小説を書こう!
小説!
みんなも、どんどん小説作っていってくださいねー!一応、新しくつく人は、新スレを立てて書いてください。一度書いている人は、次回から、自分の所にレスを立てて続きを書いていってくださいね^^
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七月の頭のある日ジリリリリリー!!朝7時を知らせる目覚ましが鳴る。「・・・・」ベットの中の少年は、まだ起きない。しかし目覚ましは容赦無く鳴っている。「ん・・?」少年の手が目覚ましを掴み、壁へと投げる。こうして目覚ましの一生は終わった・・・。「だぁー、眠い・・・。」と言いながらも身を起こす。同時に全身が筋肉痛を知らせる。「ぎゃー!・・・痛い!」叫ぶ。その目には涙。しかし、その体を動かし湿布を探しに薬箱を開ける。この少年は安匠桂吾。近所の県立進学校に今年入学三年間続けたソフトテニス部に所属身長が高い所為か後衛から前衛に転属。昨日は二泊三日の合宿から帰ってきたところだ。「てか、普通あんな合宿の後に一日の練習なんて入れるか?しかも前にされるし!確かに175はあるけどさぁ」部活の愚痴を呟きながら体中に湿布を貼る。さすがに臭い。しかし本人はもう慣れているのか。何とも無いようだ。「よし、飯でも食うか」階段を下りていく。
階段を下りて食卓へと行くと朝食が並んであった。そして紙切れも…「ワリィ。アレだ。友達とぶらついてくる!Byやさしい従兄の隆也」そう、彼は従兄と二人暮しをしているのだ。しかし、親が居ないわけではない。旅行マニアなのだ。なので家どころか日本に居ることすら少ない。親の代わりに従兄の所で昔から世話になっているのだ。いわば隆也は兄弟以上、親未満なのだ。そんな親代わりの置き手紙を見てみる、観てみる。「こんな時間に何処行く気さ…」呆れてしまい。それとなく裏に返してみると「何処行くかって!?燃える漢のフィッシングさ」なんて書いてあったりする。今度は何も言う気は起きなかったようだ。かわりに紙切れはグシャグシャに丸められ、ライターで燃やされた末に庭に埋められた…。そして気を取り直して朝食を取り、部活に行くために玄関へと急いだ。
お気に入りのシューズを履き、弁当しか入っていないカバンを手に持ち玄関を勢いよく飛び出す。学校は近い。信号を五個ほど過ぎれば着く程度だ。「時間的にも余裕があるからコンビニにでも行くか」 入り口に立ち、トビラに手を掛けたその時、「おぃ!!桂吾!」後ろから声がかかる。振り替えると、「なんだ…夕也かぁ」幼なじみ&同級生&同じ部活&同じ誕生日の真田夕也が居た。おそらく早く着過ぎたので暇を潰しにきたのだろう…。「よぅ、この前の約束守れよ?う○い棒全種奢るの」「は?何の話しだよ?」「忘れんな!!俺の100貸したろ!?そん時言った!!」まぁ、夕也は結構ガキっぽかったりする。身長は大した差は無いのだが…「あぁ、アレはノリだよ」「ざけんな!?んじゃ、今返せ〜」「んじゃ、来週な。隆也兄さんが来週給料日なんだよ。すなわち俺の金が入る日だな。」「まじ!?」「あぁ、まじ〜」かと言って半年も延ばされたことも沢山あるのだが…夕也は気が付いてない。ふと時計を見ると時間が近づいている。むしろ急がなくてはならない。「んじゃ、行くか〜。話しが過ぎたな。」「マジだ!?ヤベ!!」二人は学校に向かって走って行った。