再利用可能な効果もあるが闘器の中では優先順位は落ちる。剣闘獣デッキにはあまり入る要素はないであろう。
・剣闘獣の闘器グラディウス 剣闘獣専用装備魔法その2。装備モンスターの攻撃力が300ポイントアップする効果と闘器共通の効果を持つ。 攻撃力上昇値が少なすぎるのが問題。この上昇値では倒せるモンスターはあまり変わらないであろう。 300の差が大きく響くモンスターを多様する相手ならサイドデッキから投入する程度で良いだろう。
・剣闘獣の闘器マニカ 剣闘獣専用装備魔法その3。装備モンスターが戦闘によっては破壊されなくなる効果と闘器共通の効果を持つ。 剣闘獣セクトルなど低攻撃力の剣闘獣を使用する場合には役立つ。また相手が高攻撃力で押すデッキの場合も役立つであろう。 剣闘獣デッキに投入するかは相手との戦闘能力の差で「剣闘獣の闘器デーモンズシールド」とどちらにするか相談しよう。
・休息する剣闘獣 手札の剣闘獣と名の付くカード(魔法・罠でも良い)2枚をデッキに戻して3枚ドローする手札交換カード。 手札に来た剣闘獣をデッキに戻す重要な手段。手札交換でデッキの安定性を底上げしてくれる優良な通常魔法。 自身も剣闘獣と名の付くカードであるため剣闘獣デッキには2,3枚欲しい
・グラディアル・リターン 墓地の剣闘獣と名の付くカード(魔法・罠でも良い)を3枚墓地に戻して1枚ドローする通常魔法。 墓地の剣闘獣を蘇生させる「剣闘獣ダリウス」、墓地の剣闘獣と名の付くカードを手札に加える「剣闘獣エクイテ」がいる。 また、墓地にモンスターがたまりやすいなら「貪欲な壺」方が良い。総合すればそれらのカードを使った方が良い。
・ディザーム 手札の剣闘獣と名の付くカード(魔法・罠でも良い)をデッキに戻して魔法の発動を無効にし、破壊するカウンター罠 剣闘獣をデッキに戻すなら「休息する剣闘獣」の方が強力である。 また、墓地利用の「剣闘獣ダリウス」、「剣闘獣エクイテ」が主力なら墓地に落とせる「マジック・ジャマー」の方が良い。 墓地利用に頼らず相手の行動を封じるパーミッション型の剣闘獣デッキなら採用候補といった程度。
・パリィ 手札の剣闘獣と名の付くカード(魔法・罠でも良い)をデッキに戻して罠の発動を無効にし、破壊するカウンター罠 ディザームと同じく剣闘獣をデッキに戻すなら「休息する剣闘獣」の方が強力である。 加えて罠は魔法よりカウンターの機会は少ない上に全体的には「盗賊の七つ道具」の方が強力である パーミッション型の剣闘獣デッキでも採用するかどうかは微妙な所である。
・剣闘獣の闘器デーモンズシールド 剣闘獣専用装備魔法その4。装備モンスターが破壊されるとき(戦闘、効果問わず)代わりに破壊されるのと闘器共通の効果を持つ。 1度きりとは言え戦闘、効果両方の破壊耐性も付くので剣闘獣にとってはありがたい。 自身の効果で再利用しにくい点では「剣闘獣の闘器マニカ」に劣るが、「剣闘獣エクイテ」で再利用可能なので こちらの方が総合的には良いかも知れない。
・剣闘訓練所 デッキからレベル4以下の剣闘獣を1枚手札に加える通常魔法。剣闘獣版の「増援」である。 その状況に応じて剣闘獣を手札に加えられる。 主に高攻撃力の「剣闘獣ラクエル」と「剣闘獣ガイザレス」の融合素材である「剣闘獣ベストロウリィ」に使うことになるだろう。 「スレイブ・エイプ」と比較して戦闘を介さないのと手札にきたらすぐ使えるので総合的にはこちらの方が良いと思われる。
・ハンディキャップマッチ! 自分が剣闘獣の特殊召喚に成功したとき発動でき手札またはデッキからレベル4以下の剣闘獣を特殊召喚できる通常罠。 「剣闘獣ヘラクレイノス」、「剣闘獣ガイザレス」の召喚に役立つ通常罠。 罠カードであるため1ターン待たないといけないのが大きな欠点。相手ターンで特殊召喚しても対処される恐れがある。 また、「剣闘獣セクトル」の方が条件が厳しいものの爆発力では大きく勝る。 しかし、弱いカードではないので採用しても戦力はそれほど落ちないだろう。
・グラディアル・チェンジ 自分の剣闘獣が特殊召喚された時発動でき相手は手札を1枚選択して捨てる通常罠。 発動条件がある割りにたいして強くない。 1枚消費して相手は手札を選択して捨てるため総合的にはこちらが損をしていると言える。 以上のことから剣闘獣デッキには入りえないだろう
・剣闘獣の戦車 自分フィールド上に剣闘獣が表側表示で存在する時発動でき、効果モンスターの効果の発動を無効にし破壊するカウンター罠。 剣闘獣デッキにおいてはノーコストの「天罰」である。 「裁きの龍」、「ダーク・アームド・ドラゴン」等凶悪な効果モンスターが横行する現在で投入しない手はない。 剣闘獣デッキには3枚必須の強力カードである。
3.剣闘獣デッキと高相性なカード郡 剣闘獣シリーズ以外で剣闘獣デッキと高相性なカードをまとめてみました。
(1)モンスター編 ・E・HERO プリズマー:「剣闘獣ガイザレス」、「剣闘獣ヘラクレイノス」の召喚を補助してくれるヒーロー。
・E・HERO エアーマン:上記のカードをサーチするのに使う。攻撃力も高い。
・冥王竜ヴァンダルギオン:「剣闘獣の戦車」や「神の宣告」を中心にカウンター罠が豊富ならこのカードの出番
・激昂のミノタウルス:剣闘獣は獣族、獣戦士族、鳥獣族が多いのでそのサポートとして。
(2)魔法・罠編 ・突進、収縮:戦闘を補助してくれる速攻魔法。「和睦の使者」に比べ相手を破壊できるのでより攻撃的
・和睦の使者:戦闘することが効果発動のトリガーである剣闘獣にうってつけの罠カード。
・神の宣告:万能カウンター罠。魔法、罠から剣闘獣を守る。やっかいな効果モンスターの召喚を妨害するなど使い方は様々。
・魔宮の賄賂:4枚目以降の神の宣告として。
これ以外にも相性のいいカードは存在するかもしれません。
4.剣闘獣デッキの構築 実際に剣闘獣デッキを構築する時のアドバイスです。
(1)採用する剣闘獣 剣闘獣デッキの中心になるのは高攻撃力の「剣闘獣ラクエル」、「剣闘獣ガイザレス」の融合素材である「剣闘獣ベストロウリィ」 蘇生効果を持った「剣闘獣ダリウス」、剣闘獣と名の付くカードを再利用できる「剣闘獣エクイテ」で これらのカードは2,3枚投入するべきであろう。 他はモンスター破壊効果を持った「剣闘獣ムルミロ」、強力な特殊召喚効果「剣闘獣セクトル」 壁になる「剣闘獣ホプロムス」などを1,2枚採用すれば良い。 あとは好みで上級モンスターの剣闘獣を使うならそれらを特殊召喚できる剣闘獣を投入すれば良い。
(2)その他の補助カード 剣闘獣関連カードでは手札交換カードの「休息する剣闘獣」とノーコストの「天罰」である剣闘獣の戦車、「剣闘訓練所」は 状況に応じて剣闘獣をサーチしてくれるので2,3枚欲しい。 あとは「ハンディキャップマッチ!」、「剣闘獣の闘器デーモンズシールド」、「剣闘獣の闘器マニカ」等を好みに応じて投入すればよい。
剣闘獣関連カード以外では戦闘補助は「突進」、「収縮」、「和睦の使者」のどれかを好み応じて2,3枚投入すると良い。 もちろん全部でもかまわないが。あとは剣闘獣の攻撃を通すためだけでなく様々な状況に対応できる万能カウンターの 「神の宣告」と4枚目以降の「神の宣告」になる「魔宮の賄賂」を採用すればいよい。 モンスターは剣闘獣の融合モンスターを出しやすくなる「E・HERO プリズマー」、 それをサーチする「E・HERO エアーマン」。カウンター罠が多いなら「冥王竜ヴァンダルギオン」が切り札として働くだろう。
(3)このデッキの弱点&対策 剣闘獣デッキはデッキからの特殊召喚がメインとなる
そのため弱点としては特殊召喚を封じる「王宮の弾圧」、「虚無魔人」、「フォッシル・ダイナ パキケファ」がある。 またモンスター効果封じにも弱いため「スキルドレイン」を中心のデッキには苦戦を強いられるであろう。
以上のことからメインデッキから「神の宣告」、「魔宮の賄賂」を採用する価値がある。また「砂塵の大竜巻」も有効である。 「虚無魔人」は得意の戦闘補助カードで破壊すればよい。対策はそれほど難しくない。
5.まとめ 剣闘獣デッキはその柔軟性と補助カードの豊富さ、切り札の強力さなどで第一線で通用する強力なデッキである。
特殊召喚封じなど弱点もあるがそれの対策もそれほど難しくない。 さらに今後日本未発売カードが日本でも使えるようになればますます猛威を振るうと言って良い。 今後に期待がかかる剣闘獣デッキを是非構築してみましょう。
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