【広告】Amazonからスマイルセール!2月3日まで開催中

ことばの講座

何か記念に書いてください!

ホームページへ戻る

名前
Eメール
題名
内容
URL
アイコン アイコンURL
削除キー 項目の保存

このレスは下記の投稿への返信になります。内容が異なる場合はブラウザのバックにて戻ってください

[1621]新・ことばの路地裏 第400回 最近知った言葉「未利用」「速達製」 投稿者:小矢野哲夫

投稿日:2014年11月27日 (木) 05時18分

第400回 最近知った言葉「未利用」「速達性」

 つい最近、「未利用」と「速達性」の二つの言葉を知った。
 テレビを見ていたとき、字幕に「未利用魚」という文字が目に入った。調べてみた。未利用魚とは「漁獲対象とならない魚種」もしくは「漁獲対象となる魚であっても対象とならないサイズの魚」(注1)のことである。このような魚は獲れても捨てられるらしい。しかし、近年、これらを有効活用しようという動きがあるという。(注2)
 利用の価値が認識されず、今までは利用されていなかったという意味だ。
 利用と使用と活用は類義語だが、使用の対義語は未使用か不使用で定着している。しかし、利用と活用の対義語は、これまで考えたことがなかった。未利用、不利用、未活用、不活用、どれもしっくりこないと思うのだが、未利用がすでに使われている。未利用地、未利用エネルギー、未利用資源などの熟語もある。未利用地の関連語として低利用地というものあり、低未利用地、低・未利用地という用語も用いられている。
 「速達性」は北海道新幹線の話題で「北の大地と本州が新幹線で結ばれることによる速達性と利便性」(注3)と表現されている。鉄道会社の速達性向上計画というものもある。
 速達は速達郵便の場合しか念頭になかったのだが、速く到達するという、より一般的な意味を考えることは当然できる。現に国語辞典には速達列車という語が立項されており、速達の用例に「急行列車を導入し速達性を図る」が出ている。(『デジタル大辞泉』)鉄道会社は利用者サービスにおいて利便性、快適性とともに速達性も追求しているのである。
 この年になって新しく目にしたり耳にしたりする言葉は、たいていカタカナ語だが、今回は新しく漢語を獲得した。いつまで記憶の中に滞在するか分からないけれど。
(注1)http://prospar.web.fc2.com/miriyougomainagyotohanazetyuumokusitamoka.htm
(注2)http://www.jfa.maff.go.jp/j/kikaku/wpaper/h21_h/trend/1/t1_t_01.html
(注3)http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1411/20/news130.html
(2014年11月27日)



Number
Pass

ThinkPadを買おう!
レンタカーの回送ドライバー
【広告】Amazonからスマイルセール!2月3日まで開催中
無料で掲示板を作ろう   情報の外部送信について
このページを通報する 管理人へ連絡
SYSTEM BY せっかく掲示板