「グワッ!!ガフッ!!」
PM2:00
「「オーット!!ロージュ・アイスラインの拳が、
ホルゴ・ドッティを捕らえました!!
ラッシュ!!ラッシュ!!ナックルの嵐がホルゴを
襲います!!ロージュ、攻撃の手を緩めません!!
しかしここで、ホルゴのカウンター!!
【スライサー】がロージュを襲います!!
しかしここはロージュ、紙一重で交わして・・
【跳び膝蹴り】がホルゴの顎のヒット!!
ホルゴが崩れ落ちました−!!!
首の角度がオカシイ!!それでもロージュ、
殴り続けます!!さすが【氷の微笑】!!
容赦などありません!!」」
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PM3:15
「よう・・・あの【切り裂き】ホルゴ相手によくやるな・・ありゃぁ死んだぜ・・」
「・・・ケーズ、彼も【R,s】よ・・死んだりしないわ・・」
【R,s】・・・・それは死刑制度が廃止された世の中で唯一、重罪人を裁く方法・・重罪人は規則として体を謙譲し【R,s】つまり人外の者
となり一般人の娯楽【格闘】の道具として生きる
という物である。【R,s】は人間より遥かに
高い戦闘力を持ち、死なないとさえいわれている
「例えだよ。例え!!アタリメーダ、俺たち
【R,s】がたかが人間の見世物で死んでたまるかよ!!それより今日はこれで終わりだろ?
一緒に飲もーぜ!!」
「・・まだ一試合残ってるわ・・」
「かーー。まだあんのかよ!!で?相手は?」
「エンツォ・ルーリット・・」
「ヒャッハ!!あの【腰抜け】か!!逃げるしか脳がね−奴だ。速攻で殺しちまえよ。」
「あなた・・闘ったことがあるの・・?」
「ああ!!ヒャッハ!!ザコだ!!ザコ!!あっちからリタイヤしてきやがった!!そんな事よりも・・」
「時間だわ・・・さようなら・・」
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「顔はいーのにもったいねー・・・」
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PM4:25
「「さぁ・・今日8試合目の対戦カードは・・
全戦全勝【氷の微笑】ロージュ・アイスライン!!
対するは、全戦、リタイアによる全敗【腰抜け】
エンツォ・ルーリット!!あまりにも対称的なこの二人の【R,s】の試合!!いったいどうなる!!」」
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「あの・・お手柔らかにお願いします」
「勝負にそんな物は存在しないわ」
「そこをなんとか・・・」
「あなたも【R,s】なら潔く散りなさい・・」
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「「なにやら会話しているようですが・・
オー−ット!!今ゴングがなりましたー!!
ロージュ、速攻です!!右、左、右!!強烈な拳が
放たれます!!一方エンツォはというと・・
やはり逃げ回っています・・闘う気があるのか」」
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「うわっと!!アブねー!!」
ルージュのナックルはエンツォの腹を掠り地面に
打ち落とされた。その勢いを利用しロージュは
前宙と同時に【浴びせ蹴り】を放った。
しかしその攻撃もナックル同様エンツォには
当たらずに地面を叩いた。
「うおっ!!こえー−」
(・・おかしい・・今の攻撃は、タイミング、
速さ、入射角・・・どれも完璧だったはず・・それをよけた・・?)
「あの・・俺やっぱりリタイアしま・・」
「まちなさい」
「はいぃぃぃ」
「あなた・・本気でやる気なんか無いでしょう」