| [73] 考察:スターダスト・ドラゴンの専用デッキを構築する |
- キョン都 - 2008年06月26日 (木) 19時35分
タイトル:「スターダスト・ドラゴンの専用デッキを構築する」。
概要:THE DUELIST GENESISで登場した「スターダスト・ドラゴン」の専用デッキの考察です。
1.「スターダスト・ドラゴン」の性質 最初に「スターダスト・ドラゴン」のステータスと効果からその性質を読み取ってみよう。
性質1:レベル8のチューナーもチューナー以外も制限されていないシンクロモンスターである。 →チューナーにもチューナー以外にも指定がないためシンクロ召喚がしやすい。またレベル8であるためレベル調整も容易。
性質2:攻撃力2500・守備力2000の最上級モンスターである。 →最上級モンスターにしては低めの攻撃力だが帝などを倒すことができる最低限の攻撃力を備えている。
性質3:風属性のドラゴン族である。 →ドラゴン族や風属性のサポートを受けることができる。
性質4:フィールド上のカードを破壊する効果を持つカードの効果が発動した時、自身をリリースする事で発動を無効にし破壊する。 →フィールド上のカードを破壊する効果ならカードの種類を問わず無効にできるがリリースするため場ががらあきになりやすい。
性質5:エンドフェイズ時、性質3のためリリースされ墓地に存在する自身を、自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。 →自己再生効果を持っており除外されない限り何度でも効果が使用できる。また、「生還の宝札」とコンボになる。
以上の性質を基に専用デッキを構築していきましょう。
2.「スターダスト・ドラゴン」のデッキと高相性なカード 「スターダスト・ドラゴン」のデッキと高相性なカードをまとめてみました。
(1)チューナー編
・霞の谷の戦士などのレベル4のチューナー:「召喚僧サモンプリースト」から特殊召喚すれば即シンクロ召喚が可能。
・サイコ・コマンダーなどのレベル3のチューナー:「サイバー・ドラゴン」を特殊召喚したあと即シンクロ召喚が可能。
・クレボンスなどのレベル2のチューナー:帝モンスター等をシンクロ素材に使えばシンクロ召喚が可能。
・ハネワタなどのレベル1のチューナー:「可変機獣 ガンナードラゴン」をシンクロ素材に使えばシンクロ召喚が可能。
(2)チューナー以外のモンスター編
・召喚僧サモンプリースト:レベル4のチューナーを特殊召喚するとで即シンクロ召喚が可能。
・サイバー・ドラゴン:自身を特殊召喚したあとレベル3のチューナーを召喚すれば即シンクロ召喚が可能。機械族対策にもなる。
・レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン:ドラゴン族である「スターダスト・ドラゴン」も特殊召喚できる強力なドラゴン族。
・黄泉ガエル:シンクロ召喚時のレベル調整に役立つ制限カード。もちろん帝のリリースにもなる。
・可変機獣 ガンナードラゴン:「スキルドレイン」を中心としたデッキで活躍する。レベル1のチューナーとの相性も良い。
・帝モンスター:「雷帝ザボルグ」を除いてレベル2のチューナーとのシンクロ召喚に。制圧力もかなりのもの。
(3)魔法・罠編
・神の宣告:万能カウンター罠。「スターダスト・ドラゴン」を守るのに最適なカード
・生還の宝札:「スターダスト・ドラゴン」や「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン」の効果でドロー加速ができる。
・次元幽閉・炸裂装甲:リリース後がら空きになりやすい場のフォローに。
・魔宮の賄賂:4枚目以降の「神の宣告」として。
・スキルドレイン:デッキは大幅に改造を強いられるが「スターダスト・ドラゴン」の天敵の大多数を押さえ込むことができる。
・砂塵の大竜巻:「マクロコスモス」を初めとする除外カードの対策に。
・強者の苦痛:戦闘において有利に立てる永続魔法。「スターダスト・ドラゴン」で守れるので相性が良い
他にも高相性なカードは存在するかもしれません。
3.実際に「スターダスト・ドラゴン」の専用デッキを構築する。 (1)スターダストドラゴンを出した後での共通の戦術を述べ(2)(3)(4)で専用デッキを紹介・検討する。
(1)「スターダスト・ドラゴン」の共通の戦術 「スターダスト・ドラゴン」は1章の性質1で述べた通りシンクロ召喚は容易であるためその手段等は後で述べることにする。
1章の性質4で述べた通りフィールド上のカードを破壊するカードを自身をリリースすることで無効にし破壊できる。 しかし、相手はそれを前提でカードを使ってくるのでがら空きになった時を考え「次元幽閉」や「炸裂装甲」を用意しておきたい。 また、「収縮」や「次元幽閉」などのなど「スターダスト・ドラゴン」の弱点は「神の宣告」や「魔宮の賄賂」で無効にしたい。 裏技的な方法ではバウンス等を「砂塵の大竜巻」でチェーンしそれを「スターダスト・ドラゴン」で無効にし回避する方法がある。
1章の性質2で述べた通り「スターダスト・ドラゴン」は攻撃力2500と最上級モンスターにしてはやや攻撃力が低めである。 流行の「ダーク・アームド・ドラゴン」や「裁きの龍」対策に「強者の苦痛」で押さえ込んでおきたい。
1章の性質3で述べた通り「スターダスト・ドラゴン」は風属性のドラゴン族である。 「風霊術−「雅」」や「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン」のサポートを使用できることも覚えておきたい。
1章の性質5で述べた通り「スターダスト・ドラゴン」は自己再生効果を持っている。 これを利用し「生還の宝札」でドローを狙いたい。ただ「D.D.クロウ」などで除外される弱点でもある点を忘れないようにしたい。 対策するなら「王宮の鉄壁」がある。
(2)「召喚僧サモンプリースト」、「サイバー・ドラゴン」中心のスタンダードタイプ 「スターダスト・ドラゴン」を「召喚僧サモンプリースト」の特殊召喚効果でレベル4のチューナーを出しシンクロ召喚する。または「サイバー・ドラゴン」を特殊召喚後レベル3のチューナーを召喚しシンクロ召喚につなげるのがこのタイプである。 スタンダードに近いタイプなので様々なタイプのデッキに派生できるのが強み。具体的には「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン」や「龍の鏡」を採用するなどしてドラゴン族寄りのデッキにするなどである。またチューナーが戦力ダウンにならない点もポイントである。
(3)帝モンスター中心の帝コントロールタイプ 「黄泉ガエル」などでリリースを確保「邪帝ガイウス」や「氷帝メビウス」を中心に相手の場を荒らしつつ「クレボンス」などのレベル2のチューナーで「スターダスト・ドラゴン」のシンクロ召喚を狙うのがこのタイプである。 帝モンスターで場を荒らされた上に破壊効果を無効にする「スターダスト・ドラゴン」が出てくるのだからたまったものではない。 爆発力は(2)のスタンダードタイプを上回るが事故率は上昇している点に気をつけたい。 また「強者の苦痛」等も併用も難しくなる上「神の宣告」などの発動タイミングには気をつけなければならない。
(4)「可変機獣 ガンナードラゴン」中心のスキルドレインタイプ 「スキルドレイン」を発動し妥協召喚した「神獣王バルバロス」や「可変機獣 ガンナードラゴン」の圧倒的な攻撃力で攻めつつ「可変機獣 ガンナードラゴン」とレベル1のチューナーで「スターダスト・ドラゴン」のシンクロ召喚を狙うタイプ。 中核となる「スキルドレイン」の破壊を「スターダスト・ドラゴン」が守り、「スターダスト・ドラゴン」の弱点であるバウンスや除外効果を持つ効果モンスターを「スキルドレイン」が封じると言う理想的な関係を生かしたデッキである。 また現環境では強力な効果モンスターが横行しているのでそれのメタにもなる。 下級モンスターも「ゴブリン突撃部隊」などのデメリットアタッカーなどを採用するためレベル4のチューナーを投入しシンクロ召喚につなげるのも良い。 弱点としてスキルドレインが来ない状態ではレベル1のチューナーが採用されているため戦力的にジリ貧になる可能性が高い。 「封印の黄金櫃」や「不幸を告げる黒猫」等ですばやくサーチしたい。
これらの混合型やこれ以外のタイプのデッキも存在するかもしれません。
4.まとめ 「スターダスト・ドラゴン」はシンクロ召喚の容易さ効果の強さで様々なタイプのデッキで活躍できる強力なモンスターである。 弱点もあるがそれを補うのもデッキ構築しだいで比較的容易なのもその強みのひとつである。 これからシンクロモンスターが次々登場するだろうがこのカードがエクストラデッキから抜かれることはまずないと言える。 むしろこれから登場するチューナーによってますます猛威を振るうだろう。 皆さんもオリジナルの「スターダスト・ドラゴン」専用デッキを組んでいきましょう。
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